茅ヶ崎駅から歩くこと15分ほど。友人に誘われ茅ヶ崎市矢畑にあるシェア本屋さんを訪れてみました。店内に入ると、何やら懐かしく温かい空気が漂っていました。今回はそのようなホっとできる「話せるシェア本屋とまり木」さんを紹介します。
本棚からオーナーの物語が見えてくる
一歩店内に入るとシェア本屋さんらしく、店内の両側にオーナーの箱が並んでいます。とまり木さんの本棚を見ていると、それぞれのオーナーの想いや生きてきた道が伝わってきます。オーナーの紹介カードから棚の中に広がる世界観。
いろいろな人がいて、刺激を受けて影響されたり、いまの気分に寄り添ったものを見つけたり。そんなことを感じさせてもくれました。
デジタルが進化するなかで、こういったアナログで人の温もりを感じられる場所は、しばし時間が経つのも忘れてしまいます。
また、今回は店主の大西さんにお時間をいただきお話を伺うことができました。
本をシェアするだけじゃない!人と関われる場所
本屋さんというと、静かな場所をイメージする人も多いと思いますが、ここ「とまり木」さんは人との交流を楽しめる場所でもあります。
お店のコンセプトは「本を通じて、安らぎを感じられる居場所」。本をきっかけとして心の中を整理したり、新しく活力を得たりできる場所にしたいという店主の想いがあります。畳の空間でのんびりくつろぎながら本を読むことや、店主や本棚オーナーとおしゃべりできるところです。
小さなお子さんからご高齢の方まで訪れる本屋さん。子どもたちが遊べるおもちゃの中には、店主が子ども時代に使って遊んだ碁盤もあります。
ちょっとした交流を求めて訪れる人も多いそうで、開催されるイベントに興味を持って訪れる人やお店の和やかな雰囲気に惹かれて訪れる人がいらっしゃるそうです。そのお話から「とまり木」さんは地元民にすっかり愛されている様子がうかがえました。
イベントも開催している
とまり木の本棚オーナーになると、本の販売のほかにイベントを開催することもできます。ご自身の得意なことやシェアしたいことなど、オーナーさん独自のイベントが日々開催されています。
私が訪れたときは、ハーブティーのイベントが開催されていて、数名の方がハーブティーをいただきながら楽しくお話しされていました。店内がハーブの香りで包まれ、ちゃっかりしっかりと癒しの時間をおすそわけしてもらいました。
ハーブティーのイベントのほかにも、パンとスープのイベントやコーヒーのイベント、さまざまな勉強会があり、交流の場ともなっています。
市外からも訪れる人も多い
店主のお話によると、本棚のオーナーはもちろんお店に足を運ぶお客さんは、市外から訪れる人も多いとのこと。
和やかな店内の雰囲気は、遠方から来ても気後れせずに入りやすいのかもしれませんね。また、お店のコンセプトに共感されて来られるのかもしれません。
訪れる理由はそれぞれあるでしょうが、本だけでなく素敵な時間もシェアしてもらえる場所でもありました。
近くにお越しの方やシェア本屋さんに興味のある方は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょう。
話せるシェア本屋とまり木
場所:神奈川県茅ヶ崎市矢畑1290
アクセス:JR東海道線・相模線「茅ヶ崎駅」北口より徒歩15分
営業日:土曜日以外(土曜日も空いている場合があります)
営業時間:10:00~17:00(日によって変わります)