優しい風が流れ、穏やかな休日。
家にいるのはもったいないけど、電車に乗って遠くまで行くのは…。
そんなことを思いながら、駅周辺をのんびりと散歩してきました。
駅近とは思えない自然たっぷりの穏やかさ
藤沢市と茅ヶ崎市をまたがる辻堂駅。
近年ではショッピングモールや大型病院などの開発も進み、
湘南エリアの中でも人気の駅のひとつです。
今回は、そんな辻堂駅西口の海方面を散歩することに。
西口から徒歩約9分ほどで、賑わう駅前とは裏腹に、のどかで穏やかな空気が流れます。
そんなところに、大きすぎず小さすぎずな公園を発見。
茅ヶ崎市の「浜竹東公園」です。
木の断面をイメージした看板がかわいいですよね。
平成初期に作られたということで、公園の中では比較的歴史の浅い公園です。
遊具が少ないからこそ遊び方はさまざま
公園に入るとまず目にしたのは、すべり台。
アスレチックのような仕掛けと、カラフルな原色が特徴的です。
覗きこむ穴がいくつもあるこの遊具は、あまり高いところに登れない小さなお子様でも、
かくれんぼなどで楽しめますね。小さな穴から手を伸ばして、
子供をびっくりさせてみるのも面白いかもしれません!
反対側にはまたがってバネで遊ぶ遊具があります。
他の公園ではパンダや馬のイラストを見かけますが、
カメとアヒル…?は珍しい組み合わせです。
公園の中央にはボール遊びやバドミントンができるフリースペースがあります。
私が訪れた日は、小学生が虫取り網とカゴを持ち、楽しそうに走り回っていました。
遊具が無くても楽しめるピュアな子ども心、素敵ですよね…!
ベンチもあるので、私のように大人が一人で散歩をしてゆっくりとすることができます。
愛犬との散歩中にお水を補給する方もいらっしゃるようですね。
シンプルな公園に潜むさまざまな仕掛け
何の変哲もなさそうな公園のように見えますが、
実はちょっと変わったポイントがいくつかありました。
まず、公園の入り口ではすずめのオブジェがお出迎えしてくれます。
大きさと言い、向きのバラつきといい、とてもリアルです。
このオブジェが印象的で、地元では「すずめ公園」と呼んでいる人もいるんだとか。
「すずめ公園前で待ち合わせね」と子どもの待ち合わせ場所としても使えそうですね。
水飲み場兼手洗い場は、ペンギンの形をしています。
少し年季が入った様子はありますが、自然の緑と土の茶色に囲まれた中で、
スカイブルーのペンギンはとても目を引きます。
そしてその隣は…!思わず2度見してしまいました。
災害時用の井戸が設置されていました。
電気なしで水を汲むことができる井戸は、水道や電気が止まってしまった際の
生活用水として使うことができますね。
お近くにお住まいであれば「浜竹東公園には井戸がある!」と覚えておきたいポイントです。
私含め、井戸をほとんど目にしたことがない子どもたちにとっては
「これなんだろう?」や「昔は手動で水をくみ上げていたんだ」と勉強になります。
初めて見たら、間違いなく一度はくみ上げてみたいですよね!
他の公園では見かけないものがいくつもあるので、そうした違いを見つけるのも、
子供も経ちにとっては楽しい冒険になりそうです。
駅近でありながら、静かにのんびりとリフレッシュできる「浜竹東公園」。
辻堂駅の海側を散歩する際は、ぜひ訪れてみてくださいね。
浜竹東公園
住所:神奈川県茅ヶ崎市浜竹3丁目5−1875−1
交通:JR東海道線 辻堂駅より徒歩約9分