逗子市池子にある「理科ハウス」は世界一小さい科学館です。
2008年に開館した、中学生以上が入館できる施設。
「理科」というと…物理、化学、地学、生物などジャンルが幅広いですよね。
どんな展示で、どんな体験ができるのか、魅力いっぱいの「理科ハウス」をご紹介します！
「理科ハウス」は神武寺駅から徒歩6分
京急逗子線「神武寺駅」を出て右に曲がります。
信号のある交差点まで約6分歩き、左に曲がってすぐの茶色い建物が「理科ハウス」です。
JR横須賀線「逗子駅」や「東逗子駅」からは少し距離がありますが、ウォーキングがてら行くのもおすすめです！
外には「世界一小さい科学館」の看板があります。
この看板を見るたびにどんな施設だろう?と気になっていました。
今回は休館日にお伺いして、館内をじっくり案内していただきました！
開館日は土日月の13時から17時で、祭日や夏休み中は開館している日もあります。（開館スケジュールはWEBで確認）
科学館というと小学生が学びを体験するイメージですが、こちらの理科ハウスは中学生以上（13歳以上）が利用できる施設です。
来館者は高校生や大学生が一番多く、親子や大人同士で来館する人も多いとのこと。
高校生以下は入館料が無料です。
「理科ハウス」ってどんなところ?
入口には動物の骨格標本が展示されています。
フナ、ヒキガエル、シマヘビ、スッポン…どれも興味深いです！
私は子どもの頃から生物が大好きだったので、骨格標本を見ただけでテンションがあがりました！
図書コーナーには理科のさまざまなジャンルの専門書があり、自由に読むことができます。
好きな虫の図鑑を何冊か見せていただきました！
1階から2階にあがる階段は地層階段になっていて、地層の歴史が学べます。
階段の壁には「みんなの疑問」コーナーがあり、たくさんの紙がぶらさがっています。
来館する高校生や大学生がずっと疑問に思っていたことを書いて吊るしていきます。
裏側には紙が貼ってあり、来館する科学者や研究者、答えられる大人からの回答が何枚も貼ってありました。
疑問を持つのは大事で、その答えを導いてあげることでコミュニケーションが生まれています♪
2階はさまざまな体験ができる空間
2階は実験室になっています。
来館者は何を実験するかテーマを決めて、さまざまな道具を使って体験できます。
実験テーマは壁にたくさん貼ってあり、どの実験でも試すことができます。
「マッチ棒ロケット」、「過冷却実験」、「ジャンピング電磁石」…どれもおもしろそう！
チャレンジした人の成績も記録されています。
考えるよりも実行して学び、成功しなくても次に挑戦する！という気持ちがすばらしい！
こちらは「気象コーナー」。
大きい窓から見える雲を観察して、カレンダーに雲シールを貼っていきます。
トイレの中に何が展示されているかというと…生物の糞です。
きちんと殺菌消毒コーティングされていて、匂いはなく触れます。
トイレで生物の排泄物の勉強ができるなんておもしろい！
こちらは「5つの質問」コーナー。
顕微鏡を覗いて、中に入っているものを当てます。
5つの質問をしていき、答えを絞り込んでいくゲームですね。
20個質問してもわからない人もいれば、3つの質問で答えが分かってしまう方もいるそうです。
2階から3階の階段は「人類の進化階段」。
階段を上がっていくと古い時代になっていくので、一番上には地球上に初めて出現した人類を見ることができます。
体験できるイベントや生解説も！
期間限定でおこなわれていた「シン・プラネタリウム」。（現在は終了）
2回目に伺ったときにプラネタリウムを体験しました！
約20分間、宇宙に関するクイズがでて、星座の見方を教えていただきました。
星の魅力をあらためて知り、最近は天気のいい夜に星を観察しています！
こちらは生解説動画のメニューです。
生解説とは、さまざまなテーマをたっぷり2時間解説してくれるスペシャルセミナーです。（2名以上で要予約）
私は「三浦半島はどこからきたのか?」という地層の生解説を今度予約します！
理科ハウス館長の森様と学芸員の山浦様は、とても知識が豊富で、楽しく学べる環境を作るスペシャリストでした。
ご紹介したのはほんの一部で、「理科ハウス」はまさに科学のテーマパーク！
臨場感をもって、コミュニケーションをとりながら楽しく学べる科学館です。
みなさんもぜひ楽しさを体験してみてください！
理科ハウス
住所：神奈川県逗子市池子2-4-8
アクセス：京浜急行逗子線「神武寺駅」から徒歩約6分
JR横須賀線「逗子駅」から徒歩約18分
JR横須賀線「東逗子駅」から徒歩約18分
電話番号：046-871-6198
開館時間：13:00-17:00
休館日：火・水・木・金
入館料：大人300円
大学生100円
高校生以下無料（小学生以下は入館できません）
