前々から気になっていた、逗子久木周辺。
静かな住宅街の中に、知られざる名店があるらしいのです。
地元の方々に深ーく愛されている「オーブンズ」に行ってきました。
JR横須賀線「逗子駅」西口(久木方面)から、県道205号線を西に直進、「読売新聞販売店」の角を右折、止まれの先の角を左折してすぐ。
駅から徒歩9分、車なら3分ほど。
左手に駐車場があります。
すっきりステキなお店が目の前に!
駐車場の向かいが、「オーブンズ」です。
白い壁と茶色の木枠のコントラストが、美しい店構え。
草木の緑もきれいに映えます。
期待に胸を膨らませて、ドアを開くと。
何ということでしょう!パンがありません
アルコール消毒をして、店内奥を眺めました。
パンが、ほとんどありません。
お昼12時を過ぎたばかりです。
思わず、腕時計を確認してしまいました。
奥から、奥様があたふたと出て来られ…。
「申し訳ありません。週末は、売り切れる時間が読めなくて」
「平日は、こんなことはないのよ。本当にごめんなさい」
何度も丁寧に謝ってくださいます。
人柄の良さが滲んできて、こちらが恐縮してしまいました。
他にもうお客さんがいなかったので、ゆっくりお話を伺うことができました。
パン屋さんの毎日って?
パン・ケーキ屋さんは、23年連続「女の子の就きたい職業」(クラレ調査)人気ナンバーワンです。
誰もが、一度はあこがれるパン屋さん。
実態は、苦労の連続だそうです。
朝3時半には、厨房に入ります。
成型し焼き上げて、朝8時にはお店を開きます。
夕方6時閉店後は、お店の消毒、明日の仕込み等が、夜までかかります。
休みの日も、研究と仕込み、とのこと。
20年を超えて、ご夫婦共にパンと共に生きておられます。
妥協をしないで、作り続けています
お店を経営していると、さまざまな新材料の話(今や、添加物等加えれば、いつまでもフワフワな製品もできるそう)等が、次から次へと舞い込むそうです。
でも、パンの味は、本当に繊細で正直。
ご主人は、今日も材料・製法にこだわり、手間を惜しまずにパンを作り続けています。
11時に焼きあがったばかりの「フランスパン」ですが、残り5つ。
「バゲット」(税込270円)、「バタール」(税込270円)、「フランスパンバリエ」(税込270円)。
頑固者の作る、小麦の香りも芳醇なパンたちです。
「くるみとレーズン」「バタール」とおまけの「食パン」
私は、「くるみとレーズン」(税込320円)と「バタール」を買いました。
「くるみとレーズン」は、ぎっしりくるみとレーズンが詰まっています。
クリームチーズを添えて、ワインに合いそうです。
「バタール」は、お昼の調理用に。
「食パン」は、売り切れのおわびに、といただきました。
食べてみたかったので、とてもうれしいサービスでした。
甘くない正統派、ふんわり食感で、翌日、サンドウィッチにしましたよ。
今日のお昼にさっそく使ってみました
本日のランチは、「バタール」を軽く焼いて、卵・ハムサンドとエビ・アボカドチーズサンドにしてみました。
パリッサクッ感が、尋常じゃなかったです!
売り切れてしまうのも納得のお味でした。
電話をすれば、どの商品も取り置きができます。
週末は、必ず、電話予約をしてから行きましょう。
次回は、オープンすぐに伺って、たくさんの商品情報をお届けしますね。
オーブンズ
住所:神奈川県逗子市久木3-11-2
アクセス:JR横須賀線「逗子駅」より徒歩約10分
電話番号:046-872-1352
営業時間:8:00~18:00(売り切れ次第、閉店の場合あり)
定休日:水・木(第3水曜日10:00~ドーナツフェアあり)