南イタリアで修行をされたシェフの料理が堪能できる逗子の「マレスコ」

逗子駅前から伸びる商店街は、逗子銀座通り商店街となぎさ通り、ふたつの商店街があります。そのふたつの商店街の先にあるのが池田通り商店街で、商店街がトライアングルになっているイメージです。

その池田通り商店街は、歩道も広くゆったりとしていて飲食店も多く並んでいます。今回はこの通りにある、2018年に開店した南イタリア料理屋「Maresco Sapore di mare(マレスコ)」さんを紹介します。

夜になるとおしゃれな外観が浮かび上がる

逗子の夜は終わるのが早い。多くの商店が閉店する19時を過ぎると、人もまばらになってきます。そんな中、この池田通り商店街にライトアップされ現れる2店のイタリア料理屋。

屋根に特徴のあるおしゃれなビル。向かって左のオープンテラスがあるのが、「マレスコ」さんです。テラス席もあるので、ペット連れでお食事をされている方もいらっしゃいました。

店内は4人掛けのテーブル席が数席と、カウンター席が2席です。

ピッカピッカの厨房まで抜けがあるオープンキッチンで、広々と感じます。シンプル且つシックで、ライトの明るさも控えめで落ち着きます。

店名「マレスコ」ってどんな意味?

「マレスコ」…イタリア語?どういう意味なんでしょうか?

「マーレ」はよく耳にしますよね。海、海洋という意味で、スコは「スッコ」というイタリア語でエキス・旨味という意味があります。「マレスコ」はそれらを合わせた造語で、海の幸の旨味、のような意味が込められているそうです。

シェフの柳沢さんは、南イタリアのサルデーニャ島で数年修行をしたそうで、店内は南イタリアの港町の雰囲気をイメージした、上品なインテリアです。そう、ここでは南イタリアの雰囲気で本場仕込みの料理がいただけるのです。

上のメニューは当日のオススメのメニュー。この日は海老を使ったフードが多いのが特徴。店名の由来を聞いたら、どんなエキスでアレンジされたものが出て来るのか、ワクワクしてきます。

豊富なワインのラインナップで食事が進む

ドリンクは泡・赤白ロゼのワイン、豊富なイタリアワインがそろっています。フードはまず、カルパッチョをオーダー。この日はクロダイでしたが、常に佐島などの海から仕入れた、新鮮なものを扱っているそうです。

その後にもう一品アペタイザー、たらとじゃがいものペースト、「バッカラマンテカート」。こちらはヴェネツィアの郷土料理とのことです。おしゃれにデコレートしてあるパルメジャンチップスは、子どもがお菓子感覚でパリパリと喜んで食べていました。

そしてメインの肉。すね肉のバルサミコ煮をオーダーしました。こちらは湘南豚を使用。同店では地元の素材を使って、南イタリア料理を日本人風にアレンジしてます。あざやかな野菜が、肉を引き立ててくれてます。

そして子どものための主食を、ナポリ風ジェノベーゼのフィットチーネをオーダー。これも湘南豚を使ったアレンジ。

子どもが好んで食べやすいものを、親身に相談に乗ってくださいました。どうしても子どもの好みで肉中心になってしまったので、次回は魚介類のエキスを味わってみたいです。

フォカッチャは自家製とのことで、食事の合間にたくさんいただきお腹はいっぱい!だけどやはりイタリアンの楽しみはドルチェ。

最後は別腹でグラッパと共に、食べる食べる(笑)。

今回はディナーでの訪問でしたが、ランチ営業もされてます。南イタリアのような海風を感じる街逗子で、たまにはお昼からちょっと贅沢に過ごすのもいいですね。

南北に長いイタリア、こちらの南イタリア料理で、新たなイタリア料理の楽しさを発見できるかもしれません。ぜひ足を運んでみてくださいね。

Maresco Sapore di mare(マレスコ)
住所:神奈川県逗子市逗子7-3-49 クリオンハウス1F-B
アクセス:京急逗子線「逗子・葉山駅」より徒歩6分
     JR横須賀線「逗子駅」東口より徒歩6分
電話番号:046-827-7020
営業時間:ランチ  11:30-15:00(L.O.14:00)
     ディナー 17:30-22:30(L.O.21:30)
定休日:水曜、第2木曜  ※その他不定休あり

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。