日米の艦船も望める!バラと桜も美しい横須賀の「ヴェルニー公園」

3月に入り、日中は上着なしでいられる日も多くなってきました。

そうなってくると気になるのは桜の開花ですよね。

今年は平年よりかなり早く開花するとの予想も。

三浦半島には桜の名所と言われるところが数多くありますが、横須賀のヴェルニー公園もそのひとつ。

昨年の桜の時期に訪れた時、とてもきれいだったので、開花には少し早いですが、お散歩がてらお出かけしてみました。

ボードウォークから大型艦船を望むことも

ヴェルニー公園は横須賀市の東側に位置する、海に面した公園です。

最寄り駅はJR「横須賀駅」で、改札を出てすぐのところに公園の入口があります。

また京急「汐入駅」からも歩いて5分くらいです。

周辺にはコインパーキングもあります。

公園のすぐ近くには「コースカベイサイドストアーズ」というショッピングモールがあり、こちらの駐車場を利用することも可能。

こちらにはレストランやショップのほか、映画館やアスレチック施設なども入っていて、利用料金に応じて駐車場のサービス券がもらえます。

横須賀本港に面したこの公園は、右手に米海軍、左手に海上自衛隊の基地があり、海沿いのボードウォークから大型の艦船を間近に見ることができるめずらしい場所でもあります。

かつては「臨海公園」と呼ばれていましたが、バラ園や噴水などが設置されたフランス庭園様式に整備され、「ヴェルニー公園」という名称に変更されたそうです。

横須賀の歴史を感じながらお花見も

今日は汐入駅に近い「ヴェルニー公園前」の信号横の入口から入ってみました。

公園に入ってすぐの右手には広場があり、子どもたちがボールで遊んでいます。

そのまままっすぐ進むとさくらの広場に。

桜の木のつぼみを見てみると、ふくらんではいるものの、まだ固そうで開花にはもう少しかな?というところ。

こちらは昨年の写真ですが、満開になるととてもきれいで、お花見を楽しむ人たちでにぎわいます。

さくらの広場の先に洋館が見えてきました。

この建物は本州最古の洋館のひとつだった「ティボディエ邸」の外観を再現したミュージアム。

中に入ると大きなタッチパネルが。

三浦半島の地図が大きく描かれ、タッチすると歴史やおすすめスポットなどを見ることができます。

館内にはティボディエ邸の当時の室内の様子を再現したコーナーや、日本を開国へと導いた横須賀の歴史を知ることができる展示ブース、体験型ムービーシアターなどがあります。

このミュージアムにはスタッフの方が常駐していて、展示物の解説や、歴史にまつわる裏話も教えてくださって、とてもためになりました。

ティボディエ邸の近くには、今年オープンしたばかりのレストラン「アマルフィイ マリナブルー」もあります。

目の前が海というロケーションもあって、早くも人気のようです。

春と秋にはローズフェスタも開催

この公園の海に面した部分はボードウォークになっていて、数メートルおきにベンチが設置してあります。

そして公園の中心部分にはフランス式の花壇が続いていて、100品種以上、約1300株のバラが植えられています。

見ごろを迎える春と秋にはローズフェスタというイベントが開催され、ライブやマーケットなどのさまざまなイベントがおこなわれるそうです。

今日も多くのスタッフの方がバラの手入れをされていました。

さらに進むと何やら大きな筒状のものが置かれています。

こちらは旧日本海軍の戦艦「陸奥」の主砲なのだそう。

その奥には海に浮かぶ海上自衛隊の艦船が見えています。

近くに進んで見るとすごい迫力!

公園の一番西側にはJR横須賀駅からすぐの入口があります。

こちらの入口近くには、この公園の名前にもなっているヴェルニー記念館が。

幕末にフランス人技師のヴェルニーを招いて建築された横須賀製鉄所(後に横須賀造船所)では多くの船が造られ、日本の近代化に大きく貢献したといわれています。

このヴェルニー記念館には製鉄所で使われていたスチームハンマーが展示されていて、その仕組みを体験できるコーナーなどもあります。

潮風を感じながらボードウォークをお散歩したり、迫力ある艦船を眺めたりと、見どころいっぱいのヴェルニー公園。

横須賀の歴史を体感できる施設もあり、桜やバラが開花するときに訪れてみるのもおすすめです。

ぜひ遊びに来てみてください。

ヴェルニー公園

住所:神奈川県横須賀市汐入町1-1
アクセス:JR横須賀線「横須賀駅」から徒歩1分
京急線「汐入駅」から徒歩5分
TEL:046-845-6660
開園時間:24時間
休園日:なし

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。