今回ご紹介するお店は、逗子駅前にある魚屋「魚左次商店(うおさじしょうてん)」です。
逗子駅の東口改札を出ると、バスのロータリーがあり、ロータリーから信号を1つ渡ったところに魚左次商店があります。
魚左次商店は、逗子でお店を始めて約70年!今でも活気があり、地元の人や、威勢のいい声につられてお店を覗く人でにぎわっています。
それもそのはず!並んでいる新鮮な魚を見れば、お店が長く愛され、続いていることにも納得です。
この日は3歳の息子と、夕飯用の魚の切り身を買いに行きました。
ずらりと並ぶ新鮮な魚!
棚を見ると新鮮な魚がずらり!相模湾近郊で獲れた魚を中心に、市場で買い付けられた全国のお魚が並んでいます。
息子は初めての魚屋さんにちょっと緊張気味でしたが、水揚げされたまま、切られていない魚やイカが気になるようでした。
スーパーでは、パック詰めされた切り身の魚がほとんどなので、魚屋さんで見る魚は目新しかったのだと思います。
普段はあまり見かけない種類の魚も多く、大人の私もいつ行ってもワクワクします!
お店の奥では魚を捌いている様子も見えるので、「命をいただく」ということが子どもにも伝わったらいいなぁと思いました。
お店の人との会話が1番!
前にご紹介した八百屋さんもそうですが、商店では、お店のかたと会話をしながら食材を買えるのも醍醐味のひとつです。
魚左次商店でも、
「煮魚にしたいけど、この時期のおすすめは何かしら?」
「お刺身お願いしたいんだけど、切ってもらえる?」
など、お客さんとお店のかたとの会話が聞こえてきます。
私は、夕飯用に切り身を買う予定だったので、
「焼くだけでおいしいお魚のおすすめはありますか?」
と、ざっくりとした質問をすると、
「それなら、このサーモンがおいしいよー!」
と、とっても分厚いサーモンの切り身をおすすめしてくださいました。
見るからに、脂が乗っていておいしそうです!
「じゃあ、それを2切れお願いします。」
と伝えると、サササっと手際よく包んで持たせてくれました。見ていて気持ちが良いくらいの手つきです!
1番人気は、まぐろのお刺身!
逗子・葉山がある三浦半島の三崎では、昭和の初め頃からまぐろ漁が盛んになり、今では「三崎のまぐろ」と呼ばれるほど定着し、人気があります。
ここ魚左次商店でも、もちろんまぐろの販売をしていますが、実はスーパーで買うよりも新鮮で、さらにリーズナブルなんです!
「若い人にも、おいしくて新鮮な魚を気軽に食べてほしい」
という願いも込めて、手に取りやすい価格に設定しているらしいですよ。
まぐろのお刺身は、端の冷蔵ケースに所狭しと並んでいるので、お立ち寄りの際はチェックしてみてくださいね!
私が子育てをしていて感じるのは、家族以外の人との交流の大切さです。
葉山に住んでいると、近所のかたと挨拶が自然にできたり、地域のかたとの大小さまざまな交流が多いように感じます。
魚左次商店のようなお店も、そのひとつです。人と人の会話があってこその、このような商店は、これからも長く続いてほしいなと思います。
魚左次商店
住所:神奈川県逗子市逗子2-6-31
アクセス:JR横須賀線「逗子駅」より徒歩約1分
営業時間:8:30〜18:30
定休日:日曜(他、月2回不定休)