朝7時から朝食もいただける、逗子の古民家カフェ「あおいと、

JR横須賀線逗子駅西口を出たところに、「山の根」という地名があります。

その名の通り住宅街の奥は山で、商店がポツンポツンとある感じです。

2022年のゴールデンウィーク、そんな住宅街にふと現れたカフェ。

え?「山の根」のいったいどこに?と思ってしまったほど「山の根」って、ザ・住宅街なんです。

今回は、ご親戚が住まわれていた古民家を改装して営業しているカフェ「あおいと、を紹介します。

店名は~古民家cafe「あおいと、~ かっことじはありません

店主の思いがたくさん詰まった店名「あおいと、。

「赤い糸」で結ばれていた、などはよく聞きますが、「青い糸」にも「心やすらぐ」「落ち着ける関係性」などの意味があるそうです。

「(かっこのはじめ)は、店主の小野寺さんが新たなスタートをきること、この地域においてもはじめての飲食店の出店だったので、ものがたりの書き始めを意識したそう。

あえて」(かっことじ)を使わず点にしたのは、今後もいろいろ続いていく、という意味合いがあるそうです。

この古民家を守り、地域に根ざした店づくり、小野寺さんの強い意志が感じられます。

住宅街に突如現れる「おいしいコーヒーあります」の看板

逗子駅西口を降りて、金沢逗子線という車の量が多い道路を、金沢八景方面に歩いて行きます。ここ!という目印が何もない住宅街なので、自分はGoogleMapにお世話になりました。

ひたすら住宅街を歩くと、「おいしいコーヒーあります」の看板が見えてきます。

特に大きな店名の入った看板はないのですが、入口はおしゃれなのれんがかけられていて、旅館のようなたたずまいです。

ガラス戸の引き戸を開けると、もうそこは昭和。

かれこれ築約80年が経過しているとのことです。

古き良きものを残して、うまくリノベーションされています。

ちょっとした中庭があり、ここに向かって、机・椅子が並べられてます。

椅子の形もさまざま。おひとりさまにも対応の存在感のある大きな椅子があります。

置かれている家具が、家屋にうまく調和しています。

ご近所さんにはありがたい、朝7時から朝食も提供

こちらの営業時間はなんと朝7時から。

パン、おにぎりが選べます。

下の写真は米粉パンのトーストプレート。

ちょうど良いボリュームで、手抜きをしたい朝、ちょっとのんびりしたい朝には、8時30分までいただけるのでありがたいです。

別の日はランチタイムに伺い、色鮮やかなパスタをいただきました。

野菜が多いので栄養バランスは抜群、とてもやさしい味付けでした。

こだわりのコーヒーの秘密は

ここに来る目的は、日常を離れてまったりとコーヒーをいただくことです。

じっくりと時間をかけてコーヒーを入れていらっしゃるので、きっとこだわりがあるんだろうなとは思っていたのですが…。

そう、「おいしいコーヒーあります」には訳がありました。

普段はイベントでの出店や通販で自家焙煎のコーヒー店「ひろしコーヒー」を営むひろしさんが、このお店のコーヒー豆の焙煎士&バリスタ担当をしているのです。

ひろしさんの在店は土日祝のみですが、普段から「ひろしコーヒー」の豆を使用しているので、いつでもいただくことは可能です。

今の季節、アイスコーヒーは「水出し」と「エアロプレスの急冷式」の2種類から選べるのでオススメです。店内で「ひろしコーヒー」のコーヒー豆も購入ができます。

昨今の古民家ブームって、日本家屋の素朴なたたずまいの中に、何かなつかしさを感じられるのが理由なんでしょうね。小さい頃の夏休みの一コマを思い出す、そんなカフェです。

風通しがよく、真夏日に伺ったのですが扇風機だけ。

夏風が本当に気持ちいいカフェ。

きっと長居してしまうのは間違いないでしょう。

古民家cafe 「あおいと、
住所:神奈川県逗子市山の根3-4-13
電話: 0468-13-1608
アクセス:JR横須賀線逗子駅 西口から徒歩7分
営業時間 7:00-17:00(木曜は~15:00)
・朝食 7:00-8:30
・ランチ 11:00-13:30
・ディナー(要予約)18:00-
定休日:月曜日

 

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。