もうすぐ紅葉のシーズン。
週末に、お友達や家族とインスタ映えする北鎌倉の紅葉スポット巡りもいいですね。
北鎌倉は観光客が多いのに、鎌倉街道沿いにはカフェ・喫茶などのお店が少ないと思われるエリア。北鎌倉は隠れ家的なお店が多いのです。
今回は、そんな隠れ家的なお店の1つ、縁切り寺でも有名な東慶寺とその脇にある昭和レトロな純喫茶「喫茶 吉野」をご紹介します。
北鎌倉駅徒歩4分、東慶寺に脇にある隠れ家
北鎌倉駅西口から鎌倉方面に鎌倉街道沿いを歩いて、4分ほどのところに「縁切り寺」で有名な東慶寺があります。
北条家にゆかりのあるお寺としても有名です。
東慶寺の門の前にある、階段の脇をちょっといくと隠れ家のような喫茶店があります。ここが今回紹介する「喫茶 吉野」です。
レトロな店内、のんびりとした時間が流れる喫茶
週末のお昼過ぎ〜3時頃に行くと人が並んでいる「喫茶 吉野」さん。
こんな隠れたところにあるのに、と思うのですがいつも人がいっぱいです。
午前中は比較的人が少なめ。
ここの魅力は、なんとなく居心地が良い、ということ。
外のテラス席もあります。
「どうぞ」と店内に入ると入り口にサイフォンコーヒーが並んでいるのがまず目に飛び込んできます。昔ながらのサイフォンで一杯、一杯、マスターがコーヒーを入れています。
店内にはコーヒーの香りとお客さんの話し声があふれています。
手前には、アンティークのステンドグラスのランプが置かれたゆったりとしたソファー席があります。
光が少し暗めで落ち着いたトーンの席。レトロな感じがいいのです。
その奥に、木々の間から陽の光が差し込む、明るいサンテラス側の席があります。
店内の雰囲気がレトロでかわいらしくもあり、懐かしくもあり。
どこか山のロッジのような、純喫茶の雰囲気がなんとなくいいのです。
サンテラス側の奥のソファー席はゆったりしているので、5~6人と人数が多い時にも入りやすいのもうれしいところ。
サンテラスの外の木々に時々リスが訪れることもあるそうです。
オレンジピールの香りがあふれるフルーツケーキ
コーヒーと紅茶、ケーキセットなどがありますが、おすすめはケーキ or 焼き菓子とコーヒー or 紅茶セット。焼き菓子はクッキー 、こちらもおすすめだそう。
コーヒーと名物のフルーツケーキのセットが(1,100円税込)。
個人的にはウインナコーヒー(700円税込)もおすすめ。
懐かしい純喫茶メニューです。
ふんわりとしたクリームと優しい甘みと苦味のあるストロングコーヒーにほっこりします。
こちらが名物のフルーツケーキのセットです。
クリームを好みで追加してもらえるのですが、この日は品切れでした。
見かけは少し上品に小さめなカットのフルーツケーキ。
ケーキの断面を見ただけで、ぎゅっとフルーツが詰まって食べ応えがありそう。
一切れが小さくても満足感があります。
コーヒーにももちろんぴったり。
一口、口に入れるとオレンジピールの香りが広がります。
カラメルのような甘みにちょっぴりスパイシーさが入り混じった大人の味。
「オレンジピールでしょ?あとは、干しぶどう?」
「洋酒も入ってる?」「おいしい〜♪ 」
レシピが気になります。
お店の方に聞いたのですが、他にもたくさんドライフルーツが入っているらしいのですが、秘密。ちょっと癖になるフルーツケーキです。
こちらのフルーツケーキ、お土産で販売もしていて1本1,900円だそう。
アラビア社のコーヒーカップで楽しむコーヒー
このフルーツケーキに合うのが、昔ながらのストロング系のコーヒー。
コーヒーの香りで癒されます。
ストロング系のコーヒーがちょっと苦手という人は、ミルクをお願いしてみてください。こちらではフレッシュミルクではなく、ミルクをいただけます。
こちらのお店では、コーヒーカップにアラビア社のものを使っているのですが、これがまた、レトロおしゃれなのです。
「喫茶 吉野」さん、お店の方も親しみやすくて、長居したくなってしまう雰囲気がいいんですね。
インスタ映えスポット巡りの後に
北鎌倉では、円覚寺や明月院、建長寺などが紅葉のフォトスポット。
明月院では紅葉の時期限定で、普段は一般公開していない方丈内の円窓のある庭園
がこの時期限定で公開されるそうです(2023年は11月23日から公開予定だそう)。
インスタ映えする紅葉を求めて北鎌倉を訪れた際に、ぜひ立ち寄って昭和の純喫茶の雰囲気を楽しんでくださいね。
喫茶 吉野
住所:神奈川県鎌倉市山内1379
アクセス:JR横須賀線「北鎌倉駅」から徒歩約4分
TEL:0467-24-9245
営業時間:月〜金曜日、土日も営業 10:00 – 16:30(ラストオーダが16:30)
定休日:不定