鎌倉駅東口を出て、賑わう小町通りには入らず、若宮大路へ。
まっすぐのびたこの道は、鶴岡八幡宮へと続く美しい参道です。
もちろん、こちらにもたくさんの観光客の方はいるのですが、
それでも道幅が広いため、小町通りよりは少し歩きやすい!
笑顔で、楽しそうに並んで歩く人波を避けて、
私が月に一、二度向かうお店、
それがこちら「ロミ・ユニ・コンフィチュール」。
南仏の街に佇むような外観からして、もうすでに美味しそうです!(笑)
コンフィチュールってなに?
ここはお菓子研究家のいがらしろみさんが2004年鎌倉にオープンした、
美味しいコンフィチュールや焼き菓子などを取り扱うお店。
系列で、東京・学芸大学にもお店を構えているので、
ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんね。
「なーんだ、コンフィチュールって“ジャム”のこと?」
とお思いになった方に、
料理不得意! お菓子作りド素人! の私が簡単にご説明させていただくと、
コンフィチュールは、実は、ジャムとは少し作り方が異なるんだそうです。
英語が語源のジャムは、その名の通り「詰め込む」という意味で、
古くから親しまれてきた、果物を使った食品のこと。
たっぷりのお砂糖を加えて果物を煮詰め、
形がなくなるまでトロトロに溶かしてしまうのが、
いわゆる「ジャム」です。さすがアメリカ、甘そうです!
では、一方のコンフィチュールはというと、こちらはフランス語が語源。
お料理の「コンフィ」に由来すると聞いたことがあります。
コンフィとは、食材の保存性を上げる調理法のことなのですが、
この作り方にならい、フルーツの果汁だけを煮詰めた後に果肉を漬け込む、
というのが一般的な「コンフィチュール」の作り方なのだとか。
ジャムと比べて果物の形が残っており、甘さも控えめなコンフィチュール。
パンケーキに添えたり、クラッカーやヨーグルトにかけたりするなら、
甘すぎるものが苦手な私は断然コンフィチュール派! というわけで、
鎌倉に住むようになってから、ここに頻繁に通っているんです。
オンナゴコロくすぐるパッケージデザインも魅力
ほっこりかわいいお店は、いつ来てもワクワクさせてくれます。
コンフィチュールはもちろん、
サブレやスコーンなどの焼き菓子も最高に美味しい。
しかも、瓶やパッケージなどのデザインも、いちいちカワイイ!
誰でも、いくつでも、何度でも! オトメ心をくすぐられると思います。
ちなみに、コンフィチュールの瓶のサイズは大・小ありますので、
お好みで量を選べるのもありがたいところ。
これまでジャムを食べきれた試しがないという方は、
まずは小さいサイズで試してみるのもいいかもしれません。
でもきっと、一度食べたらクセになる。また食べたくなる!
これ、間違いありません。選ぶアイテムにもよりますが、
未開封なら2〜5カ月持つものもあるんだそうですよ。
とはいえ、鎌倉に頻繁には来られないし、
「私は絶対食べきる自信があるぞ!」という方に、
おすすめしたいのは、コンフィチュールの量り売り。
ご自宅の密閉瓶を持参すれば、欲しい分だけ購入できます!
ただし、量り売りはその日作りすぎたメニューがある場合だけ
お手頃価格で提供されるもので、お味が選べません。
今日はどんなものが量り売りされているか、
事前にお店に電話して確認するのがベストです。
美味しくてかわいい、ロミさんのコンフィチュールのお店、
ぜひ皆さんも、一度そのお味を確かめに来てみてくださいね。
おまけの情報で、こちらはクレープ小屋もやっていますので、
散策中に小腹がすいたらぜひ召し上がってみてください。
きっとジャムのイメージがガラッと変わると思います!
ロミ・ユニ・コンフィチュール
住所:神奈川県鎌倉市小町2-15-11
交通:JR横須賀線・鎌倉駅東口より徒歩5分
営業時間:10:00〜18:00
定休日:無休(年末年始を除く)
TEL:0467-61-3033