疫病退散!“藤沢江の島 七福神めぐり”江の島 後編

前編のお天気は曇り空でしたが、2日目は青空が広がる天気でした。
今回めぐる江の島側の七福神は、龍口寺と江島神社です。

・毘沙門天(厄除けの神様)・・・龍口寺(藤沢市片瀬3丁目13−37)
・弁財天(商売と芸能の神様)・・・江島神社(藤沢市江の島2丁目3−8)

藤沢駅南口からスタートしました。江ノ島電鉄に乗って10分、「江ノ島駅」でおりてさらに徒歩3分のところに龍口寺があります。

※こちらのイベントは現在終了しております。

日蓮と五重塔「龍口寺 毘沙門天」

龍口寺前の交差点には、江ノ電の線路があります。
先ほど乗ってきた江ノ電が、龍口寺の正門の前を通りすぎていきました。

龍口寺は、あの有名な日蓮宗の日蓮が処刑されそうになった場所です。七福神では毘沙門天を祀っています。前編では、同じ毘沙門天を祀っていたのは白旗神社でしたね。龍口寺はどんなお寺でしょう。さっそく参道から境内へ進みました。

龍口寺の手水舎は龍のかたちをしていて、国の登録有形文化財になっているそうです。
手水舎は、神社やお寺で参拝する前、身を清めるために手を洗うところです。水は生きとし生けるものにとって尊いものであり、邪気を払う神聖なものとされています。龍の口からでる水で手を清めました。

境内には立派な日蓮の像があり、その奥に国の登録有形文化財になっている鐘楼があります。

スタンプ台は本堂の中にありました。参拝をして、本日1つ目のスタンプを押しました。
ちなみに本堂の右手に五重塔があります。写真の右奥に見えますが、神奈川県で唯一の木造の五重塔だそうです。

日本三大弁財天のひとつ「江島神社 弁財天」

続いて、弁財天が祀られている江島神社に向かいました。

先ほどの龍口寺から徒歩1分くらいのところに、江の島行きの“竜口寺”というバス停があります。そこからバスに乗車して5分程で江の島に着きます。

途中、バスが江の島まで続く江の島弁天橋を通ったのですが、学生のみなさんが浜辺で朝練をしていました。昔、この江の島弁天橋が架かる前は、人々は江の島まで干潮時の砂の道を徒歩で渡っていたそうです。

山門までの長く険しい階段

終点の“江ノ島”バス停で降りると、参道の手前には、“江島大明神”の文字が書かれた青銅の鳥居がありました。藤沢市の指定文化財に登録されています。
青銅なので、湘南の海の潮風にさらされて、ところどころ錆びていました。

この鳥居をくぐると、参道の両脇には土産物屋や食堂、旅館がずらりと並んでいます。この通りは、江島神社の参道となっている仲見世通りといいます。
名物は、たこせんべい、夫婦饅頭、しらす丼です。いつも土日は観光客で混雑する、人気の場所です。

仲見世通りをとおりすぎると、朱色の鳥居がありました。
その先に瑞心門がみえます。

竜宮城をおもわせるような瑞心門は、参拝者が瑞々しい心でお参りできるようにとの思いで名付けられたそうです。

上ってきた階段を振り返ると、思っていたよりも急な勾配にびっくりしました!その後は、もう後ろを振り返ることなく、前を向いて一気にのぼりました。

完歩!最高の富士山ロケーション

日本三大弁天は、滋賀県の竹生島神社、広島県の厳島神社、そしてこの神奈川県の江島神社です。

弁財天という神様はインドのヒンドゥー教が由来で、金運上昇のご利益、さらに縁結びや学業成就(弁才)のご利益など、多くのご利益があることで知られています。

長い階段を上ったところ、辺津宮に到着しました。もともと、江島神社は3つの神社 “辺津宮” “中津宮” “奥津宮” からなります。この3つの神様は、天照大神が須佐之男命と誓約された時に生まれた三姉妹の女神様のことだそうです。

本来は3つすべてお詣りすることが正しい参拝なのですが、今回は辺津宮だけ参拝しました。

参拝後、江島神社のスタンプ台をさがすと、辺津宮のすぐそばにある奉安殿の横に設置されていました。奉安殿は六角のお堂で、弁財天が祀られています。

スタンプを押していると、通りすがりのご家族がわたしのオリジナル色紙をみて「スタンプ押しているよ、楽しそうだね!」と話していました。

もちろん楽しいのですが、ウォーキングは思った以上にとても疲れるので、小さなお子様と一緒の場合は、バスもうまく利用してくださいね。

8つのスタンプを押し終えたので、記念に一枚、写真を撮りました!

さて、完歩したところで、毎年恒例のおみくじをひくことにしました。

いくつかおみくじの種類がありましたが、せっかくなので“江の島みくじ”にしました。おみくじの結果は、のちほどご報告します。

参拝も終わり、江ノ島駅に戻ろうと階段を降りようとしたところ、疲れからか、階段の手前でよろめいてしまいました。ちょうど横を通りすぎた巫女さんが「階段お気をつけてください」と声をかけてくださいました。

江島神社の参道はとても階段が長いので、休憩しながら参加するのをおすすめします。

急な長い階段をゆっくりおり、仲見世通りの青銅の鳥居まで戻ってきたところ、近くにインスタ映えするスポットがあるということで立ち寄ってみました。江の島ホテルの敷地内にあるハートのオブジェです。
オブジェの先には、小さいですが、はっきりと富士山が見えました。このオブジェ、夜はイルミネーションで彩られるそうです。

完歩賞!2023年は兎の手ぬぐい

完歩しましたが、じつはまだ旅は終わっていません。完歩賞の干支手ぬぐいをゲットして、みなさんにお見せしたいのです。
オリジナル色紙を購入した湘南藤沢コンシェルジュでもらうことにしました。

真ん中に最後の完歩印を押して完成です!
最後の最後だったので、ドキドキして手が震えました。

震えたせいか、少し真ん中のスタンプがずれましたが、こちらが完成したオリジナル色紙です!

「おつかれさまです」という受付のみなさんからのお言葉とともに、2023年版の干支手ぬぐいをいただきました。

自宅で広げると、こんな感じでした。
2023年のカレンダーと、全国の厄除け郷土玩具がえがかれたデザインでした。
なんてかわいい手ぬぐいでしょう。毎年、集めたくなります。

さて、昼間にひいたおみくじの結果は...

大吉でした!

また縁起物のお守りは、金運上昇の白蛇でした。弁財天という神様は、蛇のカタチをした神として祀られることもあるので、白蛇は、よりご利益がありそうでうれしかったです。

七福神めぐりの思い出を大事に

たかがウォーキング、されどウォーキング。
七福神めぐりをやってみると、日常生活では見れない景色に出会い、どの場所もわたしにとって新鮮でした。

また、今回めぐったお寺や神社について色々と調べると、昔の民話や伝説、歴史を読み解いたり、歴史上の人物に思いをはせたりできました。

今と昔を同時に感じながら、自分が住んでいる街を楽しむイベント“藤沢江の島七福神めぐり”は、そのキッカケになった気がします。

来年もまた参加できるように、今年一年、健康と安全に気をつけて生活していこうと思います。ぜひ、みなさんも参加してみてくださいね!

第26回新春藤沢江の島歴史散歩藤沢七福神めぐり

開催日 2023年1月7日(土)~1月31日(火)
主催 公益社団法人藤沢市観光協会

今回のスタート地点:JR東海道本線、JR湘南新宿ライン、江ノ島電鉄、小田急江ノ島線 藤沢駅南口

アクセス:
龍口寺(藤沢市片瀬3丁目13−37) 江ノ島電鉄江ノ島駅下車徒歩3分、湘南モノレール湘南江の島駅下車徒歩3分

江島神社(藤沢市江の島2丁目3−8) 小田急線「片瀬江ノ島」駅 江ノ島電鉄「江ノ島」駅 湘南モノレール「湘南江の島」駅 各駅から徒歩約15~23分

【スタンプ台紙配布場所】
小田急電鉄各駅、江ノ島電鉄(藤沢駅・江ノ島駅)、湘南モノレール(大船駅・湘南江の島駅)、藤沢七福神各神社・寺院、藤沢市役所観光課、藤沢市内市民センター・公民館、藤沢市観光センター、片瀬江の島観光案内所、湘南藤沢コンシェルジュ、藤沢市ふじさわ宿交流館

【開運干支暦手拭販売場所】
藤沢市観光センター、片瀬江の島観光案内所、湘南藤沢コンシェルジュ、藤沢市ふじさわ宿交流館(休館日を除く)
販売時間:午前9時~午後5時まで

【オリジナル色紙販売場所】
藤沢市観光センター、片瀬江の島観光案内所、湘南藤沢コンシェルジュ、藤沢市ふじさわ宿交流館(休館日を除く)、各寺社(神社・寺院の都合により対応できない場合があります)
販売時間:午前9時~午後5時まで

お問い合わせ
藤沢市観光センター TEL:0466-22-4141

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。