海へ入っていくお神輿は必見!鎌倉材木座の「乱材祭」

鎌倉材木座の地元住民は、年に1度の五所神社の祭りをとても楽しみにしています。

特に、祭りの最後にお神輿がザブザブと海に入っていく姿は、とても見ものです。

今回は、見どころたっぷりの地元のお祭り、「乱材祭(みざいまつり)」をご紹介します。

出店が楽しい!夕方の子どもフェスティバル

乱材祭は、毎年6月の第2日曜日に開催されます。
その前日土曜日の夕方から、出店が並ぶ「子どもフェスティバル」が開催されます。

夕方になると、地元の子どもたちが演奏するお囃子の音が、材木座の住宅街に響きわたります。
その音に誘われるようにして、大人も子どもも、たくさんの人が集ってきます。

開催場所は、バス停「材木座」の目の前です。

とても狭いエリアにたくさんの出店がひしめていて、人混みでもみくちゃにされることは必須です。

これらの出店は、ほとんどが地元のボランティアメンバーで組織されるものです。

そのため、とても良心的な価格設定になっています。
ラムネは1つ100円、焼きそばも容器を返却すれば実質100円です。

一番すごい行列ができていたのが、駄菓子のつかみ取り。
手のひらいっぱいにつかみ取った駄菓子を、袋に入れてもらいます。

その他、普通の屋台も数軒並んでいます。
フリフリポテトやくじ引きの屋台が大人気でした 。

みんな思い思いのものを購入して、すぐそばの海へ。
広い砂浜で、子どもたちがはしゃぎながら、ポテトやお菓子を食べていました。

非日常!お腹に響くお囃子と荘厳なお神輿

祭りの本番は、翌日の日曜日午前中から始まります。

五所神社の立派なお神輿は3基あり、たくさんのかつぎ手メンバーが集まってきます。
かつぎ手は専用の装束に身を包んでいて、お祭りムードが高まります。

子ども神輿も2基あります。
コロナ自粛以降、久しぶりの開催となるため、かつぎ手も観客もたくさん集まり、大にぎわいとなりました。

独特の「どっこいどっこい!」というかけ声に合わせて、神輿が上下に揺らされます。
非日常の空間に、みんな見とれてしまいます。

主に子どもたちで構成されるお囃子メンバーは、この日のために毎日練習を積んできました。

山車に乗って、お神輿とともに街中を練り歩きます。

おもちゃではない、本物の質のいい太鼓の音が、お腹の中まで響いてきます。
とても心地よい軽快な音色です。

クライマックス!お神輿が海へ

材木座の街を歩き終わる午後3時半頃、いよいよ海岸へお神輿が進んでいきます。

3基のお神輿が砂浜に降ろされました。
そこへ神主さんが、祝詞を唱えます。

海に向かってお祓いをします。
その後、2基のお神輿が、屈強な若者たちにかつがれて、ザブザブと海へ入ります。

海へ入った後も、波のしぶきにも負けず、「どっこいどっこい!」の掛け声は最高潮に盛り上がります。

海の町ならではの非日常の乱材祭、ぜひ一度見にいらしてみてはいかがでしょうか。

乱材祭
開催場所:神奈川県鎌倉市材木座エリア
アクセス:JR横須賀線・湘南新宿ライン「鎌倉駅」東口から徒歩20分
開催日:6月第2土曜日•日曜日

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。