海街として知られる逗子・葉山ですが、実はパン屋さんの激戦区でもあるんです。
わざわざ遠くから足を運ぶ人が絶えないお店が、駅近くの商店街から住宅街の中の路地まで、あちこちに点在しています。
おいしいパンに目がない私は、あちこちのパン屋さんをめぐっているのですが、今回は逗子で人気の「pain presso（パンプレッソ）」をご紹介します！
踏切近くの青いサンシェードが目印
JR逗子駅近くにはふたつの踏切がありますが、鎌倉方面にあるのが池田踏切です。
その池田踏切を渡ってすぐのところにあるのが「pain presso（パンプレッソ）」で、鎌倉方面から電車に乗っていると左側にお店が見えます。
逗子駅の正面改札を出て、なぎさ通りを鎌倉方面に向かって歩き、オーケーストアの角を曲がって踏切をこえるとお店に到着。
黒っぽい建物に青いサンシェードが目印です。
逗子駅の西口を出て県道を歩いた方が少し早いですが、こちらは道幅が狭いところが多いので車に注意してくださいね。
たくさんの焼き立てパンに目移りしちゃう！
ドアを開けて中に入ると、焼き立てパンのいい匂いがただよっています。なんだかこの匂いをかいでいるだけでしあわせな気分〜。
店内はナチュラルなインテリアで、おしゃれな雰囲気。
ガラスのついたての向こう側にはバゲットやクロワッサン、デニッシュなど、さまざまなパンが並んでいます。
その奥の棚には、いろいろな種類の食パンが。
隣のガラスケースの中には、サンドイッチやクリームの入ったパンが並んでいます。
かわいくておいしそうなパンがたくさんあって、どれにしようか目移りしちゃう。
こちらのお店は対面でパンを注文するスタイルになっています。
迷った時にはオススメのパンや食べ方など、お店の方に聞くとやさしく教えてくれますよ。
経験豊かなシェフが作るこだわりのパン
「pain presso（パンプレッソ）」がオープンしたのは2021年の5月。
オーナーのシェフは長年、フランスとイタリアのパンの大手ブランドメーカーで開発に携わっていたのだとか。
そんな経歴を持つシェフは、生地に使う小麦粉やバターなどの素材も、それぞれのパンの種類にあわせて厳選されたものを使用。
フェアトレードのオーガニックチョコレートや平飼い卵など、フィリングの素材にもこだわっています。
また逗子市はゴミの減量・資源化に積極的に取り組んでいますが、こちらのお店でも、パンの製造過程で出た生ゴミはお店の前に置いてあるコンポストに入れ、たい肥にしているのだとか。
また近くのカフェやお豆腐屋さんとのコラボ企画も。
オープンしてまだ2年経っていないとは思えないほど、すっかり逗子の街に溶け込んでいる「pain presso（パンプレッソ）」。
人気の理由はこんなところにあるのかもしれません。
ていねいに作られたパンから伝わる作り手の思い
今日はこちらのパンを買ってきました。
上が人気ナンバーワンのクロワッサン。
ベルギー産の発酵バターやフランスの岩塩、サクランボ酵母などが使われている生地は、さっくり、しっとりした食感。
口の中にバターの風味が広がり、なんだか贅沢な気分〜。
右下はブリオッシュ・ガナッシュ。
中に入っている濃厚なダークチョコと、上にのったカカオニブのカリカリ感がアクセントになっていて、大人な味わいです。
左下が栗とチョコ。
フランスパンの生地にチョコと渋皮栗がごろっと丸ごと1個入っていて、ずっしりと食べごたえがあります。
そしてお店の方オススメの「パンプキンシードブレッド」。
オリーブオイルを使った生地はソフトですが、たっぷりと入ったかぼちゃとひまわりの種がカリカリとして、クセになる食感です。
トーストするとさらに香ばしい風味がプラスされるのでオススメ。
こちらのパンは「逗子の暮らしセレクション」に認定された一品なのだそうです。
また最近は100%米粉を使ったグルテンフリーの食パンも人気なのだとか。
焼き立ては月曜のみで、他の曜日は冷凍したものを販売しているそうですが、しっとりもっちりした食感が人気で、すぐに売り切れてしまうそうです。
私のオススメはピスタチオクリームがたっぷりと入ったパン。
香り高くふんわりとやわらかなクリームが、しあわせな気分にさせてくれます。
吟味した素材からひとつひとつていねいに作られているこのお店のパンからは、シェフの思いが伝わってきます。
逗子に来た時にはぜひ寄ってみてくださいね。
「pain presso（パンプレッソ）」
住所：神奈川県逗子市山の根1-2-33 GAビル1F
アクセス：JR横須賀線「逗子駅」より徒歩5分
京急線「逗子・葉山駅」より徒歩10分
TEL：046-845-9781
時間：9:30-17:00
定休日：火曜・水曜
