あの「ヨロッコビール」も飲める、逗子の古民家ヴィーガンカフェ

京急線の逗子・葉山駅の葉山方面の出口を降りると、なんとなく潮風のにおいを感じます。そんなにおいに誘われるように、海岸方面に歩き、ひとつ目の信号を左へ行くと、田越川という川にぶつかります。そこを右に曲がり、川沿いを歩いて行くと、大正時代に建設された古民家が見えます。街並みに溶け込んでいて、通り過ぎてしまいそうなたたずまいの店。

ここが今回紹介する、ヴィーガンカフェ「Beach Muffin(ビーチマフィン)」です。

このお店の特徴は、なんといっても素材

店名にもあるように、ここのお店のメイン商品はマフィンですが、店内では有機栽培や無農薬の食材でつくったフードやスイーツをいただけます。
ヴィーガンカフェなので肉料理などは一切ありません。
乳製品や動物性の食品も使わない、からだにやさしいメニューばかりです。
店に入ると、古民家にふさわしい木枠のショーケースに入ったマフィンが並んでいます。
この日はお昼ごろに伺うと、6種類のマフィンが並べられてました。

マフィンの上にはビスコッティや、オーガニック商品も扱っています。

左手にはたくさんのビールが販売されてます。
見たことのない商品ばかりで、いざ買うとなるとビール選びが楽しくなりそうです。
ビール片手に、すぐそこの海岸まで行くのもいいかもしれませんね。

古民家にマッチしたアンティークな家具

イートインスペースに足を踏み入れると、さまざまな形のチェアが並べられていて、どこに座ろうか迷ってしまいます。
古民家ならではのすきま風が入ってきたり、風が強い日には窓ガラスがガタガタと揺れていることも(笑)。

下の写真が自分のお気に入りの場所。
個室のように、他からは見られないところにふたり掛けのソファが並べられており、落ち着くのです。
ついつい長居してしまうのは、言うまでもありませんね。

地元のクラフトビールが飲める、数少ないお店でもあります

地元民に愛される、鎌倉のクラフトビールブルワリー「ヨロッコビール」。
地元の水を利用して、酵母がそのまま生きているビールは、フレッシュさがそのまま喉ごしで感じられます。

もともと2012年にこの逗子で誕生しましたが、今は鎌倉に移転。
しかし、地元だけではなくその名は全国に広まっています。
店内の一角には、この「ヨロッコビール」が飲める「ヨロッコ タップルーム」があります。訪れた日は、5種類のビールが販売されていました。

ここのディスペンサーから、おいしいビールを味わうことができます。
限られたところでしか扱っておらず、なかなか飲めない「ヨロッコビール」。
本当に貴重な場所なんです。

ひさびさにイートイン、時間がゆっくり過ぎていく…

この日はちょっと軽めに、ピタパンとひよこ豆ペーストのフムスをオーダー。
ふわふわしたピタパンに、フムスをディップしていただく。
あ〜〜〜これはビールが合う!!!
つまみにも最適ですが、この日はラテと共にほどほどお腹が満たされました。

食べ終わっても、居心地が良いのでボーッとして、ゆっくりおだやかに時間は過ぎて行きます。
よく見ると、サスティナブルやゼロ・ウェイストなどのワードが入った、本が並べられています。木のぬくもりを感じるインテリア、からだにやさしいフード、環境問題に対して今自分自身が取り組めることは何か、そんなことも考えてしまいました。

いつもとちょっと違った空間、ぜひ足を運んでみてくださいね。

Beach Muffin
住所:神奈川県逗子市桜山8-3-22
アクセス:JR横須賀線逗子駅 徒歩14分/京急線逗子・葉山駅徒歩10分
Tel.:046-872-5204
営業時間:木・金 9:30〜19:00
     土 11:00〜19:00
     日 11:00〜17:00
定休日:月〜水

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。