逗子の海を舞台にした幻想的なイベント「NIGHT WAVE 」

夏のにぎわいも姿を消し、すっかり静けさを取り戻した秋の逗子海岸。

10月22日、23日の2日間、ここ逗子海岸で、「NIGHT WAVE 〜光の波プロジェクト in Zushi〜」というイベントがおこなわれました。

前回の2018年以来、実に4年ぶりの開催となったこのイベント。

絶好のお天気に恵まれ、美しい夕焼けとともに素晴らしい光景を目にすることができました。

今回はこちらのイベントをご紹介します!

波が青く光る神秘的な光景

「NIGHT WAVE」とは、自然の波に光を照らし、波が青白く発光しているように演出するメディアアート作品です。

通常のイルミネーションとは違い、浜辺に寄せる白波だけが青く照らされ、一筋の光として浮かびあがります。

海という自然を生かした光が作り出す芸術を、逗子海岸を訪れた多くの人たちとともに楽しむイベントです。

逗子ではまれに、海が青く光る夜光虫が見られることがあるのですが、この「NIGHT WAVE」は夜光虫の現象にそっくりなんです。

本物の夜光虫は夏場に発生しますが、いつ出現するかもわからないし、めったに見ることができません。

数年前に見た時、波が青白く発光する様子がとても美しく、「もう一度見てみたい!」と思っていたので、今回のイベントはとても楽しみでした。

ビーチキャンドルとフラダンスのイベントも

逗子海岸では、「NIGHT WAVE」と同時に他のイベントも同時に開催。

22日に行われた「Zushi Beach Candle 2022」は、2015年から「キャンドルナイト」という名称でスタート。昨年、一昨年と新型コロナの影響で中止となったため、3年ぶりの開催となりました。

逗子海岸の砂浜にキャンドルを並べ、さまざまな絵柄を描くという市民参加型のイベントです。

日中、実行委員会のスタッフが砂浜にキャンバスを作り、設計図をもとにカップを並べていきます。

そこに市民ボランティアも加わってキャンドルを設置、暗くなるのを待って点火していきます。

年々キャンドルの数が増え、今年はなんと1万本だそう!

また「ZU-HURA」というフラダンスのイベントも昼間から開催。

20組を超えるフラチームが集まり、砂浜に設置された特設ステージでパフォーマンスを披露しました。

さらに逗子市内の飲食店が並ぶ出張ブースも設置されていました。

おでんや焼き鳥、豚汁など、心も体もほっこり温まる料理がおいしそう!

夕焼け空とNIGHT WAVEの競演

日が沈み、空が赤く染まってきました。

いよいよ「NIGHT WAVE」もスタート。

グラデーションに彩られた空と、青く光る波が幻想的な空間を作り出しています。

砂浜では「ZU-HURA」のフラダンサーによるパフォーマンスも。

ゆったりとした音楽にのせて、流れるような動きのダンスと、NIGHT WAVEの波の光。

なんとも贅沢な景色です。

そしてライトアップされたウインドサーフィンによるパフォーマンスも行われました。

この日は風も穏やかでしたが、プロのウインドサーファーのテクニックはさすが。

NIGHT WAVEの光とともに、ライトアップされたウインドサーフィンのセイルが水面に映って、息をのむような美しい光景が広がります。

この日は空気も澄んでいて、遠くの富士山もくっきりと見えていました。

夜の逗子海岸での特別な体験

砂浜で行われている「Zushi Beach Candle 」も大人気。

設置作業に参加したボランティアの子どもたちもうれしそうです。

ハートやヨット、富士山、地球などの形に照らされたキャンドルをながめ、一緒に撮影したりしていました。

ところでこれ、なんの形かわかりますか?

これは逗子市の形なんです!

お魚の形に似ている逗子市。口を開けているように見える部分が逗子湾なんですよ。

イベントなども再開され、少しずつ今までの生活を取り戻しつつある逗子の街。

いつもの生活が普段通りに送れることに感謝しつつ、来年もまたこの美しいイベントを見ることができますように、と願います。

みなさんもぜひ、一度このNIGHT WAVEを目にしてみてください。

忘れられない体験になること間違いなしです!

NIGHT WAVE 〜光の波プロジェクト in Zushi〜

住所:神奈川県逗子市新宿1-2210-6
アクセス:JR横須賀線「逗子駅」または京急線「逗子・葉山駅」より徒歩15分
開催期間:2022年10月22日(土)、23日(日) 17:00-20:00

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。