梅雨の時期に見頃を迎える花といえばあじさいですよね。
我が家の小さな庭に咲いているあじさいも、日々、目を楽しませてくれています。
この辺りでは鎌倉の明月院や長谷寺のあじさいが有名ですが、葉山にも名所と言われている公園があるんです。
その名もズバリ「あじさい公園」!
住宅街を抜けた先の高台にあるこじんまりとした公園ですが、およそ3000株ものあじさいが植栽され、「かながわ花の名所100選」にも選ばれています。
見頃を迎える梅雨の時期に行ってみたいと思っていた「あじさい公園」。
今回はこちらの公園をリポートします!
山側からでも海側からでもアクセスOK
「あじさい公園」は葉山町堀内の高台にあります。
JR「逗子駅」もしくは京急「逗子・葉山駅」から山手周りのバスに乗って「向原(むかいばら)」で下車し、住宅街を10分くらい歩くと公園に着きます。
もしくは海岸周りのバスに乗り、「森戸海岸(もりとかいがん)」または「真名瀬(しんなせ)」で下車しても、徒歩10分くらいで到着。
公園の近隣には駐車場はないので、今回は森戸神社近くの駐車場に車をとめて歩くことにしました。
バス通りから一本山側に入ると葉山の閑静な住宅街が広がっています。
小さな路地を抜け、ステキなおうちを眺めながら、公園に向かいますが、上り坂なのでだんだん息があがってきます…。
すると「あじさい公園 入口」の看板が見えてきました。
この路地を抜けるとあじさい公園に到着です。
あじさいの花に埋め尽くされる園内
公園入口の看板横の斜面にも見事なあじさいが咲き誇っています。
美しいあじさいを愛でながら階段を登っていくと、標高43.1メートルの標識が。
ここを左手に進むと、はやま三ヶ岡山緑地ハイキングコースのあじさいコース入口になっています。
そこから山頂まで登り、海の方へ向かうと真名瀬海岸、反対側に行くと旧役場前に出ることができます。
標識の右手を進んでいくとあじさいが間近に迫る小道が続いています。
同じ花なのに水色や紫色、ピンク色と少しずつ違う色のあじさいに目を奪われながら進んでいくと…ぱあっと開けた場所にでます。
こちらが公園の中心となる広場で、周りを囲むようにあじさいが植えられ、ベンチやテーブルなどが置かれています。
そしてその向こうには海が!
葉山の街並みの向こうには相模湾が広がり、「裕次郎灯台」として知られている葉山灯台や、海に浮かぶ森戸神社の鳥居、江の島、そして湘南の海岸を見渡すことができます。
今日は残念ながら曇っていて見えませんでしたが、晴れた日には富士山も望めるそうです。
またこの公園は夕日がきれいに見えるスポットとしても知られているそう。
条件が揃えば、あじさいの花越しに広がる相模湾、江の島と富士山、そして美しい夕焼けを写真に収めることもできそう。
この公園は丘の斜面に作られているため、小道といくつかの広場があり、それぞれの場所であじさいを楽しむことができます。
広場の奥の階段を、両側から張り出したあじさいの間を通り抜けながら下に降りていくとガクアジサイの群生が広がっています。
それほど広くはない公園ですが、あじさいが至る所に植えられていて、花の時期に訪れるとまさに圧巻!です。
梅雨時とはいえ、花を楽しめる期間が比較的長いのもうれしいポイントですよね。
花の季節以外もオススメの穴場スポット
この公園は明治時代、外国人向けのホテル「平山ホテル」が建っていた場所なのだそう。
1975年に「あじさい公園」として開園し、花の季節以外も素晴らしい眺めを望める場所として、地元葉山の住民をはじめ、多くの人に愛されるスポットとなっています。
公園から10分ほど歩けば真名瀬海岸や森戸海岸に行くことができるのも魅力のひとつ。
ぜひこの「あじさい公園」を訪れて、あじさいの花と眺望を楽しんでみてください!
あじさい公園
住所:神奈川県三浦郡葉山町堀内1537番地
アクセス:JR横須賀線「逗子駅」、または京急線「逗子・葉山駅」よりバスで「向原」下車、徒歩約10分