日本の夏の風物詩のひとつ「灯籠」。
そもそも灯籠とはどんなものかご存知でしょうか?
灯籠という漢字の「灯」は明かりを、「籠」はカゴを表します。
中に灯すロウソクなどの明かりが風で消えないように、
竹、木、石、金属などで作られた枠を紙や布で囲って作られており、
中から漏れ出す幻想的な光が印象的です。
灯籠流しに使われる灯籠は水に浮かべられるような
小さめで素朴な風情のある美しい照明です。
日本人の生活には、祖霊信仰といって自分の祖先を祀る行事が根付いています。
お盆には特別なお供え物をして
祖先の霊をもてなしたり、お墓参りをしたり、
そしてお盆の終わりには「送り火」といって、
祖先の霊が帰っていくのを明かりを灯して見送ります。
灯籠流しはこの送り火の一種であり、
祖先がいつも見守ってくれていることへの感謝の気持ちを込めて、
お供え物などと一緒に灯籠を川や海に流すのがならわしとなっています。
また、先祖を祀るという意味だけにとどまらず、
平和祈念や鎮魂のイベントとして灯籠流しが行われることもあります。
昔は川や海に流しっぱなしにされていた灯籠ですが
現代では環境への配慮から
水面に浮かぶ灯籠を回収したりするなどの対応がとられている場合もあるようです。
また龍口寺のように灯籠流しに代わり、
境内にてロウソクを灯して灯籠供養を行うなど
時代とともに供養の仕方も変化してきています。
灯籠の本来の意味を理解すると
より一層にこの灯りが風情ある美しいものに感じられそうですね♪
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