学問の神様菅原道真公を祀り、福岡の太宰府天満宮、京都の北野、とともに三天神社と称される鎌倉、二階堂にある「荏柄天神」。
初天神祭(筆供養)が行われ神事のあと、愛用していた筆や鉛筆を焚きあげて供養し、書の上達を祈願します。
境内には紅白の梅が咲き、菅原道真公の祀られた本殿をぐるりと絵馬が囲みます。
梅を愛した菅原道真公は、5歳のときにすでに梅の和歌を読んでいたそうです。
道真公が住んでいた天神御所は別名「白梅御殿」、別邸は「紅梅御殿」と呼ばれ、九州の大宰府に左遷になった時にこの御殿の梅を見て詠んだ「東風(こち)吹かば 匂いおこせよ 梅の花 主なしとて 春をわするな」はとても有名ですね。
本殿の扉や飾り布にも梅の模様を見ることができます。
また、荏柄天神社の本殿は1622年徳川幕府により鶴岡八幡宮の若宮の本殿が移築されたものだそうで、鎌倉唯一の鎌倉時代に建造されたものなのだそうです。
知れば知るほど、鎌倉って奥深く面白いですね!
鎌倉市二階堂 最寄駅:JR横須賀線・江ノ電「鎌倉」駅。
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