ここから眺める富士山は格別!日常のひとときに彩りを添える茅ヶ崎スポット「南湖の左富士」

茅ヶ崎駅より平塚方面へ国道1号線を進むこと、およそ徒歩で20分。東海道五十三次を描いた浮世絵にも登場する南湖左富士が見える橋があります。今回はこの南湖の左富士について、また南湖の左富士が見える鳥居戸橋付近をご紹介いたします。いったいどのようなところなのか、一緒にみていきましょう。

南湖の左富士とは

江戸から京都までの道である東海道。京都に向かう道ではいつも富士山は右側に位置しています。しかし、茅ヶ崎市の南湖辺りは道が右方向に湾曲しているため、富士山が左に見えるのです。このことから、「南湖の左富士」と呼ばれることとなったのです。

また、左富士と呼ばれるものは南湖のほかに、静岡県富士市にある吉原宿が名所とされています。

看板にもあるように、鳥居戸橋付近は関東の富士見100景にも選ばれています。

橋には左富士をモチーフにしたエンブレムのようなものがありました。海と松と富士と道でしょうか。なかなか風情がありますね。歌川広重(安藤広重)はこの景色を見て浮世絵を描きたいと思ったのでしょうね。見ているだけで歴史に想いを馳せることができますよ。

茅ヶ崎に富士見の名所があると思うと散歩が楽しくなります。ただしよそ見しながらの散歩は危険なのでしっかり止まってみましょうね(笑)。

碑には南湖の左富士の由来が書かれていました。左富士と呼ばれる由来は、先ほど紹介したとおりで、吉原宿と2箇所あることが記載されていました。

場所は国道1号線の鳥居戸橋付近

南湖の左富士は、国道1号線を茅ヶ崎駅から平塚方面へ向かう途中にあります。茅ヶ崎駅方面から鳥井戸橋に向かう道中です。左手にパチンコ屋さんを過ぎると鳥井戸橋が見えてきます。

車の場合、橋からのぞく景色は一瞬なので、しっかりと見たい場合は国道134号線浜見平入口交差点から国道1号線に向かう道(左富士通り)から見るといいかもしれません。

鳥井戸橋は茅ヶ崎市内を流れる千の川にかけられています。川には野生の鳥(カルガモやコサギ、カワセミなど)が生息していて、優雅に泳ぐ姿や餌をとる姿も見ることができます。

この辺りにあるもの

鳥井戸橋交差点は国道134号線と結ぶ道(左富士通り)と交わっています。左富士通りは鳥井戸橋を過ぎると、鶴嶺八幡宮に向かう参道となり景色がガラッと変わります。鳥井戸橋交差点に鳥居がありまっすぐ進むと鶴嶺八幡宮にたどりつきます。今ではきれいに舗装されていますが少し前まで砂利が敷かれ、沿道には松の木が植えられこちらもなかなかの景色でした。

鳥井戸橋交差点にはファミリーレストランのCOCOSがあり、ドライブ中のお食事やおやつを食べに寄ることもできます。

左富士通りにはコナズ珈琲があり、ロコモコやモチコチキンといったハワイアンフードやドリンクを楽しめます。散策の休憩に立ち寄るのもいいでしょう。

茅ヶ崎にお越しの際には、鳥井戸橋からの南湖左富士を見に足を運んでみてくださいね。

南湖の左富士
場所:神奈川県茅ヶ崎市南湖1
アクセス:東海道線茅ヶ崎駅下車 北口より徒歩23分

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。