海のイメージが強い葉山町。実はJR逗子駅からほんの少し車を走らせただけで、緑豊かな山々が広がってきます。
この美しい風景の前に、管理栄養士さんによって監修された自家製天然酵母パンを販売するパン屋さんがあります。今回はカンパーニュなどのハード系のパンを得意としているパン屋さん「earth7716(なないろ)factory」を紹介します。
自然豊かな葉山の奥地で営業するパン屋さん
場所は、京急線の逗子・葉山駅からバスで3駅の「川久保」バス停から徒歩6分、または同駅からバス2駅の「長柄交差点」から徒歩20分弱のところにあります。駐車場も8台分完備されてます。
遠方の方は少し遠く感じるかもしれませんが、葉山まで行く価値があるお店!とおすすめします。ナビ通りに行っても少し不安になるくらい、山の方に向かって行くとこちらの看板が現れます。
看板自体も自然に溶け込んでいて、ちょっと通り過ぎてしまうかもしれません。店舗は古材を使用した、ナチュラルで温かみのある外観です。
オープンは2023年3月。以前はシェア工房で場所を借りて、週に数回の営業でしたが、お客さんが増えて店舗を探していた時にこの物件に出会ったそうです。
ここのオーナーさんから契約時に、天然酵母を扱うから奥地がちょうどいい!とおっしゃっていたそうです。店内からはこんな景色が広がります。清々しい!
富士山溶岩窯で焼く本格的なパンの数々
店舗選びの際、こだわったのはこの大きな釜が設置できることだったそうです。見た目もおしゃれで存在感がありますね。
来てみるときっと感じると思うのですが、スタッフのみなさんがステキな笑顔で出迎えてくれます。おいしいのが好き!パンを焼くのが本当に楽しい!という熱意がすごく伝わってきます。楽しくてどんどん焼いてしまう〜とのことで、充実した品ぞろえも納得です。
まずは店舗に入って、よかったらどうぞ〜とパンを試食させていただきました。いただいたのはドイツのシンプルなパン、キャラウェイシードが入ったゲヴェルツブロートでした。
パン選びに迷っても、ひとつひとつ丁寧にその思いも説明してくださいます。
この日はとても迷った挙句、自分のランチ、子どものおやつ、朝食用3種類のパンを購入。
特にこの「気まぐれフーガ」に感動しました!
気まぐれとは、その日にある材料を用いて作るパンで、当然日々違います。この日はネギとニンニクを醤油で味付けした、パスタのようなパンでした。噛みごたえのあるハードパン、噛めば噛むほどネギとニンニクの香ばしさが広がってきました。
そして、店内には実際こちらで使用しているパンの材料が量り売りされています。ここの材料を使えば、いつもよりおいしいパンが作れるんではないか!と思わせてくれますね。
お店のコンセプトは「地球にやさしい暮らし」
「ナチュラル」という言葉が似合うこのお店。それもそのはず、パンの提供と共に環境に負荷をかけないことをコンセプトにしているそうです。店内も環境に配慮した古材に囲まれています。
パンを購入したら、ビニール袋は使用せずこの段ボールで渡されます。なんともおしゃれ!資源ごみとして処分でき、次回持参することも可能です。
パン屋の再訪は、好みのパンがあるのはもちろんですが、店の雰囲気や環境、スタッフの方の対応も大きく関わってきますよね。ここはいつも温かく対応してくださいます。目当てのパンがなくても、きっとまた別の好みのパンが見つかることでしょう。
店頭でのイベントや、ほかのイベントにも出店されているので、Instagramなどをチェックして見てくださいね。
earth7716factory
住所:神奈川県三浦郡葉山町長柄1032-3
アクセス:JR横須賀線 「逗子駅」 から京急バス「川久保」バス停より徒歩6分
または「長柄交差点」バス停より徒歩20分
TEL:050-5486-2553
営業時間:水曜日~金曜日 11:00-16:00
土曜日 8:00-16:00
定休日:日、月、火曜日