芸術の秋を、ゆったり身近なギャラリーで楽しむ『zushi art gallery』

逗子の街に、こんなにオシャレなギャラリーがあったなんて、知りませんでした。

その名も『zushi art gallery』。

ギャラリーと言えば、展示室内は静かで空気が張り詰めているイメージでしたが、このギャラリーはちょっと違っていました。

リニューアル記念展示会で初訪問

伺ったのは9月も下旬にさしかかった頃。

リニューアルを記念した『reopening exhibition』が開催されていました。

リニューアルと言うよりも、展示スペース拡大のようです。

地元逗子や周辺のアーティストの作品が並んでいます。

絵だけでなく、写真や立体制作、アクセサリーなど様々な作品が展示されていました。

この大きな象の立体作品は、有名なTV人形劇の制作に携わった方のものと、オーナーが説明くださいました。

近くで観ると、今にも動き出しそうな迫力です!

ギャラリー全体がアート

ギャラリーというと、展示作品を引き立てるためか無機質な印象のあった筆者ですが、このギャラリーに一歩足を踏み入れて、イメージがガラッと変わりました。

第一展示室の大きなあかり取り窓は、柔らかな光が差し込んでいます。

こちらは、第2展示室。

やはり大きな窓が印象的です。

外の景色も緑がいっぱいで、自然の芸術と言っても過言ではないでしょう。

窓枠も展示スペース。

シルバーアクセサリーが映えています。

ステキなアップライトピアノがあって、サロンコンサートも可能なのだとか。

雰囲気抜群のギャラリーコンサートは、癒やされそうですね。

この地でギャラリーを始めたきっかけ

『zushi art gallery』は、目の前に田越川が流れるリバーサイドに位置し、自然豊かなロケーションのギャラリーです。

この地でギャラリーを始めたきっかけを、オーナーに伺いました。

田越川は昔、治水のために現在の場所に川を通すことになり、これによってオーナーの自宅敷地が分断されたそうです。

特に「店を出そう」と考えたことはなかったそうですが、その川に遊歩道が整備された際に雑貨店をOPEN。

その後ギャラリーとして、地元アーティスト達の表現する場を開いたとのこと。

「このステキな空間をつくるために、ここに川がつくられたんだ」と思いながら、お話を聞いていました。

この川も含めて、ギャラリーなのだと感じます。

逗子のアーティスト達が集まる場所

ギャラリー滞在中、たくさんのアーティストが来場されていました。

写真家、木工アーティスト、画家など。

皆さん、ゆっくり作品を鑑賞したのち、オーナーと語らう。

そんな光景がそれぞれ繰り返されていきます。

また、「これから自分のアトリエ兼ギャラリーをつくるので、建材の参考にしたい」と、建物を見に来場されたアーティストもいらっしゃいました。

リニューアルされた建物への、注目の高さも感じます。

笑顔のステキなオーナーさん

今回の訪問は、ここにギャラリーがあることを聞いて向かったのですが、目の前に到着したとき、ふと「場違いな場所に来てしまったのでは」と思い、外から探りを入れていた筆者。

そのときフェンス越しから「良かったら寄っていってください」と、声をかけてくださる方がいました。

それがオーナーさんでした。

優しく語りかける声にホッとして、足を踏み入れることができたんです。

このやわらかい空間を作り上げる方。

そのオーナーを慕って皆がやってくるのだと、話せば話すほど納得のお人柄です。

そんなオーナーに話を伺っていたら、来場されたアーティストさんから、差し入れのおすそわけをいただいちゃいました♪

愛を感じるおいしいおまんじゅう、ごちそうさまでした。

マイペースの看板ネコ「ちーたん」も、お客さんとのソーシャルディスタンスを保ちつつ、癒しをくれます。

たくさんのお話をたくさんの方から伺い、離れがたくなりましたが、日も暮れてきたのでここでおいとましましょう。

本当にお気に入りの場所になった『zushi art gallery』。

次回の企画も足を運びたいと思います。

zushi art gallery

住所:神奈川県逗子市逗子5-11-31

TEL:090-1652-9046

アクセス:JR逗子駅より徒歩11分・京急新逗子駅より徒歩2分

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。