映画やテレビドラマで藤沢を見ると「あっ、あの場所だ!」と、より楽しく観ることができます。観ていても全く気づかず、後で友人に知らされおどろくなんてことも。違う角度から見ると全く別の場所に見えたりしますが、この場所がこんなにキレイに写るなんて!ということもあります。
「ハニーレモンソーダ 」のロケ地は藤沢
ラウールさん主演の「ハニーレモンソーダ」という映画があります。藤沢市役所に行った時「ハニーレモンソーダ」の藤沢ロケ地マップというのがあり、それを見て知りましたが、そのロケ地の1つに使われたのが片瀬にある「龍口寺」です。
場所は片瀬ですが、歩くと鎌倉の腰越が近くにあるというロケーションです。目の前をちょうど路面を走る江ノ電が通るので、とても情緒を感じられ、写真撮影スポットなどにもよく使われています。
映画では夏祭りのシーンで使われました。お祭りのシーンは映画の醍醐味にし、監督のお気に入りの『石でもお前は宝石なんだよ』というセリフは劇中のいいシーンで使おうと思っていたそうです。そしてそのセリフはここで使うことになりました。
ハニーレモン「ソーダ」なので胸キュンならぬ『しゅわきゅん』です。
ちなみに映画の撮影のため「龍口寺」でやったお祭りのセットをそのままにしてもらい、照明のバッテリーまで残してもらったそうです。
龍口寺の厄除の歴史
9月11,12,13日に「龍の口難会」が行われます。
1272年9月12日、日蓮が幕府から処刑される予定で龍の口刑場(現在の龍口寺)へ連行されました。しかしあわや斬首になりそうなとき、江ノ島の方角から不思議な光がきて役人の目をくらませ処刑が中止になり、日蓮は島流しになりました。処刑を逃れた日蓮の法要が「龍の口法難」だそうです。
刑場に連絡される日蓮に「黒ごまのぼたもち」が差し入れされたことから、このぼたもちは年中無難、災難を逃れる効力があるとされ「難避けぼたもち」として「龍の口難会」の法要が終わると堂内に集まった参拝者にまかれます。
今年は新型コロナウィルスのため「ぼた餅まき」は中止となりましたが、開催されたときには「難避けぼたもち」を受け取ってみたいです。
日蓮が処刑を逃れたことからも災難よけや厄除のご利益があるとされている「龍口寺」ですが、私もしっかり厄除お守りもいただいてきました。
小さな木のプレートのようなものが2つに割れるようになっているのですが、片方に自分の名前を書いてプレートを割って名前の方を渡すと、それを炊き上げてもらい、厄を落とせるということらしいです。
- 竹の口竹灯籠
境内に青竹で作られた灯龍約5000が並べられ夜になるとロウソクに火が灯されます。幻想的ですね。2009年までは「灯龍流し」だったのですが2010年から「竹灯籠」になりました。
コロナ下でお祭りなどもキャンセルされているので夏の楽しみの花火大会やお祭りの屋台が恋しいです。焼きそばや焼きとうもろこし食べたいですよね。
次は江ノ島
続いてご紹介するロケ地は、江ノ島。小田急線江ノ島駅の近くでも撮影をしています。
駅から江ノ島水族館まで徒歩3分ほどですが、そこへ行くまでの道、そこから先の歩道橋が使われています。
もうそろそろ涼しくなってきたので、水族館や弁天仲見世通りに行くのはいかがでしょうか?お店もたくさんありますし、秋の海というのもいいと思います。
テラスモールのすぐ横にある神台公園も撮影に使われていますが、テラスモールではこんなTシャツもみかけました。
藤沢が撮影場所に使われたドラマ
藤沢はいろんな映画やドラマでロケ地として使われています。
2004年「彼女が死んじゃった」2006年「タイヨウのうた」と2010年「ヤンキー君とメガネちゃん」にはかなり江ノ島付近が撮影場所として使用されていました。やはり江ノ島はKing of ロケ地です。
最近では「ナイトドクター」のあさひ朝浜病院は藤沢市役所だったそうです。「ナイトドクター」はずっと観ていたのに全く気づきませんでした。藤沢市役所は2017年に新しく建てられ、とてもキレイで建物の中もとても分かりやすくなっています。平日のランチタイムにはフードトラックも来ています。
「半沢直樹2」
湘南台の「城南信用金庫」が「東京中央銀行伊勢志摩支店」として撮影場所になっていました。賀来賢人さんが来てたそうです。
もちろんこの他にもたくさんロケ地として使用されています。自分の好きな映画やドラマの撮影で藤沢が使われているかもしれないので、みなさんもぜひ調べてみてください。実際その場所に行ってみるとストーリーも違う見方ができるかもしれませんね。
龍口寺
住所:神奈川県藤沢市片瀬3-13-37
アクセス:江ノ電江ノ島駅、湘南モノレール湘南江ノ島駅より徒歩3分
電話番号:0466-25-7357
受付時間 : 9:00〜16:00
休日:なし