ハイキング初心者にもオススメ!逗子の「浪子不動ハイキングコース」

寒い日が続くと家に閉じこもりがちになって、ついついおやつに手が伸びてしまう私。

「これじゃマズい!」と一念発起してハイキングに挑戦することに!

でもいきなりハードなところはちょっと…という私にもぴったりのコースが。

それは逗子の披露山公園から海岸まで、なんと片道15分という超お手軽なハイキングコース。

まずは披露山公園へ出発!

海を見渡せる山の頂上からスタート

披露山公園は晴れた日には相模湾から江の島や富士山、伊豆大島まで見渡すことのできる絶景ポイントなんです。

すべり台やブランコなどの遊具もあり、ニホンザルやウサギなどの動物も飼育されていて、子どもたちにも人気のスポット。

逗子駅または鎌倉駅からバスに乗って披露山入口で降り、坂道を20分くらい登ると公園に到着。

公園内には無料の駐車場もあるので、今日はこちらに車を停めました。

その駐車場のすぐ横にハイキングコースの入口が。

奥には海も見えるけど、ほんとに海岸まで15分で行けるのかな…?

ちょっと不安になりながらもハイキングスタート!

鳥の声とせせらぎの音に癒されながらハイキング

はじめは普通の坂道ですが…

歩き始めて5分も経たないうちに大きな木々に囲まれ、逗子市内とは思えないような自然が広がっていることにびっくり!

道は歩きやすいように整備されていますが、崖の横の細い道や丸太で作った階段などもあるので、転ばないように気をつけながら歩きます。

いろんな種類の鳥の鳴き声がこだましていて、上を見上げると木の上に大きな鳥の巣が。海に近いし、トンビの巣かな?

冬なのに緑が多くジャングルのようなところがあるかと思えば…急に開けた場所に出たり、沢にかかった木の板の上を歩いたり。

深い森の中を歩いているような気分になります。

水が流れる音が聞こえると思ったらなんと滝が!

このところ雨が少ないので水量は少なく、写真ではわかりづらいですが、木々の奥に滝が流れていて、水音が周囲に響き渡っています。

この滝は小川になっていて、ここからは歩道に沿って流れています。

川を渡る小さな橋もあり、水が流れる音が耳に心地いい!

途中、標高を表示した看板も見かけました。

逗子は海に面した街なので、避難のめやすとして街のあちこちにこの表示を見かけますが、こんな山の中にもあるとは驚きです。

ついに道の向こうに海が見えてきました!

最後の階段を降りると浪子不動(高養寺)があり、目の前に海が。

途中、写真を撮ったりしながらでも15分くらいで着きました。

私のような初心者やお子さんのハイキングデビューにもオススメのコースです。

大きな木々や滝、小川、そして鳥や草花や虫などを観察しながら、本格的な山道を歩く体験ができますよ!

ハイキングの後は海辺でひと休み

高養寺は古くは「波切不動」と呼ばれていましたが、明治の文豪徳冨蘆花の小説『不如帰(ほととぎす)』がここを舞台としたことから、ヒロインの浪子の名にちなんで「浪子不動」と呼ばれるようになったとか。

寺から海の方を見ると椰子の木の間に「不如帰」の文字が書かれた大きな石碑が見えます。

左手に少し進むと海へと降りる通路が見えてきます。

こちらは葛ケ浜と呼ばれていて、タイミングが合えば浜に降りて磯遊びもできる穴場ポイント。

今日は潮が満ちていましたが、海を間近に感じることができました。

134号線沿いに歩いて、食堂やカフェがあるロードオアシスという駐車場を通り過ぎると逗子海岸が近づいてきます。

海岸への出入口と反対方向に進み、新宿稲荷の前を通って住宅街を抜け、坂を登ると披露山公園に戻ることができます。

こちらのルートで公園に戻り、今日は計1時間くらいのウォーキングとなりました。

山の頂上から富士山を眺め、ハイキングで森林浴をした後、海風にあたる…と逗子の自然を満喫できて大満足!

逗子には「自然の回廊」と呼ばれているいろいろなハイキングコースがあります。

次回は別のルートにチャレンジしたいと思います!

浪子不動ハイキングコース

住所:神奈川県逗子市新宿5丁目付近
アクセス:JR横須賀線逗子駅または京急逗子・葉山駅からバス「小坪経由鎌倉」行きに乗車し「披露山入口」下車 徒歩約20分

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。