建立から1000年間ずっと人々の生活に寄り添っている茅ヶ崎総鎮守「鶴嶺八幡宮」

茅ヶ崎は鶴嶺にある神社、鶴嶺八幡宮。市内に住んでいてもなかなか行く機会に恵まれず、ひょんなことから訪れることができました。鳥居からのぞく参道と遠くから眺めていた境内は、実際に訪れてみると何度も足を運びたくなるような場所でした。今回は私が初めて訪れた鶴嶺八幡宮の魅力を紹介します。

鶴嶺八幡宮とは

鶴嶺八幡宮は1030年に建立されとても歴史が長く、鶴嶺八幡宮には淡島神社、鉾宮神社、稲荷神社の境内社があります。源頼義が下総の乱を鎮めるために建立したとされています。

鎌倉時代には多くの武士に信仰されていました。とりわけ鎌倉時代には源頼朝が、江戸時代には三代将軍徳川家光が深く関わっているのです。そして、明治時代に入ると国幣中社となり寒川神社の摂社となります。その後寒川神社の摂社から解放されて、浜降祭に単体で参加できるようになったとのことです。

毎年、浜降祭をみていますが鶴嶺神社の参加にはこのような背景があったことに驚き、また時代と共に地元の人の生活に密着しながら歴史を重ねていることに感慨深く感じました。

参道の途中にも神様がいらっしゃる

  • 懐嶋弁財天(ふところしまべんざいてん)

さて、ここからは参道に祀られている祠(ほこら)を紹介します。
まずは懐嶋弁財天です。
懐嶋弁財天は市杵嶋姫命(弁財天)が祀られています。

よく見ると龍がたくさん居ました。弁財天だからでしょうか。
あまりにもかわいい龍でほっこりさせられました。

  • 天照皇大神宮

続いては参道の左手に天照大神を祀った祠がありました。こちらは神々の最高位にある天照大神らしく、神聖な空気感があり静かにお参りしてきました。

境内の中へ

境内に足を踏み入れると右手に大銀杏が出迎えてくれます。鶴嶺八幡宮の大銀杏は「かながわ名木百選」にも選ばれていて、樹齢は950年にもなるそうです。950年もの年月、大事にされてきたことが伺える佇まいです。

そして境内を進むと宮鐘があります。明治中頃までの神仏習合の名残を残した鐘は、平和の鐘として奉納されたもので地元の人からは「平和の鐘」として大事にされてきました。

珍しいおみくじ

おみくじの種類の多さに驚きます。
「かわら投げ」「水に溶けるおみくじ」が大銀杏のところにあり、かわら投げは石にめがけて投げつけます。割れ方によって吉凶を占えます。

水に溶けるおみくじも他ではあまりみかけないのでとても新鮮でした。

境内を散策

さて、境内の中を散策してみましょう。
本堂の横を進むと「夫婦楠」があります。

2本のくすの間をくぐり本殿に向かって参拝すると、恋人や夫婦のきずなが深まるといわれています。2本の楠が寄り添って立っていることから、良縁に効果があるとされているようです。

私が訪れたときも、数組のカップルやご夫婦がくすの間をくぐって参拝していましたよ。

さて、夫婦楠のを後にして進むと、すぐに「鶴嶺稲荷神社」が見えてきます。
「衣食住」の人間生活全般を守護してくれて、生きる力を再生してくださるとのことです。

この言葉を読んで、お参りせずにはいられませんでした。

鶴嶺稲荷神社の横に「みちびきの木」がありました。
この木には「私があなたを癒し、よい方向へみちびくから悩みや不安をそと囁いて」と記されています。

こちらもさっそく、私が抱える悩みをそっと話しかけてみました。心のなかでささやいただけですが…

私のほかに女性や子どもも木に悩みを打ち明けていましたよ。

次は「鉾宮神社」です。黄色の登りにも記載されていて分かりやすいですが、「悪霊退散」のご利益があります。みちびきの木からの流れで鉾宮神社で悪霊退散をしてもらい、今後の生活で心を軽くし人生をよりよく過ごせるような気がします。

座敷わらしの遊ぶ場所

鉾宮神社から本殿の左側を進むと、子どもたちのおもちゃが机に並べられているのが見えました。

ここは、座敷童の遊ぶ場所なのだそうです。座敷童の「わらこ」は人の心を癒すために、子どもの姿で表すのだそうです。純粋な自分に立ち戻って人生を楽しんでもらいたいとの願いが込められていると聞き、自分と向き合うための場所にもなっているのだと思いました。

思わずほっこりしてしまう鳩みくじのある淡島神社

鳩は八幡様の使いとして、幸せを呼ぶものとされています。
この愛くるしい鳩みくじは、奉納しても持ち帰ってもいいそうです。

そして、淡島神社はがん封じの祈願石があり、石の周りにある鳩のおみくじの数から、多くの人に信仰されているのが分かります。

外から見る鶴嶺八幡宮のイメージとは異なり、さまざまな顔を持っているので訪れる人を飽きさせません。近くにお越しの際にはぜひ足を運んでください。

鶴嶺八幡宮

場所:神奈川県茅ヶ崎市浜之郷462
アクセス:JR東海道線茅ヶ崎駅 バス停「鶴嶺小学校前」下車徒歩1分
電話番号:0467-82-6725
開所時間:8:00~15:00

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。