「閉まっているシャッターを明るくしたい!」
という想いから描かれたシャッターアートが腰越には存在します。
江ノ島電鉄株式会社・腰越共栄会・チーム腰越が共同で実行委員会を組む“腰越アートストリート”。その第1弾として描かれたシャッターアートです。
散歩がてら、ゆっくり観に行ってきました。
地元有志が参加する“腰越アートストリート実行委員会”
場所は江ノ島電鉄線「江ノ島駅」と「腰越駅」の間、電車が路面を走る区間にある旧タナベストアのシャッター4枚分。電車通りと呼ばれるこの区間は商店街として賑わっていたのですが、コロナ禍の影響や代替わりなどで廃業した店も多く、シャッターが閉まったままの商店が目立つようになりました。タナベストアも、以前は青果店だったお店です。
“腰越アートストリート実行委員会”に参加している腰越共栄会はこの通りの商店会、チーム腰越は“腰越が好きで腰越のために何かをしたい人”が集まった地元有志です。
チーム腰越はこれまでに「腰越街歩きマップ」や「腰越御朱印帳」を制作したり、「おもちゃ花火大会」「腰越ハロウイーン」などをおこなったりしてきました。腰越のイベント運営には、地域の人たちが多く参加しています。みんな地元が大好きなのですね!
アーティストは「かおかおパンダ」さん
第1弾のイラストを手掛けたのは、鎌倉に住むアーティストのかおかおパンダさん。地元で幅広く活躍していて「腰越御朱印帳」をデザインしたのもかおかおパンダさんです。
今回のシャッターアートは、漁師町の腰越のイメージで船・海・太陽・そして江ノ電をデザインしたそうです。かおかおパンダさんの下絵に江ノ島ともだち幼稚園の園児25人と、腰越協栄会の有志や通りすがりの方(!)が色を付けました。にこちゃんマークは色塗り担当の人たちが自由に描いたものです。
そして2023年11月11日、かおかおパンダさんがライブで仕上げのペイントをおこないました。
地元の人たちが協力して描きあげたシャッターアートは、見ているだけでわくわくしてきます♪
かおかおパンダさんはこれまでにも、江ノ島電鉄100周年記念企画看板アートや鎌倉市営プールの壁画、茅ヶ崎市の東海道線跨線橋「ツインウェーブ」側面の巨大壁画、モノレールのラッピング車両などを手掛けてきました。海の近くでいくつもの壁画を見ることができるので、明るく楽しい作品を探してみてください!
アパレルブランド「ONE KAMAKURA」の小野さんがプロデュース
全体のスケジュール管理やアーティストとの連絡役を担ったのは、江ノ電沿いでアパレルショップ「ONE KAMAKURA」を営む小野修平さんです。
「地球、海や太陽などの自然一つ一つに感謝をしながら…ONEを通じて形となる」をコンセプトとし、海や自然をアクセサリーやTシャツで表現する小野さん夫妻のお店の場所は、神奈川県鎌倉市腰越2丁目16-4。ちょっと面白い立地にあるので、一度訪れてみると楽しいかもしれません。
なお、腰越アートストリートでは以下の協力者を募集しています。
所有店舗のシャッターへのペインティング協力
協賛金協力
ボランティア協力
興味のある方は、ホームページをご覧ください。
まだ1枚だけですが、2枚目、3枚目と増えていくのが待ち遠しいシャッターアート。江ノ電を降りてゆっくり眺めるのであれば、枚数は少ないうちのほうが楽かもしれませんね。
ライブイベントはホームページで告知されるので、タイミングが合えば第2弾は描いているところを見に行こうと思います。
旧タナベストア
住所:神奈川県鎌倉市腰越3丁目17番
アクセス:江ノ島電鉄線「腰越駅」徒歩3分
営業時間:常時
定休日:なし
駐車場:なし