東京から1時間ほどでアクセスできる、人気の観光地・鎌倉。
海も山もあって、のどかな空気が流れていて、どこかノスタルジック。
太陽はどこで見たっていつも同じはずなのに、
この街で見る朝陽、夕陽は本当に美しくて、
何の予定もない休日はぼんやり景色を眺めているだけで
疲れやストレスがスーッと消えていくような気がする…。
ここへ移り住んでからというもの、
日が昇ると目覚め、日が暮れると眠くなるという
なんとも原始的な生活を手に入れ、すっかり生まれ変わった私の毎日。
少し前まで、朝一番の散歩が日課になるなんて思ってもみませんでした。
早起きして眺める海。お天気なら朝から気分よく1日をスタートできる
そんなご近所散歩で特にお気に入りのスポットがここ、
江ノ島電鉄「鎌倉高校前」駅からの景色です。
鎌倉を訪れたことがなくても、なぜか見たことがあるこの景色。
テレビや雑誌で撮影に来るクルーも結構いるため、
一度は目にしたことがあるという人も多いことでしょう。
でもこの場所、一番よく知っているのは、きっとマンガやアニメ好きのあなた。
そうです、ここはあの人気漫画家・井上雄彦さんが手がけた作品、
『SLUM DUNK』でよく登場した風景でもあるのです。
正直、私はアニメーションをあまり観ないので詳しくありませんが、
この風景が『SULM DUNK』に登場していることだけは知っていました。
なにしろ、アニメで見た景色をどうしても写真におさめたいと、
アジア系外国人観光客が湘北バスケ部のユニホームを着て、わんさか訪れていましたから。
海が一望できる、ホームからの眺めも最高!
憧れの聖地は、「鎌倉高校前」駅を降りてすぐ。
住宅街へとつながるちょっと急な坂道をのぼって振り返ると、
正面には踏み切りがあり、そこを江ノ電が走り去ると、真っ青な海がドーン!
このシーンが撮りたくて、一時は本当にたくさんの外国人でごった返していました。
マンガの力、テレビの力、アニメーションの力って本当にすごいですね。
アニメはいまや日本の文化であり、大きな財産です!素晴らしい!
でも、この駅の素敵なところは、それだけではありません。
ホームに降り立つとさえぎるものはひとつもなく、海とご対面できるロケーション。
これも、この場所が人気の撮影スポットである理由なんです。
恵まれていることに、我が家からここまでゆっくりお散歩してもほんの数十分。
往復で20分とかからない短い距離ですが、
寝ぼけたアタマとカラダを目覚めさせるにはちょうどいいお散歩コースです。
国道を渡って階段を降りればすぐに砂浜があるので、
座ってボーッとしたり、ストレッチをしたり、深呼吸したり。
本当に最高な気分で1日のスタートが切れるんですよ。
ちなみに、余談ですが「鎌倉高校前」駅は最近いろいろと規制されて、
地元のポリスマンたちがしっかり見守っていますので、
道路にはみ出しての撮影や迷惑行為は少なくなり、混雑も緩和されたようです。
聖地巡礼に来てみたい皆さん、鎌倉の景色は決して逃げません!(笑)
気が向いたら、いつでもどうぞ見にいらしてください。
ただし、規制があってもなくても、
道路に飛び出したり、江ノ電の線路に入ったりしての撮影は
危険ですからやめましょうね。
撮影するなら車道からではなく、国道側の舗道からのポイントも、
通過する江ノ電をしっかりおさめられて、おすすめですよ。
江ノ島電鉄「鎌倉高校前」駅
住所:神奈川県鎌倉市腰越1-1