葉山町一色周辺には“こみち”と呼ばれる細い路地がたくさんあります。
といっても、なにげなく歩いていた道に“○○こみち”などと、
名前が付けられているのを知ったのはつい最近のこと。
ちょっとした散策ができるほど、複数名の付いた“こみち”が存在するようなので
「何かおもしろいものが転がっているのでは」と、歩いてみました。
“こみち”を知ったきっかけは…
筆者が“こみち”の存在を知ったのは、友人が行った『山口蓬春記念館』の周辺マップでした。
こみちの名前が書かれていて、オススメ散策コースと
ランチのできるお店まで紹介されています。
マップを見るだけで、別荘地葉山のオシャレな“こみち”を、優雅に歩いているイメージが浮かびます。
記念館のHPに、データ版の周辺地図(http://www.hoshun.jp/)があり、
これを基に今回散策コースをたどってみました。
では、冒険の旅へ出発!!
旅のスタートは『蓬春のこみち』
三ヶ丘・近代美術館前バス停すぐ近くの『蓬春こみち』から、スタート。
こみちの看板がなければ、入っていいのかためらうほどの細い道です。
ここを上っていくと、『山口蓬春記念館』があります。
現在ウィルス感染対策のため、入館時間が15:00までで15:30には閉館となっていました。
到着した時刻がギリギリだったため、入館はできませんでしたが、
次回は午前中を狙って来ようと思います。
細い道が続きます。
途中分かれ道もいくつかあり、迷うことしばしば。
迷っても楽しいのですが、今回は地図にあるオススメ散策コース通りに進みます。
コースに点在する気になるスポット
こみちを散策していると、様々なものに出会います。
『蓬春こみち』を抜けたところにあるポスト。
この丸形のポストは、見かける数が少なくなったとは言え、まだ時折見かけますが、
ここのポストの面白いのは、後ろに「赤いポスト」と看板があるところ。
なんだかかわいいです。
『佐島石こみち』入口には、趣のある看板が!
一体これはなんの看板?と思いながら進むと
同じ看板の下に「黒米育成中」と苗が2つ立っています。
真ん中のペットボトルに「あっという間にお水がなくなってしまうので、
水やりお願いします」との貼り紙が…
ますます、ここは何だろう?と気になります。
「なぜ、この苗だけ?水やりは通行人任せ?」
それ以外の看板が見当たらないので、調べてみました。
この『古家1681(coya iroai)』は、曜日や日にちによって、調味料の量り売りをしていたり、
発酵食品の作り方教室や、和食薬膳講座、手すき紙製品の販売をしていたりといった、
自然を大切にしていること、ものを提供しているところのようです。
建物は古民家といった雰囲気で、とても気になります。この日はOPENしておらず…残念。
こみちを抜けて一端大通りに出ると
大きな木の奥に、ショップのようなものが見えます。
複数のお店の入っているセレクトショップ『SUNSHINE+CLOUD(サンシャイン+クラウド)』。
カフェ、家具、服、フラワーショップなど、様々なアイテムが揃っていました。
葉山ならではの雑貨もあり、見ているだけでも楽しい♪
ランチもできるので、ここに来れば迷うここはなさそうです。
その他、こみち散策では気になるスポットを、たくさん見つけました。
探しものをする感覚で歩くのも楽しいです。
個性豊かなこみち看板に注目!
今回歩いた“こみち”には、名前が付いているのですが、
ふとした場所にその看板が掲げられていました。
看板にはそれぞれ個性があって、それを探すのも楽しみのひとつ。
手描きのものもあれば、貝でデコレーションされているものも。
また、こんなところに看板が!と思う場所に掲げられたりしています。
町内で作成されたもののようですが、その地域の個性が出ているようで、おもしろいですよ。
山側から海へ~
今回は、『蓬春こみち』から、三ヶ岡通りを経由して『佐島石こみち』『森山こみち』を歩き、
一色海岸へ出るコースを散策しました。
高台は森の中だったりして、ちょっとした冒険気分を味わい、
その後海の開放感を感じる小旅行でした。
そして一色には“こみち”はまだまだあります。
特に『しおさいこみち』は、写真映えするスポットのようなので、次回行ってみよう。
探しものをしながら散策していたら、夕方になっていました。
小磯の芝生の上で、海を眺める贅沢な時間を過ごして、今日の冒険は終わりです。
葉山町一色のこみち
『山口蓬春記念館』(http://www.hoshun.jp/)周辺地図を参考に散策。
JR逗子駅、京急逗子・葉山駅よりバス(海岸回り)『三ヶ丘・近代美術館前』バス停下車しスタート。
エリア:神奈川県三浦郡葉山町一色