湘南でインクルーシブを体感!誰もが楽しめる「秋葉台公園」遊具広場

みなさんは、インクルーシブってご存知ですか?

インクルーシブとは、「包括的な」「包み込む」という意味。

藤沢市遠藤にある「秋葉台公園」の広場に今年3月、インクルーシブをコンセプトにした遊具が新登場しました。

藤沢市が「共生社会の実現をめざす誰1人取り残さないまち」(インクルーシブ藤沢)を目指す一環で、「誰もが遊べて、誰もが楽しめる広場」として整備したそうです。

私の娘には障がいがあって、利用している「放課後デイサービス」で「秋葉台公園」に行ったと聞いていました。

娘は、近隣の公園ではもっぱら散歩を楽しんでいるのですが、初めてのインクルーシブ遊具では、久しぶりにはしゃいで声を上げて楽しんでいたそう。「そんな様子を見てみたい!」娘と一緒にでかけてきました。

障がいのある子のママ目線でリポート!

というわけで今回は、車椅子利用の障がいのある子どものママ目線で「秋葉台公園」をご紹介していきたいと思います。

第1駐車場はとても広く、車椅子の乗降も安心でした。
ベビーカーでのご利用にも便利だと思います。

駐車料金は2時間以内はだれでも無料。それ以上のご利用には料金が発生しますが、障がい者及び介助者、市内在住の60歳以上の方は割引があります。

駐車場から各施設へはスロープもあります。駐車場そばには、男女別のトイレのほか、車椅子対応の広いトイレもあります。古いですが、清潔に保たれていましたよ。

インクルーシブ遊具のある広場は、近未来的な大きな体育館の裏手にあります。

午前中、小さなお子さんたちがとっても楽しそうに遊んでいました。
芝生広場は、車椅子の操作が楽にできました。ベビーカーでもラクラクですね。

インクルーシブ遊具を体験!

まずは、体幹の弱い娘が久しぶりに楽しそうに乗ったという大型バケットシートが設置されているブランコへ。

背もたれと安全バーがあり、安心して揺らせます。
肝心の娘は…ニコリ。
あれ?大爆笑だったんじゃ…?

1番乗せてみたかった車椅子で乗れるというスイング遊具。

残念ながらこの日は点検中で、使用できませんでした。
自力歩行も少しはできる娘。何度もこちらの周りをぐるぐる…。乗りたかったようです。

車椅子からの乗降がしやすいと言う回転遊具。

丸くて突起物もなく、小さな子でも危なくないです。
背もたれのあるところもあり、体幹の弱い子どもも楽しめます。

娘を乗せて、外側からクルクル回してみました。
ニコリ。
やっぱり前は友達と一緒だから盛り上がったのかな?
それでも終始ニコニコと楽しそうでした。

大きなすべり台付きの複合遊具は、なんと車椅子で登れるというスロープ付き。

この日はヨチヨチ歩きの赤ちゃんが多かったので、娘は遠慮しましたが、ゆるやかなスロープは赤ちゃんがハイハイしても大丈夫。
また、すべり台までの動線を複雑にしていて、多様な遊び方をうながしているそうですよ。
すべり台の下も、小さな子が楽しめる仕掛けがいっぱい。

複合遊具の後ろが第3駐車場になっていました。

こちらもとっても広々スペース!
広場やプールにはこちらを利用するのも近くて便利だと思います。

たくさん遊んだら、手を洗いたくなりますよね。
広場のブランコの奥に手洗い場があります。なんと石鹸付きでした。

各所にベンチなどが多く、ゆったり休憩できるのも助かりますね。

「秋葉台公園」のプール 障がいのある方にも利用しやすい

「秋葉台公園」には、ほかにもさまざまなスポーツ施設があります。

その中にはプールもあります。
障がいのある方と介助者が車椅子でも一緒に利用できる更衣室もあるとのこと。プールサイドも専用車椅子を用意しているそうですよ。
また、障がい者手帳をお持ちの方及び付添者1名は無料で利用できるそうです。
プールの利用方法の詳細は公式ホームページをご確認ください。

障がいのある方が使いやすいものは、障がいのない方も使いやすいですよね。
誰もが一緒に楽しめるインクルーシブ遊具がある「秋葉台公園」。
みんなでのびのび楽しく遊んでみませんか?

秋葉台公園
住所 : 神奈川県藤沢市遠藤2000−1
アクセス : 小田急線湘南台駅西口徒歩30分
電話 : 0466-88-1111

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。