鎌倉の空き地?富士山も見える「深沢多目的スポーツ広場」

大船駅から湘南江の島駅まで走る湘南モノレールの駅の1つが湘南深沢駅。
この湘南江の島駅へ向かう進行方向の右側に広がるのが「深沢多目的スポーツ広場」です。

文字通り、見渡す限りの広場。ここで土日ともなるとサッカーや野球やラグビーなどスポーツを楽しむ人たちの姿があります。

人気の鎌倉エリアにある、ある意味とっても贅沢な空き地。そして今、最も注目度の高い場所でもあります。

今回は今後が楽しみな市民の憩いの場、「深沢多目的スポーツ広場」を紹介します。

「深沢多目的スポーツ広場」は実はだだっ広い空き地の一部

「深沢多目的スポーツ広場」は、元々、JR東日本旅客鉄道の車両工場があった場所にあり、広さは2面の土のグラウンドです。
この2面と隣の土地を区切るフェンスがぐるりと取り囲んであり、その先はスポーツ広場からは見えませんが、すぐ隣は「JR大船工場跡地」になります。

この辺り一帯を含めた広さはなんと31.1ha!東京ドームが4.7haなので、つまり東京ドームがおよそ6個分になります。

鎌倉でここまで広い空き地はないと思います。そう思うと何とも贅沢な場所!しかし、横浜や近隣の市には立派なグラウンドがある中、鎌倉にはないので貴重な場所でもあります。

雨が降った後、スポーツをするとグラウンドがデコボコになってしまうため、使用ができなくなる、また、火気厳禁など決まりがありますが利用する人たちがマナーを守りながら楽しんでいます。

2032年には近くに新駅が開業!

この「深沢多目的スポーツ広場」を含む深沢地区は、2032年に新たに誕生する村岡新駅に絡んで再開発がこれから進むエリアとして、注目されています。どんな風に変わるのか気になりますね。

村岡新駅は実に107年ぶりにJR東海道線に設置される駅。大船駅と藤沢駅の中間に開業されます。

この駅ができる場所はちょうど、「TSUTAYA村岡店」がある辺りで、「武田薬品工業湘南ヘルスイノベーションパーク」も近くにあります。村岡は藤沢市になりますが、そこから柏尾川を渡ればすぐに鎌倉の深沢地区。

この新駅開業に合わせて深沢地区では、市役所の移転や住宅地、商業施設の計画もあり、体育館や公園もできる予定です。

一番ホットな出来事としては、2024年までの期間限定で鎌倉インテルが市内初となる人工芝のグラウンドを完成させています。このスタジアムの名前は「みんなの鳩サブレ―スタジアム」。鎌倉らしくて和みます。

その他にも「湘南深沢ワン・パーク」というドッグランも楽しめる多目的な公園も少し前にでき、にぎわっています。どんどん新しく生まれ変わっているので楽しみですね。

ビルも屋上もないから望める富士山も魅力

雨が降ると、大きな水たまりもできる「深沢多目的スポーツ広場」から、澄んだ空気の日には富士山もキレイに見えます。

おススメはやはり冬など寒い季節ですが、夏でも見える時があります。中でも夕暮れの景色は本当にキレイですよ。

泥だらけになりながらも一生懸命にボールを追う、ラグビーの子どもたちの姿もよく見られます。

いつか整地され、この地で思いっきりスポーツが楽しめる人工芝や芝のグラウンドができたらいいですね。

2032年まであと11年。どんな魅力のある場所になるか目が離せませんね!

深沢多目的スポーツ広場
・住所: 鎌倉市寺分字陣8外
・アクセス:湘南モノレール湘南深沢駅から約徒歩2分
・TEL: 0467-43-3419※利用についての詳細はスポーツ課にお問い合わせください。
・休場日:12月29日~1月3日
・利用料:無料

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。