こんにちは。
夜が早い鎌倉にも隠れ家のようなバーや日本酒がおいしいお店がたくさんあります。
最近は、クラフトビール好きが増えたのか、タップバーも増えてきました!
休みの日に昼飲みに立ち寄りしたり、夜に軽く一杯、などなど…
今日ご紹介するのは、本当に小さいお店ですが、鎌倉駅近くで、いつも人でにぎやかな、地元の顔見知りも集まる「Vana Vasa BEER + GALLERY(以下バナバサ)」です。
「バナバサ」は、その場で飲める立ち飲みスタイルのタップバーでもあるのですが、クラフトビールのお持ち帰り「量り売り」もやっています。
バナバサへのアクセスは
「バナバサ」へは鎌倉駅西口から徒歩2〜5分。御成町通りをまっすぐ進み、「新倉さんちの手づくりジャム」の角を左折してすぐ。
テナントが3つ並ぶ、小さなテラスのあるビルの1階に「バナバサ」はあります。
店舗の真ん中にある小さな入り口に「バナバサ」とロゴが書いてあるのが目印。
お店の前に大きな看板はなく、テラスに小さな看板があるだけ。
テラス席にビールを持って、人だかりができていたら、そこが「バナバサ」です。
「バナバサ」とは
「バナバサ」は、店長がこだわりのマイクロブルワリーを厳選して提供している、小さなお店ですが、クラフトビール好きの人が集まるお店です。
数人でいっぱいになる程、本当に小さなスタンディング・タップバー。
お店はギャラリーもかねています。
この日も地元のイラストレーターさんが個展を開催していました。
ここで飲む場合には、店内のカウンターで飲むか、外のスタンディングテーブルで飲むか、の2択。
店内で席に座ってゆっくり飲みたい、という人には向きませんが、幸運にも外の小さなベンチが空いているときには、そこで小一時間か飲みながらおしゃべりすることができます。
おつまみはナッツ程度なので、おなかが空いている、という人は何か食べてからここに来るのがおすすめ。
それでもいつも人がいっぱいで、店内も外もにぎやか。
この日はお店の外のベンチに3匹のワンコを連れてきたカップルの方がいて、その方を取り囲んでおしゃべりしている人たちがいました。
バナバサでは何が飲めるのか
「バナバサ」は、4つの日替わりタップメニューと奥の冷蔵庫にある缶ビールをその場で購入、立ち飲み、というスタイルのタップバーです。
タップメニューのクラフトビールは、パインまたはハーフのサイズを選んでオーダーします。この日のタップメニューは、ビールが3種、ノンアルコール1種というラインナップです。
①YOROCCO WEST COAST IPA YEXIT ハーフ 900円 / パイント 1,400円
②STRANGE FELLOWS Talisman Pale Ale ハーフ 1,100円 / パイント 1,600円
③Hi-Wire BROWN ALE Bed of Nails ハーフ 1,100円 / パイント 1,600円
④OIZUMI KOJO Yuzu KOMBUCHA ハーフ 1,000円 / パイント 1,500円
カウンターの横、店内の奥の冷蔵庫には、YOROCCO BEERと茅ヶ崎のPASSIFIC BREWING、YOROCCO BEERで修行した作り手さんがやっている三重の「ひみつビール」、長野のSon of the Smith Hard Cider、アメリカのウエストコーストの缶ビールがずらりと並びます。
どれも個性あふれるパッケージのものばかり。イラストもかわいくて、ビールなのにパッケージ買いをしたくなります。
下の写真にある、かわいいイラストのパッケージの缶ビールは、三重の「ひみつビール」のもの。かわいらしいイラストは、作り手さんのこだわりの1つだそう。
「ひみつビール」は、YOROCCO BEERで修行した方と伊勢角屋麦酒で修行された方が2人で立ち上げたマイクロブルワリー。
パッケージ1つ1つに、作り手の思いやメッセージがこめられています。
もちろん、味わいも作り手の個性が光るものばかり。
1回では試しきれないので通いつめたくなります。
「こんにちは。今日はここでは飲めないから、買って帰るね。また今度。」
「今日はこれにする。」
と、カウンターには次々と人がやってきます。
ここのこだわりは、店長が直接つながっているブルワリーのものしか扱わないことだそう。
生産量が少なく、販売しているお店が少ない、地元のマイクロブルワリーのYOROCCO BEERとPASSIFIC BREWINGの人気のラインナップがここでは手に入ります。
アメリカのクラフトビールも店長が気に入ったブルワリーのものだけ。
STRANGE FELLOWS、Hi-Wireなど北米でも知られた個性的かつ魅力的なブルワリーのものもあります。
この日、いただいたのはYOROCCO BEERの「WEST COAST IPA」とSon of the Smith Hard Ciderの「Hallelujah Hopricot」ハードサイダーの2杯。
YOROCCO BEERの「WEST COAST IPA」は、なかなか人気でお店にも入ってこないそうで、オーダー必須もの。
アマリロというホップ種を使っているそうで、甘夏、グレープフルーツのような、爽やかな柑橘を思わせる味わい。
しっかりした苦味もあるホップ感と涼しい喉越しで、クリアな感じの「WEST COAST IPA」。
素直に「おいしい」と楽しめる1杯。
今回はハードサイダーも飲みたかったのでハーフにしましたが、パイントでもあっさりいけます。
もう1つはSon of the Smith Hard CiderのHallelujah Hopricot。
お店の方がおすすめしてくださったので、彼らのオリジナルのシードルではなく、こちらを試してみました。
グラスを傾けただけで「りんご」「桃」「アプリコット」のフルーティーな香りが鼻をくすぐり、飲んだ後の味わいは、りんごの酸味の後に「桃」「アプリコット」の風味とホップのバランスがなんとも言えない絶妙な1杯。
ちなみに、こちらの缶ビールを購入して、店内で飲むときには、グラス代でプラス300円かかります。
バナバサの楽しみ方
店員さんもとてもクラフトビールに詳しいので、ここにきたら、声をかけてみてください。
ダブルIPA、ウエストコーストIPAなどもあれば、ブラウンエール、ペールエール、ホワイト(ベルジャン)、ケルシュ、などなど、好みのタイプを言えばおすすめのクラフトビールを選んでくれます。
好みのタイプが分からなくても、ホップ味が強いか弱いか、小麦や大麦などの味わいをより感じられるかなど、原料・味わい・重さなど、店員さんが好みを聞いて、詳しく教えてくれるので、安心して好みのクラフトビールを探すことができます。
さて、「バナバサ」の楽しみ方は、カウンターでビールを飲むだけではありません。
ここではちょっと変わったボトルで、クラフトビールの量り売りをしています。
ビール専用のマイボトル「グラウラー」です。
この「グラウラー」は、温度とおいしさをキープしたまま、ビールを持ち運ぶのに最適だそう。
この日もドイツから来た外国人が、このグラウラーを買って帰っていました。
アウトドアラーにも、家でBBQでマイクラフトビールを、という人にもおすすめです。
湘南ならではの楽しみ方かもしれないですね。
御成町をぶらぶらしていて、「ちょっと喉が渇いたな、クラフトビールでも飲もうか。」というときには、「バナバサ」をぜひのぞいてみてください。
クラフトビール好き、のんべいたちがきっと集っているはずです。
「Vana Vasa BEER + GALLERY」
住所:神奈川県鎌倉市御成町2-9-1B 1F
アクセス:JR横須賀線「鎌倉駅」から徒歩約5分
TEL:0467-73-7076
営業時間:11:00 – 20:00
定休日:年末年始
※カード不可、電子マネーは可
※立ち飲みスタイル