暖かくなってきたので、以前から気になっていた茅ヶ崎市堤にある「茅ヶ崎市博物館」を訪問しました。
茅ヶ崎市堤にある「茅ヶ崎市博物館」は茅ヶ崎市の北部、「里山公園」がある方面にあります。
「茅ヶ崎市博物館」は横に「駒寄川」も流れていて、こちらも自然に囲まれているという感じです。
田園風景の中に近代的な建物が見えてきて、「あ!ここだ!」という感じで現れます。
実は建築途中の博物館の前をよく通っていたのですが、何ができるのか全く分かりませんでした。
完成後、調べて見たら「茅ヶ崎市博物館」となっていたので、行ってみようと思っていました。
ついに念願叶って訪問です。
中海岸から「茅ヶ崎市文化資料館」が移転
「茅ヶ崎市博物館」はこれまで茅ヶ崎市中海岸にあった「茅ヶ崎市文化資料館」を移転・整備して2022年7月30日に(土)にオープンした施設です。
「茅ヶ崎市博物館」は茅ヶ崎の50年の伝統を継承して、自然や歴史・文化の魅力を発信するのを目的としていて、地域や人づくりの拠点としても利用できるようになっています。
交通アクセスは良いとは言えず、駅から遠いのですが…それだけ駅から遠い場所なので、とても落ち着ける風景が広がっています。
2022年の12月に駐車場が完成したそうなので、今回は車で向かいました。
駐車場から博物館に向かうと、目の前に富士山がきれいに見えて思わず1枚(笑)。
写真では小さく見えますが、天気がいい日に実際に見える富士山は絶景でしたよ!
横に流れているのは「駒寄川」で、川に降りる階段はありますが、今は降りられないようにしています。
いずれ川の周りを整備して、川沿いに降りられるようになるのかもしれませんね。
川には何か生物もいるのかな?と思いながら、向こう岸を見てみると…茅葺き屋根の家が見えます。
写真では小さく見えるので、分かりづらいかも知れませんが、とても歴史を感じる建物です。
茅ヶ崎市指定重要文化財になっている「旧和田家住宅」だそうです。
このほか、近くの大岡越前守の菩提寺である「浄美寺」の境内に「旧三橋家住宅」もあり、どちらも江戸時代末期の大型民家の特徴や建築様式を垣間見ることができます。
「茅ヶ崎市博物館」からは近いので、すぐに見学ができますよ。
「茅ヶ崎市博物館」のテーマは「大地と人の物語」
長くてきれいな通路を通って博物館の入り口に到着…さっそく中に足を踏み入れました。
係員の方から説明パンフレットを頂いたので、参考にしながら館内を回ることしました…。
「大地と人の物語」~海と川と道が交じり合う茅ヶ崎の大地と、その中で連綿と続いてきた人びとのくらしとその物語を市民とともに探求し、守り、生かす~
このようなコンセプトの博物館だそうです。
まず、「基本展示室」には自動ドアから中に入ります。
茅ヶ崎の自然、人びとのくらしや文化を紹介した展示となっていて、ハクビシンのはく製があったり、植物の説明があったり、昔の生活用品があったり…。
なかでもこれは?!と目がとまったのは「氷冷蔵庫」でした。
氷を上蓋をおいて閉めるのでしょうか?前にドアもあるのでそこに食品を入れる?!
氷を置いて冷やす…みたいなものを見た覚えはあるのですが、上蓋のカゴに氷を置くのだろうと勝手に想像…。
写真展示の「電気冷蔵庫」は3月下旬から展示予定のようです。
そして、基本展示室とつながって「企画展示室」もあります。
特別展・企画展の開催や巡回展などの開催、調査研究活動、収集保管活動などの成果を紹介しているそうです。
現在は展示の大部分が『昔の暮らしの道具展』のものです。
企画展の開催期間は2023年4月23日までなので、昔の道具が見てみたい方はお早めに。
茅ヶ崎を学ぶ!企画展示室・図書室・市民交流スペース
「茅ヶ崎市博物館」は展示はもちろん、「収蔵庫」「市民交流スペース」「図書室」「資料整理・調査研究室」などが併設されています。
「収蔵庫」は考古、歴史・民俗、自然、などの各資料の保管をしているそうですが、収蔵庫なので、展示室からさらに奥のスペースにあるのではないかと思います。
「市民交流スペース」ではワークショップの開催、研修・講座やガイダンスの実施するそうです。
「図書室」は郷土に関する図書の閲覧や貸出、レファレンス等が可能で、机と椅子も設置されていますので、ゆっくりと図書を閲覧することができます。
「茅ヶ崎市博物館」から自然と親しもう!
「茅ヶ崎市博物館」は自然や歴史・文化資源をつなぐ拠点施設となっています。
近隣には、大岡越前守の菩提寺である「浄見寺」や市指定重要文化財である「旧和田家住宅・旧三橋家住宅」もあり、少し足を伸ばせば「里山公園」もあります。
「下寺尾官衙遺跡群」や「堤貝塚」「十二天古墳」などの遺跡も近くにあるそうなので、ぜひ足を運んでみてください。
茅ヶ崎市博物館
住所:神奈川県茅ヶ崎市堤3786-1
電話番号:0467-81-5607
交通:最寄駅 JR相模線「香川駅」より徒歩約25分(約2km)
もしくは、コミュニティバスえぼし号「北部循環市立病院線」に乗車
「31 浄見寺入口」で下車、徒歩すぐ
JR東海道本線・相模線「茅ケ崎駅」北口バスロータリーから神奈中バス「茅50系統 文教大学行」、「茅03系統 湘南ライフタウン行」、「湘11系統 湘南台西口行」に乗車、「堤坂下」で下車、徒歩約15分
神奈中バス「茅19系統 松風台・湘南みずき循環 /湘南みずき行」または「茅82系統 湘南みずき行」に乗車、「湘南みずき」で下車、徒歩約15分
小田急江ノ島線「 湘南台駅」西口から神奈中バス「湘11 茅ヶ崎駅行」に乗車、「堤坂下」で下車、徒歩約15分
駐車場:無料 普通車用19台、おもいやり用2台、車いす用1台、大型バス用4台(バス等の大型の車でお越しになる際は事前にお電話にて予約・相談が必要)
入場料:基本展示は無料※企画展示は有料の場合あり(展示会ごとに1,000円以内で設定)
開館時間:9時~19時(入館は18時30分まで)
※2023年1月5日~3月31日、入館は16時30分まで、17時閉館
図書室:9時~17時(※複写は16時50分まで、閲覧・返却は19時まで)
休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌平日)