大潮で出現の和賀江島!材木座海岸には生き物もたくさん

鎌倉の魅力の1つは海も山も身近にあること。湘南エリアでも名の知られている海水浴場である由比ガ浜も鎌倉にあります。

夏ともなれば鎌倉駅から若者が海に向かっていく姿をよく見かけます。昨年、今年とコロナの影響で由比ガ浜では海の家の開設が見送られたため、開設している隣の逗子と藤沢でへ流れているのか、通年通りではないにしろ訪れているようです。

しかし、ものは考えよう。
こんな静かな?由比ガ浜はこの先あるかわからないし、むしろファミリーが仲睦まじく楽しんでいるようですよ。

鎌倉の海といえば由比ガ浜。でも、材木座の方が澄んでいるかも

由比ガ浜の方が知られていますが、滑川(なめりがわ)を挟んで逗子寄りにあるのが材木座海岸。

由比ガ浜で遊ぶ場合は、「由比ガ浜地下駐車場」など近隣に比較的大きな駐車場がありますが、材木座にはそこまで大きな駐車場がたくさんあるわけではないのも理由なのか、どちらかというと地元の人が多いような気も。

そして地形のせいでしょうか、由比ガ浜より水が澄んでいるような気もします。

そんな理由もあって夏のシーズンともなると子どもをつれていくなら材木座へ向かっていました。

もし由比ガ浜を満喫するなら、今年は無理ですが海の家が開かれるのが例年7月1日なので、この日から夏休みが始まる7月20日前後までの平日の昼間。

お洒落な海の家がたくさんできるので、そこで友人とランチなどオトナの海を楽しめます。

由比ガ浜は若者が多く、材木座はファミリーが多い。そんな印象的です。

大潮で現れる昔の人工島・和賀江島

この材木座ですが、いつもの海遊びと違う雰囲気になるのが年に数回ある大潮の時。
直近では、この7月23日~7月26日の4日間でしたが、この大潮になると材木座には和賀江島が出現します。

和賀江島は人口の島で、鎌倉時代に造られたものといわれています。いつもはこの貿易の港の名残が海の下に眠っています。

島といっても、ゴロゴロとした石がたくさんあるだけ、にみえます。

この和賀江島は日本最古の築港だそう。北条泰時が協力して伊豆から運ばせた石を使って造られたといわれています。

そう思うとここもまた歴史を感じますよね。

子どもがよろこぶ磯遊びを満喫

そんな大人の楽しみ方もありますがお子様連れにおススメなのが磯遊び。
このゴロゴロとした石にいつの間にか取り残された魚もいます。

カニやウニ、ヤドカリも見つけられますよ。
中には魚の卵やタコの赤ちゃんも。

かなりごつごつしているのでアクアシューズか運動靴など足を保護するものは必要ですが、いつもとは違う遊びをいつもの海で満喫できます。

夏の間に何回か大潮はあるので、自由研究にもいいかもしれません。
また、陸続きとなって逗子マリーナの方まで散歩もできますが、潮はまた満ちてくるので夢中になって自分が取り残されないよう干潮時間を確かめてから出かけてみてくださいね。

また、海で遊んだ後の着替えですが、海の家を利用しない場合、材木座第一、第二公衆トイレでシャワーが無料であります。(2021年7月24日現在)

けれど、更衣室はないので必要なタオルなどの準備は個別で必要です。
ぜひ、一度遊びに出かけてみてくださいね。

材木座海岸
住所:神奈川県鎌倉市材木座
アクセス:JR横須賀線 鎌倉駅から徒歩約25分

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。