明けましておめでとうございます。2021年をどのように迎えましたか。
今年も、逗子・葉山の気になるスポットや、ステキなお店などをご紹介して参りますので、よろしくお願いいたします。
新年最初は、逗子をレポートするには外せない『逗子海岸』の1年間をご紹介します。
東京から近い海水浴場として有名
逗子海岸と言えば、JR横須賀線で東京駅から1本で到着し、海岸まで徒歩で行ける距離であることから、人気の海水浴場であることは、ご存知かと思います。
海の家もたくさん出て、家族連れやカップル、グループなどで毎年賑やかです。
2018年の海水浴シーズンに一度訪れてみましたが、遊泳エリア内は移動するのも大変なほどの賑わいでした。
みなさん水着とビーチサンダルなので、服を着てスニーカーで歩いていると浮いている感じです。
地元の人は、SUP(サップ)やカヌーなどのアクティビティを楽しむ人が多いようで、遊泳エリアと分かれて、専用エリアがつくられていました。
また最近の海の家はオシャレなものが多く、海水浴客が少なくなった夕暮れ時に海の家を訪れ、夕日を見ながらお酒や食事を楽しむ人もいます。
これは、帰りを気にしなくていい、地元民の楽しみ方ならではかもしれません。
地元の誇り!逗子海岸花火大会
写真は2019年9月に開催された花火大会。
規模が小さいながらも、海上に咲く大輪の華は本当に見事で、感動で思わず涙が出るほどです。
打ち上げられる花火には、それぞれ出資した方の想いがアナウンスされ、集まった観客はさらに笑いと、感動に包まれていました。
毎年地元では、「今年は花火大会があるのか?」が話題のひとつになっています。
というのも、「開催経費を市民や観光客の方々に、いかにサポートしてもらえるか」にかかっているんです。
この年は、クラウドファンディング、有料席の設置、事前応援グッズ販売など様々な活動を行い、開催となりました。
花火への出資もそのひとつ。中にはこの花火でプロポーズしている人もいました!ステキですね。
その方がその後どうなったか、気になるところでもあります(笑)。
2021年の今年は、延期された東京オリンピックが開催される予定のため、警備が手薄になることが予想されることから、開催中止が決定しています。
2022年にはまた逗子海岸を彩る日がくることを楽しみにしたいと思います。
海岸でのイベントは他にも
ゴールデンウィーク時期には『逗子映画祭』が行われます。
海岸に大きなスクリーンを設置し、日没後に映画を上映するもの。
様々なショップが並び、日中は催し物があるなど人気のイベントです。
夕方は肌寒いのですが、浜辺に座って思い思いに映画を観る、そんな贅沢な時間を楽しめます。
11月中旬には、1200年に源頼家が“笠懸(走っている馬の上から矢を放ち的を射るもの)”が行われた記述があることから『流鏑馬』が行われ、近隣の亀岡八幡宮では、子ども達が鎧をまとい行進する『子ども武者行列』も行われます。
参加希望のお子さんを募集していたので、記念になりそうですね。
新しいこと、歴史的なことそれぞれが魅力的な逗子海岸のイベントは、この他にもたくさんあります。
昨年は人の集まるイベントの開催が中止となりましたが、今後の状況が明るいものとなるよう祈ります。
夏だけじゃない、逗子海岸の魅力
2020年12月の風景。
海と言えば“夏”のイメージが強いですが、筆者は冬の逗子海岸が好きです。
人が少ない上に、小さな湾となっていて波の穏やかなこの海岸は、風も穏やかな日が多く、夕方になるにつれて海の色が変わっていくのを飽きずに眺めていられます。
石原慎太郎さん、岡本太郎さんのモニュメントがある、階段に座ってその様子を眺めていると、時を忘れるほど。
彼方には、江の島と富士山のコラボレーションが見られ、日が沈むころの景色を納めようと人々が集まってきます。
昨年の夏は海水浴場が開設されなかったため、静かな海を撮影できました(2020年8月撮影)。
逗子海岸を愛して止まない人たちによって守られているこの海は、“心の栄養剤”なのかもしれません。
2021年も四季を通じて、色々な顔を見せてくれるのではないでしょうか。楽しみです。
逗子海岸
所在地:神奈川県逗子市新宿1丁目2210-6番地他(逗子海水浴場)
アクセス:JR横須賀線「逗子駅」、京浜急行「逗子・葉山駅」から徒歩約10分