早朝の鎌倉で身体をいたわる朝食をお探しなら台湾粥はいかが?

私はお隣の国、台湾へ旅行に行った経験がありません。
でも台湾では「朝ご飯は外で食べる」という話を聞いたことはあります。
街には朝食を提供する店と人であふれ、朝からワイワイガヤガヤ賑やかで、
通勤前に立ち寄る客たちを待ちかまえる光景、
確かテレビで観たことがあるような……。


朝食の定番メニューとして知られるのは、
中華の揚げパン・ヨウティアオを豆乳に浸して食べるトウジャンや、
具材を包み込んで食べるクレープのようなモチモチ食感のダンビン、
そして台湾で人気の朝ご飯といったら、やっぱりお粥ですよね!

私は昔から、食いしん坊なくせに胃腸が弱いという特異体質で(笑)、
疲れがたまったり、プレッシャーを感じたりすると、
すぐお腹に不調があらわれてしまうタイプ。実は今日もそんな朝でした。
そこで思いついたのがお粥!
朝食抜きなんて考えられない早起きの私は、
すぐに身支度を整えて江ノ電に飛び乗り、向かったのはココ、
若宮大路沿いのビルに店を構える
台湾家庭料理のお店「叙序圓(じょじょまる)」さんです。

ファン多数! お粥が食べたければオープン直後を狙うべし

実はこちら、以前は鎌倉駅前で朝だけの営業をしていた朝粥専門店。
でも数年前に移転し、「台湾キッチン叙序圓」と名を改めて、
ランチや夜の営業も始めた人気のお店なんですよ。

店舗があるのは、八幡様に向かって歩いていった左手。
シャングリラ鶴岡というお名前のビルの2階。
ひとけもなく、まだ薄暗いオープン前のビルにトコトコ入っていくと
一軒だけ、早朝にもかかわらず
お客さんが待ちかまえている店が見えたら、それが「叙序圓」さん。
本日も、私の前にすでに2名のお客様が……!
7時30分のオープンに着けるよう、早めに家を出たつもりが負けました(苦笑)。

店内はカウンター席のみ、店前に2つのテーブル席がありますが、
今朝もあっという間に席は埋まり、オーナーのJojoさんは
てきぱきとお料理づくりに励んでいらっしゃいました。


ちなみにこちらのお店、お粥がなくなり次第閉店となりますので、
できるだけ早い時間を狙って出かけるのが正解です!

優しいお粥や薬膳スープに癒されれば、あっという間に元気復活!

本日私がいただいたのは、ピータン粥と薬膳スープのセット。
小鉢3種はお好みでセレクトできるので、
「よだれ鶏」と「ザーサイの浅漬け」、店オリジナルの「肉味噌」を選びました。


ピリッとする肉味噌とよだれ鶏は、優しい味のお粥に合っておいし〜い!
薬膳スープは、薬膳の香りがほんのり香る程度で、
一口すすれば身体の芯までじんわりポカポカ! お肉はホロホロ〜!
スーッと身体の中に染み渡っていくのを感じます。
ザーサイの浅漬けは、中華でよく出るものよりもサッパリとしていて
思わず「これ、うんまっ!」と声が漏れてしまいました……。
ダメダメ、今は黙って静か〜にお食事するのがマナーでしたね。
失礼いたしましたっ!

今の時期は営業時間を短縮し、夜の営業は控えているこちらのお店。
遠方からお越しの方が立ち寄るのは少し難しいかもしれませんが、
そんな方のためにお粥等のテイクアウトもはじめているそうです。


腹ペコな時はもちろんですが、食欲が湧かない時も
不思議と喉をスーッと通ってくれる叙序圓さんのお粥。
皆さんもぜひ一度、本場のお味を確かめに来てみてくださいね。

台湾キッチン 叙序圓
住所:神奈川県鎌倉市雪ノ下1-9-29 シャングリラ鶴岡2階
電話:0467-22-7899
営業時間:7:30〜15:00(臨時対応中)
定休日:月・火曜
アクセス:JR横須賀線、江ノ島電鉄鎌倉駅より徒歩約6分

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。