ココロとカラダにやさしいおはぎの専門店 逗子の「菓匠 からくさ」

逗子・葉山駅の近くにおはぎの専門店がオープンしたらしいと聞いたのは、昨年の12月。

おはぎって、もち米をたっぷりのあんこで包んだあの和菓子?
専門店って、バリエーションとかあるのかな?

正直あまりピンと来なかったんですが、家族が開店前から行列に並んで買ってきてくれたものを見てびっくり!

そして食べてまたびっくり!

いろんな種類があって、見た目もコロコロとかわいくて、とってもおいしいんです。

それ以来、すっかりこのお店のおはぎファンになってしまった私。

今回は、これまでのおはぎのイメージがガラッと変わること間違いなし!の「菓匠 からくさ」のおはぎをご紹介します。

逗子の田越川のほとりにある小さなお店

こちらのお店があるのは、逗子の街中を流れる田越川のほとり。

京急「逗子・葉山駅」の北口を出て、右に行くと田越川にかかる逗子橋が見えてきますが、渡った先に「おはぎ」の大きな看板が!

この建物の1階に入っているのが「菓匠 からくさ」です。

間口は一間ほどの小さなお店ですが、店内は白壁と木を使い、シンプルで清潔感ある雰囲気。

お店の奥にカウンターがあり、上にのった木製の箱の中には小ぶりでまん丸のおはぎが並んでいます。

おはぎは全部で8種類。

定番のこしあん、つぶあん、焦がしきな粉、香りごま、抹茶きな粉、みたらしのほか、月替りの限定商品があり、2月はうめあんとうぐいす。

買うと白い箱に詰めてくださいます。

ちょっとした手土産にするのにもぴったりです。

和菓子職人の技が光るこだわりのおはぎ

おはぎの中には通常、もち米とうるち米が入っていますが、こちらのお店のおはぎには雑穀米が使われています。

そしてもち米は最高級品種といわれる新潟産のコガネモチを使用。

小豆は北海道産のものを使い、豆本来の風味を味わえるようにじっくりと炊き上げ、甘さを控えめにしたあんを作っているのだそう。

こちらのお店のあんこのファンも多く、あんこだけの販売もしています。

それぞれの素材の個性を引き出し、ひとつひとつ丁寧に手作りしている店主は和菓子職人歴25年にもなる方。

厳選した体によい素材を、やさしい甘さの食べやすいおはぎに仕上げる手腕はさすが!というほかありません。

毎朝3時半から500個作るそうですが、あっという間に完売してしまいます。

私もお店の前まで行っては、「ああっ、もう売り切れ…(泣)」となってしまったことが何度も。

体によくておいしいおはぎを求めて、連日、お店の前には列が絶えません。

変わり種も絶品!いくつでも食べられるおはぎ

今日は11時すぎにお店に到着したので、おはぎもズラリと並んでいます。

8種類買って、箱に詰めてもらいました。

お土産として持って行ったのですが、箱を開けると「わー、なにこれ、かわいいー!」との声。

小さくてコロンと丸い、カラフルなおはぎに大興奮の様子です。

少しずついろいろ食べてみたい!というので、半分に切ってみました。

定番の「つぶあん」は、小豆の食感と香りがしっかりと感じられ、甘さも控えめで上品な味わい。

そしてこしあんに国産大豆から作られた深煎りのきな粉がたっぷりとまぶしてある「焦がしきな粉」は、香ばしい風味が口の中に広がり、きな粉好きにはたまらないおいしさ。

「みたらし」は白あんを包んだ雑穀ごはんに焦げ目をつけ、みたらしのタレがかかった変わり種おはぎ。雑穀の食感とおこげの香りにみたらしのタレのうまみが絡んで、新しいおいしさを発見できます。

そして季節のおはぎの「うめあん」は煮切った梅酒と白あんを合わせて炊いたもので、梅の香りがほんのりと漂い、春を感じさせてくれます。

どのおはぎも雑穀米のプチプチとした歯応えと、もち米のもっちりした食感、そしてやさしい甘さのあんこが絶妙なハーモニーを生み出していて、いくつでも食べられそうです。

「ココロとカラダにやさしいおはぎ」を届けたいという店主の想いが詰まったかわいらしいおはぎを、ぜひ逗子に食べに来てください!

菓匠 からくさ

住所:神奈川県逗子市逗子3-1-26
アクセス:京急線「逗子・葉山駅」より徒歩2分
JR横須賀線「逗子駅」より徒歩4分
TEL:070-9070-5693
時間:11:00-売り切れ次第閉店
定休日:月曜

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。