「直売所」という言葉にどうも弱いのは「作りたて」というイメージがあるからかもしれません。
そんな魅力のある場所の1つが「邦栄堂製麺(ほうえいどうせいめん)」さん。
鎌倉から逗子に向かう小坪のトンネルの近くにある製麺所です。
製麺所直販の麺に餃子の皮を楽しみに訪問
「邦栄堂製麺」さんは鎌倉駅から約1キロ、逗子へ向かう途中の道沿いにあります。
この近くには「今村製麺総本家」さんもあり、下馬の近くにお店も出していたので伺ったことはあるのですが、こちらは初めて。
製麺所の前に数台、駐車できるスペースがあり、そこに車を停め、店先に向かうと緑の黒板にメニューが書かれていました。
この黒板の文字もいい味を出しています。
生中華麺は、細麺、中麺、太麺、平太麺の4種類あり、その他、生蕎麦に「たまにあるうどん」との文字も。
こう書かれているとうどんがある時は買わなくちゃ!という気になりますよね。
しかし今回は初めて訪問したので、普通に醤油ラーメンと餃子の皮を買うことにしました。
店頭からのぞける製麺所内は、広くてまさに「工場!」といった雰囲気。
入り口で注文をすると、木の箱から麺を取り出し、また新聞紙で包まれた餃子の皮を渡してくださいました。
これまたいい感じ。
餃子の皮も大と小があり、それぞれ45枚~50枚くらいだそうで、ユニークというかおおらか。
こういうところが直売所ならではの楽しみですよね。
コシの強いちぢれ麺。昔ながらのラーメンを堪能
さっそく家に帰って、ラーメンを食べることにしました。
購入する時に渡されたゆで時間を目安に、たっぷりのお湯でゆでること1分半。
スープは市販のものが付いていますが、麺だけの購入もできるので好みの味でいただくのもあり。
シンプルに味わってみたかったので、ネギにゆで卵、それに自家製チャーシューをつくった時に出た脂をラードとして少し残してあるのでそれを足して味わうことにしました。
いただいてみると素朴で昔ながらのラーメンといった麺の風味が広がります。
しっかりとしたコシがあるので、最後までつるつるといただけました。
餃子ももっちりとして美味
そして、こちらも楽しみだった餃子の皮。
餃子はよく作るのですが、しっかりと厚みのある生地でした。
「これだと具材を多めに詰めてもちょっとやそっとじゃ破けないかも」と頼もしくもあります。
たっぷり具の入った餃子は焦げめもちょうどよく、きれいに羽もでき、皿にひっくり返して運ぶと待ち構えていた家人の箸がすぐに伸びました。
「生地が厚いので固めかな」と思っていましたが、そんなことは全くなく、もっちりとしていて食感もよく、とにかくおいしい!
手作り餃子は、中身のキャベツや白菜の水気を切ってもたくさん作ってストックしているうちに、中の水分で破けたりすることもありますが、それもなくしっかりとしていました。
我が家では餃子となるとビールと一緒にたくさん食べるので、一回に100個も作ることの多い家族にはまさにぴったり。
うどんの他にもお蕎麦もあるので、年越しの時期にも買ってみたくなりますね。
地方発送もあるので、気になる人はぜひ試してみてはいかがでしょう。
邦栄堂製麺所
住所:神奈川県 鎌倉市 大町 5-6-15
アクセス:JR横須賀線・江ノ電「鎌倉駅」から徒歩約21分
TEL:0467-22-0719
営業時間:10:00-16:00 ※売り切れ次第終了
定休日:月・火曜日 (祝祭日の月曜日は営業)