鎌倉駅の小さな改札口を出た西口側は、東口側の人の多さとは対照的に、ゆったりとした時間が流れています。
改札を出て左手、海側につづくのは御成通り。
こだわりづくしの個人経営のお店がたくさん並んでいて、食べ歩きもしながらゆっくり歩ける商店街です。
たくさんの人が行き交う御成通りで、一息つくならチモトでしょ
鎌倉駅から2分ほど歩いた所に、みどり色の屋根が目印の洋菓子店、パティスリーチモトと出会うことができます。
鎌倉駅西口から100mほど歩いたところに、立て看板とみどり色のひさしが目印です。
東京から鎌倉へ電車に揺られて遊びにきた休日には、窓際の席でお茶をしながら、のんびり待ち合わせするのもいいかも♪
サイフォンで淹れたコーヒーや紅茶などの飲み物と、ケーキのセットを喫茶室でいただけるようになっています。
お隣はイラストレーター・juju Takeshiさんのストアになっていて、描かれた絵は店内でもゆっくり観ることができます。
3代目店主によって守り継がれる、鎌倉の毎日を彩るお菓子たち
お店に入ると、まずはショーケースがお出迎え!
レパートリー豊富なシフォンケーキから、贈答品にぴったりな輪心(わこ)バウム、日替わりの生ケーキを選ぶことができます。
こちらのパティスリーチモト、創業はなんと昭和2年。
初代は茶寮「ちもとや」として長谷で創業し、観光客や地元民に愛される和菓子屋だったそうです。
その後、京都で洋菓子を修行した2代目。そして東京でフランス菓子職人として活躍していた現在の3代目店主により、パティスリーとして大切に守り継がれています。
2代目から3代目へ引き継がれた、今も長く愛され続けるケーキメニュー。
そんなチモトのコンセプトは、「日々のおやつ」。
本格的なフランス菓子も作ることができますが、あえて看板商品をおくことなく
チモトを訪れるさまざまな人の好みに合わせ、優しくて本当においしいケーキを用意してくれています。
「やっぱりこれが、おいしいんだよね。」
そう言って通ってくれる地元の人の声を大切にしながら、3代目が心をこめて毎日毎日作り続けています。
からだにも心にも優しい、ほんわかロールで癒される
さて、今日わたしが注文したのは、沖縄のお砂糖、本和香糖(ほんわかとう)を使った優しい甘さの「季節のほんわかロール」と紅茶のセット。
写真は、「季節のほんわかロール」。旬の果物を使用しており、季節によって異なります。
今日は、イチゴのロールケーキでした。
生地がふわっとかるい!
生クリームはきめ細かくて、甘すぎず、落ち着く味わい…!
使用されている「本和香糖」は沖縄産原料糖のみを使用した自然由来のお砂糖です。
ほかにも国産小麦や県内産の卵を使っているから、安心して食べられます。
素材も食感もふわふわと優しいケーキで、パクパクと食べ進んでしまいます。
どこか懐かしい気持ちになる、上品なティータイム。
すごく心が癒されました。
今日いただいた「ほんわかロール」に、人気のバウムクーヘン「輪心バウム」。
どちらも、輪(わ)がモチーフになっています。
世界中の人との「輪」。
人を幸せにするバームクーヘンの「輪」。
そしてきっと、脈々と引き継いできたお菓子を愛する店主たちの真心の「輪」。
鎌倉で優しいおやつ時間。
心がくるくるとまわりだす様なティータイムを、チモトで過ごしてみませんか。
パティスリーチモト(チモト喫茶室)
住所:神奈川県鎌倉市御成町2-15
アクセス:JR横須賀線「鎌倉駅」から徒歩2分
TEL:0467-22-9082
営業時間:11:00〜18:30、火曜日13:00〜18:30
定休日:なし