海岸線を走る!世界初のマイボトル大会「湘南国際マラソン」

2007年から毎年11月から3月のいずれかにおこなわれている湘南国際マラソン。
マラソンコースから自宅も近く、新しい試みをしているという湘南国際マラソンを見に行ってきたので、その模様をご紹介します。

湘南国際マラソンは横浜マラソンに次ぐ規模で、ランナーのリピート率が高く、1万人以上が参加する人気のマラソンです。
第15回、16回大会はコロナウイルスの感染拡大のため中止でしたが、今年は3年ぶりにおこなわれました。

最高のロケーションでマラソンを楽しむ

スタートは大磯プリンスホテルがある大磯町です。あの、夏ににぎわう大磯ロングビーチですね。最長で25km走るそうです。私が住んでいるのは江ノ島ですが、ここまでランナーが走ってくるというのです!湘南は朝から天気も良くて、ランナーには最高の天候だと思いました。

ルートは朝の9時に大磯町をスタート。その後、平塚海岸、茅ヶ崎海岸線沿いを走り、江ノ島付近で折り返し、また海岸線沿いを走ります。第2折り返し地点の西湘二宮インターチェンジで折り返しして、スタート地点近くの大磯プリンスホテルがゴールです。

そんな遠いところから、走ってくるなんてまったく信じられませんが、走ってくるランナーの方々を待ってみることにしました。
はじめて身近で見るマラソンにドキドキしながら、家から最寄り駅の片瀬江ノ島駅まで行ってみると、駅の周りはたくさんの人だかりでした。

江ノ島にランナーたちが続々と

警備員やスタッフのボランティアのみなさんたちが沿道の歩行者や応援客、車両に声をかけながら、誘導と交通整理をしていました。いつも混んでいるこの国道134号に車が走ってないのを見るのは、なんだか変な感じがしました。

日曜日だったので、観光目的で遊びに来ていた観光客も多かったです。何のイベントかわからなくて、ボランティアスタッフに聞いている人もいました。

世界初!マイボトルを持参して走る

今回3年ぶりの湘南国際マラソンで注目されたのは、ランナーがマイボトル・マイカップを持参して走るという新しい試みをしたことです。

よくテレビでマラソンを見ていると、コース途中で給水ポンプから水をもらう中継を見ます。たくさんのプラスチックや紙コップ、ペットボトルが散らばっていますよね。
そのゴミを削減しようという世界初の試みでした。

具体的には、ペットボトルは約3万本を削減、紙コップやプラコップは50万個を削減、フィニッシュ後のペットボトルは2万6000本を削減、それに伴う梱包ダンボールやゴミ箱も大幅減になったそうです。すごいですね。

確かに、毎年、あのゴミを誰がどんなふうにお掃除をして、処分していたかなんて、考えることもしなかったです。

湘南で生活し始めて、まだ半年ほどですが、海も近いこともあるのか、自然環境に取り組んでいるイベントに出会うことが多くなりました。

こんな感じでランナーの皆さんが給水ポンプからマイボトルに給水していました。
私もこの給水ポンプで給水をしてみたかったのですが、ランナーだけだったので、来年、挑戦してみたいなと思いました。

ランナーは、江ノ島入り口付近で折り返していました。
知り合いの名前を呼んで応援している人もいれば、手をたたいてランナーを応援している人もいました。

ボランティアのみなさんの協力に「ありがとう」

ランナーが走り去った後、観客のみなさんが少なくなってきてからも、スタッフのみなさんや関係者の方が後片付けや整理をしていました。

たくさんのランナーのために、たくさんのボランティアのみなさんが協力していました。

今回、わたしはただマラソンを見ていた傍観者でしたが、実際に見に行くと、裏方で大会のために頑張っているみなさんを見ることができました。
ボランティアでも参加できるそうなので、来年はわたしも何らかのカタチで参加したいです。

ご興味のある方はこの機会に、来年の湘南国際マラソンに参加してみてはいかがでしょうか?

湘南国際マラソン
住所:神奈川県藤沢市片瀬海岸
アクセス:小田急片瀬江ノ島駅から徒歩1分

湘南国際マラソン事務局
連絡先:0463−70−6667
営業時間:10:00~17:30
定休日:土日祝日

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。