由比ガ浜大通りを散歩するたびに気になってのぞいていたお店があります。
「Shop TABI-JI」。足袋の形をしたユニークなスニーカーを販売しているお店です。
久しぶりに前を通ると全品半額の文字の隣に閉店セールの看板が。思わず、中に入ってしました。
足袋とスニーカーのミックス。普通に飽きたオトナたちに人気のアイテム
壁一面の有孔ボードに飾られた足袋スニーカー。並べるとカラフルで可愛らしいものからかっこいいものまで実にいろいろあることがわかります。
この足袋スニーカーは、鳶職人さんなどが仕事で使う地下足袋をお洒落にアレンジしたもので、横から見れば一見、普通のスニーカーとあまり変わりがないように見えますが、上から見ればこの通り。
親指と他の指とが分かれています。
この分かれているところが最大のポイントですが、そのため足の指に力が入り、裸足に近い感覚でふんばることができるそう。また、紐ではなく足首をこはぜでしっかりホールドするのでぴったり履けるのもいいですね。
近頃ではこの特徴をいかして、幼稚園や小学校で取り入れるところもあるそうですよ。
形もミドルシューズのような定番のものからスリッポンのようなものや、革製のものもあり、雨でも大丈夫な防水加工が施されたものまであります。
また、こはぜを全部留めないで、折り曲げてお洒落な裏地を見せて履くこともできるので1足で2度楽しめるのもおススメポイント。
「Shop TABI-JI」ではこの足袋スニーカーの他に、足袋ソックスや足袋スリッパ、もあります。たくさんあるので目移りしてしまいそう!
関東で唯一の店舗が閉店セールで全て半額に
「Shop TABI-JI」の本店は奈良にあります。足袋スニーカーの専門店として2007年にスタートして、その9年後の2016年に「Shop TABI-JI 長谷店」をオープン。
関東で唯一のアンテナショップとして、地元の人はもちろん観光客にも人気があります。そのお洒落なデザインから若者が多いのかと思いきや、「お客様で多いのは大人の方ですね」とのこと。
どういうことかというと、いろいろなお洒落を試してきた大人が他の人とは違うお洒落の1つとして取り入れることが多いそう。
そんな人気のお店ですが残念ながら今月17日に閉店することが決まりました。
そこで始まったのが店頭にもあった半額セールです。
この看板を出してから、「これまでも気になっていたけど、閉店するって書いてあったので来てみました」というお客様も増えているそう。
コロナ禍で土日祝日のみの営業を余儀なくされていましたが、閉店セール期間として17日まではお休みなしで営業しています。
長谷で5年。またいつかここで始めたい
「Shop TABI-JI 長谷店」が長谷の地に出店して5年。おなじみのお客様も増え、ここ鎌倉でも知っている人も増えていましたが、このコロナ禍で閉店が決まり、残念でなりません。
しかし、「また、落ち着いたら出店したい」と仰っていました。そしてそれもこの長谷が希望だといいます。
そう言ってもらえると鎌倉在住の身としてなんだかうれしくなりました。
ネット販売もあるので「Shop TABI-JI」の商品は購入できますが、まだ足袋スニーカーを見たことのない人や興味のある人はぜひ急いで足を運んでみてください。
お得に買えるチャンスですよ。
Shop TABI-JI 長谷店(10/17閉店)
住所:神奈川県鎌倉市長谷1丁目14−19
アクセス:江ノ電長谷駅から約徒歩4分
TEL:0467-37-6230
営業時間:11:00~17:00
定休日:なし