湘南鷹取山から逗子神武寺へハイキング!

梅雨の合間に楽しく歩いてきました。

ハイキングと史跡が同時に楽しめる、「神武寺・鷹取山ハイキングコース」をご紹介します。

気軽に歩けるルートですが、山歩きにはしっかりとした服装・靴ででかけましょう。

京浜急行「逗子・葉山駅」から「金沢八景駅」で乗り換え、「追浜駅」に。

湘南たかとりセンター行「追1」のバスに乗り、終点まで。

湘南鷹取住宅内の坂道に沿ってさらに上っていくと「鷹取山公園・磨崖仏」の看板が見えてきます。

横の石段が、ハイキングのスタート地点です。

どーんと目の前に現れる、磨崖仏(まがいぶつ)です

石段を上り、道標に沿って歩いていくと、いきなり、8mもの巨大な仏像が現れます。

非日常の風景が、住宅地からすぐの場所に突如現れ、本当に驚きました。

弥勒菩薩(みろくぼさつ)様です。

人々の救済方法をじっと思索されている、静かな姿。

昭和35年、地元の彫刻家、藤島茂氏によって彫られたものだそう。

アフガニスタン、バーミヤンの石窟のようですが、歴史は案外新しいですね。

標高139mの「鷹取山」は、今日は通過地点。

先に進みます。

鎖場を下る、本格派の山道です

鷹取山から神武寺への下り道には、鎖場があります。

この周辺の凝灰岩は、滑りやすくもろいです。

鎖につかまりながら、一歩一歩進みます。

手がしびれて痛くなりました。

軍手持参がよいかもしれません。

この後、岩場、階段があり、「神武寺」へと下りていきます。

「医王山・神武寺」は1598年から薬師信仰の中心です

「医王山・神武寺」薬師堂の中の薬師三尊像は、秘仏。

33年に1回、開帳されます。

前回は2017年、次回は2050年です。

がっかりしていた私に、通りがかった近所の方が教えてくださいました。

毎年12月13日9時から12時、すす払いの時に拝観のチャンスがある、とのこと。

必ず、また来ます。

逗子八景のひとつ。鐘楼堂もすばらしい佇まい

境内の鐘付き堂「鐘楼堂」は、切通しの岩上に建っています。

1859年に再建されました。

梵鐘は、第二次世界大戦で供出され、現在のものは1950年(昭和25年)に鋳られたものだそうです。

緑に囲まれて、思いっきり深呼吸。

気持ちが静かーに落ち着いていきます。

苔むした石段を下って、元の世界に戻ります

楼門をくぐり、石の階段を下りると、逆ルートで入山する方々に出会いました。

「鷹取山へのルートはいかがですか?」

「岩場や鎖場もあって楽しいです。上りはちょっときついかもしれません」

などと会話を交わし、「裏参道」をずっと下っていきます。

四つ角を右折、「海宝院」の前を通り過ぎ。

「海宝院」山門は、室町末期の様式を保っています。

いにしえにタイムスリップしてしまいそう。

現在は逗子市の重要文化財に指定されています。

残念なことに、ちょうどメンテナンス中でした。

総藁ぶきの風情ある山門、あらためて見学に来ますね。

「海宝院」には、石原慎太郎氏のお墓もあり、一族の法事の際にはマスコミの方々で混みあういます、小ネタ。

そのまま直進、JR東逗子駅が本日のゴールです。

岩場・鎖場のハイキングとさまざまな史跡めぐりが一度に楽しめる、楽しいコース。

みなさんも一度チャレンジしてくださいね。

神武寺・鷹取山ハイキングコース
住所:神奈川県逗子市沼間周辺
アクセス:京浜急行逗子線「逗子・葉山駅」から「金沢八景駅」で乗り換え、「追浜駅」下車。
     湘南たかとりセンター行「追1」のバス乗車、終点まで。
     湘南鷹取住宅内の坂道上り、「鷹取山公園・磨崖仏」看板横入口
電話番号:なし
時間:特になし  
定休日:なし

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。