最近のニュースによると、首都圏の「街の幸福度」ランキングで堂々の2位に選ばれた葉山町。
海と山の豊かな自然に囲まれ、穏やかで住みやすい街でありながら、感度の高いショップや飲食店も多く、しかも都心から1時間ちょっとという立地の良さもポイントになっているようです。
夏には森戸、一色、長者ヶ崎などの海岸に海水浴場がオープンし、多くの人が訪れる人気の観光地でもある葉山。
今回はそんな葉山の海岸に隣接した、私のお気に入りの公園をご紹介します。
「御用邸のある街」葉山
天皇陛下や皇族方の静養地として知られる御用邸は、葉山を象徴する場所でもあります。
その御用邸が位置しているのが、一色(いっしき)というエリア。
御用邸の裏手には一色海岸が広がり、夏は海水浴場としてもにぎわいます。
ここは「CNNが選んだ世界のビーチ100選」に選ばれただけあって、砂浜も海水もとってもきれい。
そしてこの一色海岸から南の方へ続くのが大浜海岸と長者ヶ崎海岸。
一色海岸から大浜海岸へは臨御橋(りんぎょばし)という赤い橋を渡ります。
そしてこの大浜海岸に面しているのが県立葉山公園です。
まさに絶景!葉山公園からの眺め
葉山公園へはJR「逗子駅」または京急「逗子・葉山駅」からバスに乗って「葉山公園前」で下車、徒歩約5分で到着します。
公園内には駐車場も完備されています。
夏の海水浴シーズンや年末年始、土日休日は有料ですが、オフシーズンの平日は無料。
ただし夕方6時には閉まってしまうので、日が長いうちは要注意です。
入口からきれいに整備されたプロムナードを進んでいくと、右手にクロマツの林や芝生の広場が見えてきます。
左のゆるい坂を登るとその先には…
目の前に広がる大浜海岸と、その先一面に広がる相模湾が。
右手は一色海岸、左手は長者ヶ崎海岸です。
空気が澄んだ晴れの日には富士山や伊豆半島まで見渡せます。
ここから階段を数歩降りると砂浜に降り立つことができます。
ぶらぶらと波打ち際を歩いていると、パドルを抱えた小さな女の子が横を駆け抜けて行きました。
その先には大きなカヤックが。
葉山の子どもたちにとっては、海が遊び場なんですね。
ここの海岸は穏やかな波が寄せているように見えますが、波打ち際から3メートルほど海に入ると急に深くなるので注意が必要。
夏には海水浴場がオープンしますが、大浜海岸はマリンスポーツエリア、お隣の長者ヶ崎海岸と一色海岸は海水浴エリアとなっています。
広い芝生でピクニック
公園に戻って、プロムナードを進んでいくと屋根付きの休憩所やベンチなどが並ぶ芝生の広場が。
ベンチに座って波の音を聞きながらのんびり海を眺めていると、心の底からリラックスできます。
お弁当を持ってピクニックするのにもうってつけの場所ですが、その際はくれぐれもトンビに気をつけて!
私は何年か前にここでピクニックをしていた時、トンビにおにぎりをとられて手を怪我したことがあります。
お弁当は屋根のある場所で食べるのを強くオススメします!
海でも遊具でも遊べるよ!家族みんなが大満足の公園
芝生の広場から奥の方へ進んでいくと、クロマツ林の中に遊具が見えてきました。
すべり台などが組み合わさった木製の遊具とブランコがあり、小さな子どもたちでにぎわっていました。
この葉山公園はかつて御用邸の馬場として使われていたのだそう。
現在も御用邸に隣接しているので、海岸には警察官が常駐しています。
そのためこの辺りは治安もよく、家族連れで訪れるのにも安心です。
また出入口近くには管理事務所や休憩所、ユニバーサルデザインのトイレや、手足を洗うことのできる水場もあるので、お子さんを連れて遊ぶのにも便利。
さえぎるものが何もない、一面に広がる海を望むことができるこの公園は、夕日がきれいなスポットとしても有名です。
特に富士山の山頂に夕日が沈むダイヤモンド富士が見られる時には多くの人が集まるのだそう。
初夏には公園の浜辺の近く一面に、ハマナスがピンク色の大きな花を咲かせるのだとか。
海を間近に感じられる落ち着いた雰囲気の葉山公園。
ぜひ一度訪れてみてください。
葉山公園
住所:神奈川県三浦郡葉山町下山口
アクセス:JR横須賀線「逗子駅」または京急線「逗子・葉山駅」よりバスで「葉山公園前」下車、徒歩3分
TEL:046-876-4601