今回ご紹介するお店は、JR逗子駅から徒歩約3分のところにある「逗子生産者直売所」です。
逗子生産者直売所は、鎌倉の「レンバイ」で親しまれている「鎌倉市農協連即売所」から派生し、昭和28年頃に逗子駅前での販売がスタートしました。
現在では、鎌倉・葉山・横浜から7軒の農家さんが出店し、4日間で毎日出店者が入れ替わる仕組みになっています。
その中でも、私が贔屓にしている農家さんがいる日に、3歳の息子と買い物に行ってきました!
細い路地の奥にある、野菜パラダイス
逗子駅前の横浜銀行から銀座商店街へ行き、「ちよだ鮨」と「日本料理 はら田」の間の細い路地を進むと、そこにはいかにも元気そうな野菜がずらり!
午前中に行けば、野菜がたくさん並んでいますが、午後には品数が少なくなっていることもあります。
7月終わりのこの日は、鮮やかな夏野菜がずらりと並んでいました!
子どもに伝えたい、人との繋がり
首都圏では、路地販売している青果店が少なくなってきているように感じます。でも、こういうところには、率先して子どもを連れて行きたいなと思います。
本当は、家の近くにはスーパーがあるので、買い物に不便はしていません。でも、直売所に行くと、
- 生産者さんから直接買える
- 朝採れの新鮮な野菜を買える
- 旬の野菜しかない
- おすすめの調理方法を教えてもらえる
など、直接買えるからこその魅力があります。
「こんにちはー」
と直売所を覗けば、いつものおばちゃんが
「あら、どっかで見た顔だと思ったら!この間のボクじゃないの!」
と息子に気がついて声をかけてくださいます。私は、こういうローカルな空気が大好きです。息子も自分から、
「あれ何?」
と、興味津々で野菜を指差します。
くねくねに曲がったきゅうりなど、不揃いの野菜なら、お安く買えることもあります。味に変わりはないし、形が面白いのか、子どもも喜んで食べます。
直売所のおばちゃんは、
「子どもの頃から、こういう味がぎゅっと濃い野菜を食べていると、野菜が好きになるよー!たくさん食べてね〜!」
と話してくれます。実際、近くでレストランをやっているプロのかたが食材を買いに来ることもあるくらい、おいしいのです。
おまけがもらえるかも!?
生産者さんと顔見知りになったり、子どもと行くときは、あれもこれもとおまけを持たせてくださることが多いのです!
熟れ過ぎてしまった赤ピーマン、間引いた小さな茄子、きゅうり大好きな息子にさらにおまけのきゅうりなど。ときどき、買った分よりおまけの方がボリューム満点になっていることがあり、びっくりします。
子どもはおまけがうれしくて、また野菜をたくさん食べてくれます。
もちろん、おまけは必ずあるわけではないので、もらえたらラッキー!と思いながら、密かに楽しみにしています。他にも、食べたことのない野菜があって質問すると、その場で味見をさせてくれることもあって、それも楽しみのひとつです。
逗子・葉山がもっと好きになる!
おばちゃんは、逗子生産者直売所で販売を始めてから50年以上、鎌倉からここに野菜を売りに来ていると言います。
「子どもだったお客さんが成人して、結婚して、また子どもを連れて買いに来てくれるのがうれしいんだ」
といつか話してくれたことがありました。人と繋がり、こんな会話をする度に、逗子や葉山を「地元」と感じられるのも好きな理由のひとつです。
逗子に来たら、路地奥の元気いっぱいの野菜と生産者さんに会いに行ってみてくださいね。
逗子生産者直売所
住所:神奈川県三浦郡逗子市逗子5-2-50
アクセス:JR横須賀線「逗子駅」または、京浜急行「逗子・葉山駅」より徒歩約3分
営業時間:9:00〜夕方(なくなり次第終了)
定休日:なし