オシャレなお店や高級住宅地のイメージが強い葉山ですが、日本庭園を楽しめる公園があるのをご存知ですか。
『葉山しおさい公園』は、大正天皇崩御後、昭和天皇皇位承継の地として、史跡となっている公園です。
今回は紅葉の日本庭園を堪能してきました。
併設の『葉山しおさい博物館』で、葉山の海を知る
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公園の入口は立派な門があります。
門の横に受付があり、入園料300円(小・中学生150円)を支払います。
それと同時に、体温測定と緊急連絡先を記入しました。
受付を済ませて進むと、まずは『葉山しおさい博物館』が現れます。
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葉山しおさい博物館のエントランスは、以前“御車寄せ”として使われていたものなのだとか。
風格が漂っています。
この葉山しおさい博物館は、葉山町周辺の海の生き物を紹介しています。
また、昭和天皇が研究した標本資料の展示もありました。
海なし県埼玉県との2拠点生活をしている筆者にとっては、地域の海に関する博物館は興味深いものでした。
水族館とは違った展示と、おもしろい生き物に出会えます!
公園入園料のみで、入館できますのでぜひ立ち寄ってください。
葉山御用邸の附属邸跡地につくられた公園
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それでは、庭園に参りましょう。
庭園の中心には大きな池があります。
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この池は井戸水を汲み上ており、キレイな水の中を鮮やかな鯉が泳いでいます。
優雅な趣ですね。
葉山御用邸附属邸跡地につくられたこの公園は、春はツツジ、秋は紅葉が楽しめる日本庭園。
訪れた時には紅葉も終わりの頃でしたが、まだまだ秋の風情を感じることができました。
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そして園内には、2軒の茶室があります。
そのひとつ「潮見亭」は平成5年の当時皇太子(現天皇)のご成婚を記念して建てられたとか。
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しおさいが聞こえる、落ち着いた場所にたたずんでいます。
もうひとつは、庭園の池のほとりにあります。
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こちらは「一景庵」。
この茶室では、お茶をいただくことができます。
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実は、入園時にお抹茶の割引券をいただいていたので、一服しましょう。
庭園を眺めながらの至福の時
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亭内奥の畳の部屋は、レンタル茶室になっているそうです。
手前の土間でお茶をいただきます。
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この日は、曇り空で肌寒い日。
茶碗を両手で包んでいただくと、ホッとする温かさです。
秋の曇り空ですが、なぜか日本庭園はどの天気でも趣があって落ち着きます。
抹茶と甘い落雁(らくがん)が口の中で幸せをつくってくれ、体がポカポカしてきました。
しばし庭園を眺めたところで、心も体も温まったので散策を再開しましょう。
黒松林としおさい、そして・・・
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一色海岸に面した黒松の林を進むと、海を眺めることのできるパーゴラに着きました。
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パーゴラからみる一色海岸は、色々な方が秋の海を楽しむ様子が。
ベンチもあるので、ここで海をゆっくり眺めるのもいいですね。
園内を一周して、そろそろゴールというところで…
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滝がありました。
近寄るとなかなかの水量!
滝音とマイナスイオンが、迫力とすがすがしさを演出しています。
この滝は、「いつまでも見ていたい」と思わせる流れ。
この公園で、いちばんのお気に入りになりました。
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流れの先には飛び石があり、小さなお子さんが、お父さんに手を引かれて慎重に渡る姿がほほえましかったな。
『葉山しおさい公園』は、日本庭園エリアでは海の近くということを忘れるくらい静か。
心を静めたいときにオススメの場所です。
オシャレなスポットの多い葉山・逗子エリアですが、ちょっと安らぎを求めたいときに立ち寄りたい場所でした。
葉山しおさい公園
所在地:神奈川県三浦郡葉山町一色2123番地の1
電話番号:046-876-1140
アクセス:JR逗子駅、京浜急行逗子・葉山駅からバス海岸廻り葉山行き「一色海岸」バス停下車すぐ。山手廻り長井方面行きでは「葉山」バス停下車徒歩3分。
開園時間:午前8時30分~午後5時(入園は午後4時30分まで)
休園日:月曜日、祝日の翌日、年末年始(12月28日~1月3日)
入園料: 一般:300円(高校生以上)、小・中学生:150円
※県立近代美術館葉山及び山口蓬春記念館を同日利用した場合、半券の提示で50円の割引あり。
※未就学児、葉山町内在住の70歳以上の方、身体障害者手帳及び療育手帳・精神障害者保健福祉手帳を提示された方および介助者1名は、入園無料。