オーストラリアの風を感じる逗子の「BREATHER COFFEE」

昔ながらの食堂や商店と新しいカフェやショップが共存している逗子の街。

大手チェーンが展開する店舗の数も他の町と比べると少なく、こじんまりとしたお店が多いのも特徴の一つ。

個人で経営するおしゃれなカフェの中から、逗子の池田通りに面したコーヒーショップをご紹介します!

コーヒー通の間で話題の「BREATHER COFFEE」

逗子のメインの商店街のひとつである池田通り。

電柱を地中化し、歩道が広がって歩きやすくなった池田通りにはレストランやヘアサロン、お花屋さんなど新しいお店が続々とオープンしています。

そんな池田通りの一角にある「BREATHER COFFEE(ブリーザー コーヒー)」さんは2018年にオープン。

本格的なコーヒーが楽しめるカフェとして、コーヒー好きの人たちの間で話題になっています。

実は私、紅茶党なので今まで前を通るたびにチラッと見るだけだったのですが、チャイがおいしいとの噂を聞きつけ、行ってみることにしました!

コーヒーへのこだわりが感じられる店内

池田通りと海の方へのびる小道との三角形のスペースに建っている「BREATHER COFFEE」さんは白い壁と一面の窓が特徴的。

中に入ると三角の形を生かした設計で、天井が高く窓も大きいので開放感があって明るい雰囲気です。

店内はカウンターのみで、海外でよく見かけるコーヒースタンドのよう。

そして目を引くのがカウンターの左側にある大きな機械。

お店の方に尋ねると左の白いのはコーヒー豆の焙煎機。
世界各地から仕入れた豆を、それぞれの豆が持つ個性に合わせて焙煎しているのだそうです。

焙煎機の横には豆を挽くグラインダーやエスプレッソマシンなどが置いてあり、こだわりのカフェであることがうかがえます。

カウンターの上のメニューを見てみるとコーヒーはホワイト、ブラック、フィルターの3種類に分かれています。

え?ホワイト?
コーヒーに疎い私はまたお店の方に聞いてみたところ、エスプレッソにミルクを加えたものがホワイト、ミルクなしがブラックとのこと。

今回はホワイトのメニューの中のラテと、チャイラテを注文。

カウンターの上のケースの中には、トーストしてバターを塗って食べるのがオススメと書いてあるバナナブレッドが。

オープン当初から人気だそうでとっても気になりますが、今日はお昼を食べたばかりなのでまた次回に…。

丁寧に淹れられたラテとチャイ

席について待っているとラテとチャイラテが運ばれてきました。

ラテは透明なグラスに入っていて、表面にはきれいなラテアートが。

一口飲んでみると、風味がよくクセがなくて飲みやすい!
コーヒーにあまり詳しくない私でも「これはおいしい!」とわかります。

そしてチャイラテは小ぶりなミルクパンに入ってきました。

茶こしで茶葉を濾しながらカップに注いでいくと、いろいろなスパイスが入っているのがわかります。

クリーミーな口当たりなのに複雑で香り高いスパイスが鼻に抜けていき、本格的な味わい!
心もあたたかく満たされる満足の一杯でした。

メルボルンのカフェをイメージ

「BREATHER COFFEE」さんのお店のオーナーであるご夫妻は、オーストラリアのメルボルンに住んでいたことがあるのだそう。

メニューにジャッフル(オーストラリアのホットサンド)やベジマイトを使ったオージートーストがあるのも納得です。

現地のカフェに勤務し、コーヒー文化を学んだお二人。
メルボルンのカフェをイメージしたお店を逗子にオープンして、まもなく4年が経とうとしています。

逗子葉山のカフェが集まるイベント「逗子・葉山海街珈琲祭」を立ち上げたり、バレンタインデーには近くの花屋さんとコラボしたりと、今や逗子のコーヒー文化を牽引していくお店となっています。

店名の「BREATHER COFFEE」さんのBREATHER とは息抜きとかひと休みという意味。

ちょっと一息つきたい時にはこのカフェのコーヒーを飲んで、オーストラリアの風を感じてみるのもいいかも。

BREATHER COFFEE
住所:神奈川県逗子市逗子7-6-33 塩沢ビル1階
アクセス:JR横須賀線「逗子駅」から徒歩5分
TEL:046-815-6885
営業時間:8:00ー17:00
定休日:水曜日

※新型コロナウイルス感染拡大により、開館時間・定休日が記載と異なる場合がございます。ご来店時は事前に店舗にご確認ください。

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。