お金を洗うと、増えて戻ってくる。そんなありがたい効果が期待されているのが「銭洗弁財天」です。
全国にいくつかある「銭洗弁財天」ですが、有名なのが鎌倉にある「銭洗弁財天 宇賀福神社」です。
今回はそんな夢の神社をご紹介します。
一歩くぐれば別世界?不思議な気持ちになる「銭洗弁財天」
「銭洗弁財天」(以下、銭洗弁天)はその名の通り、「銭を洗う」ことのできる神社。お金を洗うと、そのお金が何倍にもなって返ってくるとして親しまれています。
鎌倉の「銭洗弁天」は、鎌倉駅から約徒歩16分の場所にあります。住宅街を抜け、だんだんと山深くなってきて、意外と急な坂道があり、上がると見えてくるのが「宇賀福神社」の石碑と鳥居。
アスファルトの坂道は車でも上がれるので体力に自信のない人は、タクシーを利用するのがおススメ。また、坂の始まりである「銭洗弁天」の入り口には無料の駐車場もあるので、使えますが、土日と巳の日など混雑が予想される日はたいてい利用できないので注意が必要です。
坂道といってもそんなに長くはないので足ごしらえをしっかりして散策がてら行くのがいいかもしれません。
さて、この鳥居の先にはトンネルとなっていて、夏でもひんやりした空気が漂います。出口の光に向かって歩いていく気分は、なんとも不思議な感じ。
この外界から遮断された雰囲気が「銭洗弁財天 宇賀福神社」の特徴です。
銭の洗い方と宇賀神様
鎌倉の「銭洗弁天」に祀られているのは「宇賀神」で、顔は人間で身体は蛇の体をしているとされています。
諸説ありますが、この宇賀神が弁財天と合体して弁天様として七福神に数えられたりもしているようです。
境内にも七福神の神社がありました。
滝もあり水生の豊かな神社でもあります。弁天様はインドでは河の神様と言われていて水には縁が深いので納得ですね。
さて、さっそくお金を洗おうかと辺りをうかがうと、社務所の前にずらりとざるがあり、ここで100円を納めると、ざると線香、そしてろうそくをいただけます。
ろうそくと線香はいたるところに燭台と香炉があるので好きなところに、献灯、そして献香します。
その後、奥宮へ向かい、ざるにお金を入れ、銭洗い水をひしゃくですくって、かけます。
人によってはたくさんのお金をジャブジャブ洗っていましたが、私は小銭のみにしました。また、隣ではお財布を洗っている人もいました。
この銭洗い水は、鎌倉五名水の1つ。良質のお水が湧き出る場所として記されてあります。
この洗ったお金をどうするか、ですが、使っていいそうです。金は天下の回りものではありませんが、使わないと増えない、戻ってこないということかもしれませんね。
境内の売店に並ぶ金運グッズにくぎ付け
境内には、茶店と売店もあります。ついついのぞきたくなりますよね。行ってみると、所狭しと金運にちなんだグッズがたくさんありました。また、中でも目をひいたのがこのお札のお財布。
思わず、よくできているなぁと思いましたが、使う時に目立ちそうですね!
また、お札はちゃんと頭を上にしてお財布にしまわないとだめだそうですよ。
近くには源氏山も佐助稲荷神社もあるので、足を延ばすのもおススメです。
銭洗弁財天 宇賀福神社
住所:神奈川県鎌倉市佐助2丁目25−16
アクセス:JR横須賀線、江ノ電鎌倉駅より徒歩約16分
TEL:0467-25-1081
営業時間:8:00~16:30 ※時間変更の場合もあります。