『葉山マリーナ』というと、セレブな方々が所有するクルーザーが並び、庶民には訪問しづらいイメージだったので、いつもバスで通過する場所でした。
ところが最近、葉山は「日本のヨット発祥の地」ということに興味を持ち、いちど訪ねてみることにしました。
ショップ・レストランが入るHAYAMA PLAZA
建物内はショップやレストラン、サロンなどが入っています。
ショップでは、葉山の思い出となりそうなグッズが並んでいました。
また、飲食店ではスイーツなどテイクアウト可能な店舗もありワクワクします。
地元で有名なマーロウの葉山マリーナ店。
「ビーカー入り手作り焼きプリン」などのスイーツだけでなく、こだわりのカレーもあり、食事も可能です。
天気のいい日には、海に面したテラス席もあります!
さらに、京急で行っている「葉山女子旅きっぷ」の特典が受けられる店舗もあるので、見逃さないでくださいね!
ヨットが日本に伝えられた葉山港に隣接
葉山が日本のヨット発祥の地となったのは、明治時代に葉山マリーナに隣接する「鐙摺<あぶずり>港(現在は葉山港)」で、日本人が初めてヨットを始めたと言われているからだそうです。
現在の葉山港には写真のように、漁船と共にクルーザーが停泊しているのが印象的です。
その隣にある『葉山マリーナ』は、昭和の東京オリンピック開催に伴い開業したとあります。
創業者は、あの“うまみ調味料”をつくった会社の3代目社長や、京浜急行電鉄の社長を務めた、三代 鈴木三郎助氏。
開業当時はホテルやプールも併設されていたそうで、今以上に賑やかだったと思われます。
日本のヨット発祥の地から、クルージングに出かけてみよう!
HAYAMA PLAZAの入口に立てかけてあるポスターでは「海上散歩を楽しもう」とあり、『江ノ島・裕次郎灯台周遊クルージング』が、ひとり3,000円で楽しめます。
インフォメーションで、このクルージングについて聞いてみました。
「約45分で“葉山マリーナ~裕次郎灯台~江ノ島~葉山マリーナ”を周遊するクルーズで、なかなか見ることのできない江ノ島の裏側が見られるので楽しいですよ」と教えてくれました。
冬季は、土曜・休日は3便、平日は2便となります。
夏季は便が増えたり、秋季は早朝便があったりと、季節毎に便数が変わるそうです。
また、各レストランのランチとセットになった『クルージング&ランチプラン』もあります。
こちらはAプラン、Bプランとあり、前日までの予約制。
皆さんは、クルーズを楽しんでからのランチか、ランチを楽しんでからのクルーズかどちらがお好みですか?
筆者だったら、クルーズの余韻にひたりたいので、食事が後のAプランでしょうか。
さらに乗船のオススメシーズンを聞くと、断然冬なのだとか。
「冬は空気が澄んでいて、富士山もクッキリ見えます」とのこと。
この日は強風と波浪のため全便欠航となり、乗船できませんでした。
「欠航情報は、葉山マリーナのホームページに掲載されるのですが、朝9時以降に確認してからいらしてください」。
もちろん、天候の問題なので直前に変更があるかもしれませんが、そこがまた海の魅力でもありますよね。
この日の欠航が本当に残念でしたが、近々乗って、自分の住むエリア、葉山・逗子・鎌倉・藤沢の景色を海から見たいと思います。
医療従事者へ感謝のライトアップと希望のメッセージ
現在2021年3月31日まで、医療従事者へ感謝の気持ちを込めたブルーライトアップと、2021年への希望のメッセージを書いたフラッグがポールに掲げられています。
再び緊急事態宣言が発出された神奈川県。
訪れた日は連休にもかかわらず、葉山・逗子周辺が閑散としていました。
お店の方も、「こんなに人がいない連休は初めてです」と肩を落とす姿が……
「早く心おきなく観光のできる日が来ますように」。
ライトアップやメッセージフラグは、そんな全ての人たちの思いが込められている気がします。
もちろん感染症対策はしっかりしていますので、機会を見つけて、おひとりマリーナランチ、クルージングをしに来たいと思います。
葉山マリーナ
所在地:神奈川県三浦郡葉山町堀内50-2
電話番号:046-875-0002
アクセス:JR逗子駅(東口)、京急線逗子・葉山駅(南口)より、京急バス葉山一色(海岸廻り)行き『葉山マリーナ』下車
ハーバー営業時間:夏季 平日9:00 ~ 18:00土・日・祝8:00 ~ 18:00、その他季 平日9:00 ~ 17:00 土・日・祝8:00 ~ 17:00
※各店舗により営業時間が違いますので、ホームページなどでご確認ください。
定休日:毎週火曜日(7月中旬 ~ 8月31日は無休)(1月 ~ 2月 毎週火曜・水曜日定休)