葉山に美術館があるのは、だいぶ前から知っていました。
海岸回りのバスで一色方面に向かえば必ず、県立近代美術館の前を通りますから。
でも、今まで“海”にしか意識が向いていなかったので、
美術館に行くのは「そのうちに」と、足を運ぶ機会がなかったんです。
調べたら葉山町一色周辺には美術館・博物館が点在しており、
ちょっとしたミュージアム巡りができるようで、
そのうちのひとつ『神奈川県立近代美術館 葉山館』は海辺にあり、ロケーションも最高!
ということでこの機会に、
普段なかなか触れることのない近代美術を感じに行ってきました。
エントランス前の空間は、波の音で迎えてくれる
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エントランス前の広場には、屋外展示されている作品がいくつかあり、
訪れる人を迎えてくれます。それと共に、
隣接する海岸からの波の音が響いていて、海を感じる空間です。
この波の音につられて、美術館に入館する前に
海への眺めが気になり開けた場所に行ってみると…
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海がキラキラ輝いてました。
写真右側はレストラン。海を眺めながら食事ができ、
平日にもかかわらず待っているお客さんは多かったです。
この眺めだけでも満足ですが、今日は美術鑑賞に来たので入館しましょう。
企画展とコレクション展があり、今回は…
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企画展は、他の美術館などから借りた作品を展示しているので、
なかなか鑑賞機会の少ない作品を集めた展覧会。
コレクション展は神奈川県立近代美術館所有の作品を展示しています。
企画展は観覧料一般1,200円(企画により変わる可能性あり)で、
コレクション展も同時に観ることができます。
コレクション展のみの観覧料は250円。
今回は時間の都合で、コレクション展のみ観覧です。
展示作品は撮影不可のため写真はありませんが、
展示の最初にあの「ゴッホ(フィンセント・ファン・ゴッホ)の
エッチング作品があり、小さな作品ながらも迫力を感じます。
近代美術に縁のない筆者は、タイトルを見て「なるほど」と思うことが多いため、
“無題”と書かれていると、「作者は何を表現したかったのだろう?」
と、しばらく作品の前で考え…
結局分からないまま「考えさせることを目的としているのかもしれない」と、
勝手に思いながら先に進みます。
すると今度は動画が流れています。これも作品なのだとか。
筆者が驚いたのは、この作品には音があること。
美術館は“静寂”が基本ですが、この作品は音も含めての作品なので、
ちょっと目を(耳を)引きます。
2020年の作品なので、「芸術も多角的な視点でつくられるようになったな」
と感じながら展示室を後にしました。
屋外展示も充実!波の音との共存が印象的
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館外の散策路には、屋外作品の展示がいくつかあります。
こちらは自然を感じながら美術鑑賞ができ、波の音がかすかに聞こえて心穏やかに進みます。
やっぱり作品に関しては、色々考えましたが(笑)
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ふと視線を感じ見上げた先には…
有名なアニメ作品に出てきそうな造形が!
夕暮れ時に見たら、ちょっとドッキリしそうです…
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その場所からの風景。
あの佇む人(?)は、あの場所からこの海を毎日眺めてるんだなぁ。
ちょっと羨ましい。
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この日も残暑が厳しく、散策路途中の竹林の木漏れ日にも癒やされました。
写真にはありませんが、この竹林を活かした作品もあり、こちらも個性的。
この屋外展示は観覧料不要なので、ちょっとした散歩にもいいかもしれません。
隠れた場所に点在する屋外作品、ぜひ見逃さないで!
自然の宝庫!葉山での芸術鑑賞は心豊かな時間
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自然に囲まれた『神奈川県立近代美術館 葉山館』は、
美術には疎い筆者でも構えずに鑑賞でき、
脳と心のリフレッシュになった気がします。
コレクション展も定期的に作品を入れ替えているようなので、
次回の展覧会もチェックしよう!
なお、神奈川県立近代美術館には鎌倉別館もあります。
現在は改装のため休館中ですが、来年2021年1月末からリニューアルオープンの予定です。
こちらも行ってみたいな。
神奈川県立近代美術館 葉山館
所在地:神奈川県三浦郡葉山町一色2208-1
電話:046-875-2800(代表)
アクセス:JR逗子駅、京急逗子・葉山駅より、
海岸回りバス「三ヶ丘・神奈川県立近代美術館前」で下車
HP:http://www.moma.pref.kanagawa.jp/