逗子の路地裏にあるアトリエでたくさんの花と古着に囲まれる1日

逗子という街は、「逗子が好きでここに決めました」という人が多く住んでいます。

違う場所に移り住んだものの、やっぱり逗子がいいと逗子に帰ってきたという話もたくさん聞きます。

今回ご紹介するのは、やはり逗子に魅力を感じ逗子でアトリエを持つお2人のお話です。

アトリエの名前はLUCK、そしてTICKING STORE。

LUCKを担当するのはヘッドドレスデザイナー、フラワーデコレーターである土屋さん

TICKING STOREを担当するのは古着のリメイクや靴、バッグを販売する谷田貝さん

数年前から一緒に活動されています。

年に3回だけオープンするアトリエ 作り手と伝い手がお客さんと話せる唯一の場所

JR逗子駅から徒歩3分。

大通りを少しそれたビルの1FにLUCKのアトリエがあります。

ここは私が逗子に来たばかりの時に「逗子には何があるんだろう?」と探していた時に見つけました。

このアトリエは普段はもの作りの場所として使われており、販売するための場所ではないそうです。

LUCK代表の土屋さんがおっしゃるには、作り手はお客さんがどんな顔をして、どんな理由で商品を買うのかを見る事ができない。

作り手として実際にその商品を使ってくれるお客さんと繋がりたい、そんな気持ちから始めたとの事でした。

毎日開いているという訳ではなく年に3回のみのオープンで、他の月は別の県やお店などで営業されています。

今回やっと念願かなってアトリエにお邪魔する事ができました。

古着と靴やバッグ、お花、そして思いの込められた商品タグ

到着してドアを開けると、アトリエの中は今までいた場所とは別世界です。

土屋さんが担当するグリーンやお花、そして谷田貝さんが選び抜いた、古着や靴、バッグなどがアトリエの中に並んでいます。

壁にあるスリッパもリメイクされたものです。

同じものが2つとなく、見ているだけでも楽しめます。

こちらは花瓶に入ったお花たち

それぞれの洋服につけられたタグを見てみると長文の文字が。

こちらはTICKING STOREで扱っている服全てにつけられています。

洋服のストーリーやブランドについて谷田貝さん自ら作られているそうです。

1つ1つに愛着があるからこそ、質問をすると丁寧にたくさんのお話を聞かせてくれます。

商品を作っている方にこうやって直接お話を聞ける機会はあまりありませんよね。

今、小売店の販売はオンラインでのやりとりがメインになってきており、相手の顔を見る事なく買い物を終える事ができる世の中です。

それは便利でもありますが、作った人の思いや人柄、その時に感じる事ができるリアルな心の変化を感じ取りにくいツールです。

ここでは実際に商品を見ながら、その商品がどのように作られたのか、作り手は何を考えてこのデザインにしたのか、を全身で感じ取る事ができます。

あたたかい笑顔と会話に、また次も会いたくなりました

作り手の思いが込められたLUCK、そしてTICKING STOREには毎年常連さんが顔を出すそうです。

お店の中を1日中ずっと見て回る人もいるくらい!

お会いしたのは初めてでしたが、心地良くてついつい長居してしまうのもわかります。

私が行った時もお客さんが1人いたのですが、たくさんの事を話しながら洋服を選ぶ様子は他ではあまり見る事ができない光景でした。

逗子は同じ想いを持つ人が多いからこそ、お気に入りの場所が見つかる、そんな場所でもあるんです。

LUCK

TICKING STORE

逗子市逗子1-11-1 林産業ビル102

JR横須賀線「逗子」駅 徒歩2分

お問い合わせやアトリエのオープンの情報はInstgramから見る事ができます

LUCK→https://www.instagram.com/luck8tsuchiya/

TICKING STORE→https://www.instagram.com/ticking_store/

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。