たまには活字にふれてみませんか?充実した施設の「逗子市立図書館」

京急線、逗子・葉山駅から徒歩3分、JR逗子駅から徒歩5分と、たいへん立地が良いところにある「逗子市立図書館」。

一瞬、え?これが市立の図書館?と思ってしまうほど、近代的な建物です。
太陽で輝くガラス張りの棟、海街の逗子にとってもマッチしています。
しかもここは1階から3階までどの階も陽射しが差し込んで、明るく開放感があります。
図書館の方にお話をうかがったところ、平成17年に、当時の市長さんがこだわりを持って建設されたようです。

この建物は「逗子文化プラザ」の文化・教育ゾーンとなっていて、図書館のほかに「なぎさホール」というコンサートなども行われる多目的ホールが併設されています。
市民の憩いの場所でもあります。

市民以外の方でも本を借りることができ、立地の良さから通勤通学の途中に立ち寄る方も多いそうです。
市内の何ヵ所かと、JR逗子駅構内には返却ポストも設置されているので、大変便利です。

児童図書が豊富、キッズコーナーも広々!

1階は、手前に新聞や雑誌コーナーと閲覧席があり、奥は児童図書がメインとなっています。
児童図書はかなり豊富です。
子どもたちが靴を脱いでゆっくり本が読める「おはなしコーナー」と呼ばれるスペースも広めです。
ガラス張りのため、外から入るあたたかな光で、ついついウトウトしてしまいそうです。

図書館主催のイベントもあります。
この「おはなしコーナー」で「おはなしかい」も開催されています。
たくさんのお子さんが、聞き入っている姿が目に浮かびますね。
おとな向けには月イチでお隣のさざなみホールにて「図書館名画座映画会」という映画鑑賞会も開催されています。

1Fは閲覧席も豊富でしかもソファ席が多めです。
外に向かって並べてあるソファーでは、植栽も手入れが行き届いていてテラスで本を読んでいる感じが味わえると思います。

2階には石原慎太郎氏のコーナーもあります

2階は一般図書がメインとなっていますが、郷土展示コーナーがあり、逗子の自然や逗子にゆかりのある方などの資料が展示されています。
ここを見るだけで逗子のものしりになった気分になりますよ。
この日は『三浦一族と逗子』でした。

先日お亡くなりになられた芥川賞受賞作家の石原慎太郎氏は、幼少期にここ逗子で過ごされ、逗子のまちづくりに大変貢献をされた方です。
生前、ご自宅に所蔵されていた本の寄贈を受け、「石原慎太郎文庫」コーナーが設置されていました。
この日は追悼としてそのコーナーはさらに拡大され、懐かしいお写真なども飾られていました。

3階は、吹き抜け部分が大半でロフトのような感じになってます。
学習室とパソコン室が分かれてあります。
2階で予約をして席の確保をするので、人の出入りは少なく集中できる場所となっています。

3階から見た2階、どうでしょう?
なんとなく、図書館のイメージって古くてちょっと重〜い雰囲気じゃありませんか?
ここは抜け感もあり本当に心地の良い場所です。

情報はすべてインターネットで収集できる時代。
電子書籍サービスも豊富です。
でもたまには、活字にふれてみてはいかがでしょうか?
在宅時間も増えた昨今、本を借りに来るのもよいでしょう。
閲覧席も豊富なので、ちょっと休憩に、雑誌を読みに来るのもよいでしょう。
お近くにお越しの際は、立ち寄って見てください。

逗子市立図書館
住所:神奈川県逗子市逗子4-2-10
アクセス:京急線:逗子・葉山駅から徒歩2分/JR:逗子駅から徒歩5分
TEL: 046-871-5998
開館時間:平日 午前9時~午後7時/土日祝 午前9時~午後5時
休館:火曜日

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。