葉山の住宅街にふと現れる、はかり売りオリーブオイルの店「ル・ボスケ」。
さまざまな国のオリーブオイルを扱い、テイスティングもできるお店です。
店主は、「日本オリーブオイルソムリエ協会」のオリーブオイルソムリエの資格をお持ちの荒井さん。いろいろお話を伺いながら、ピュアなオリーブオイルを購入してきました。
木のぬくもりを感じる佇まいのお店
JR横須賀線の逗子駅、京浜急行線の逗子・葉山駅から京急バスに揺られて、「向原」または「森戸神社」バス停から徒歩数分の住宅街にあるこのお店。
お店の存在は知っていたのですが、どこかの帰り道にたまたま通って場所を知った、というくらいの住宅街にひっそりと現れます。
この電柱の看板を見逃すと、通り過ぎてしまいます(笑)。
お店の佇まいは、木のぬくもりが感じられ、どこか懐かしい感じ。
看板も小さく、知らない方だと何のお店だろう?と思ってしまいそう。
あの栗原はるみさんもご来店!
入った途端に正直迷います。
瓶がたくさん並べられているのですが、手にとって説明を見ても、違いが分かりません…。
こちらは店名が刻まれた、樽に入ったオリーブオイル。
そこでカウンターの方へ目をやると、たくさんの小皿にオリーブオイルが!
こちらのオリーブオイルに、パンをつけてテイスティングができるのです。
オリーブオイルのテイスティング!はじめての試みでした。
あ、料理研究家の栗原はるみさんも来店され、著書にこちらのお店が掲載されているようです。
実は食品偽装が大きな問題に!
オリーブオイルの歴史は長く、4~5000年前からあるそうです。
スーパーマーケットに並べられている、たくさんの高価なオリーブオイル。エキストラヴァージンオイル、ピュアオイルなどと謳われているものの約7割が、実は「偽物」らしいのです。
こんな本も出ているようです。
エキストラヴァージンオイルの世界基準は、オリーブの実を絞った一番絞りで、酸度が0.8%以下のものと定義されているそうです。ただ多くのオリーブオイルに、他のオイルや添加物、不純物が混ざっているとのこと。
ここで語るととても長くなるので、くわしくは店主の荒井さんに聞いてみてくださいね。
このお店が、いかに厳選された良いものを扱っているかわかると思います。
バケットに、ドレッシングに大活躍
いくつかテイスティングをさせていただき、迷いに迷って今回はこの2点を購入。もちろんはかり売りのお店と表に出しているので、少量単位から購入が可能です。
北イタリアのとても珍しい品種からとれたオリーブオイル。色はキレイな黄緑色で、マイルド且つスパイシーさも少しあり、こちらはバケットにつけていただくとつい食べ過ぎてしまうんです。
そしてトリュフのオリーブオイル、なんとぜいたくなんでしょう。ちょっと垂らしただけでもトリュフの香りがぷ~んと漂います。
容器もガラスやボトルなどたくさんの中から、チョイスが可能です。
ちょっとしたプレゼントに最適!
こちらのかわいらしい紙ボトル、こちらもオリーブオイルなんです。
中にパックに入ったオリーブオイルが入っていて、こちらを蛇口から出すんです。
光に弱いオリーブオイルを、鮮度が高いまま保てるわけです。
キッチンに出しっぱなしでも、インテリアとして絵になりそうですし、価格帯もお手頃なので、贈り物でも喜ばれそうです。
こちらのお店に伺うとオリーブオイルの知識が深まると共に、普段何気なく口にしている食の意識が変わるかもしれません。
お気に入りのオリーブオイルを見つけに、ぜひ足を運んでみてください。
ル・ボスケ
住所:神奈川県三浦郡葉山町堀内1473
アクセス:JR横須賀線「逗子駅」または京急線「逗子・葉山駅」よりバ ス「森戸神社前」下車 徒歩5分/「向原」下車徒歩5分
TEL:046-875-7818
時間:10:30-13:00 14:00-18:00(12月~2月は17:00まで)
定休日:月曜・火曜・水曜(祝日は営業)